英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

心の中で生き続ける

2019年03月07日 | 閑話
今日3月7日は愛犬チビの命日です。

我が愛犬の柴犬チビは、私が小学校6年生の時から飼い始めました。チビが我が家に来て数週間、私は虫垂炎になり、しかも盲腸が破裂してしまい腹膜炎を併発。3時間に及ぶ緊急手術を経験し、「あと一時間遅れていたら命に関わっていた」と医者に言わしめるほど、生死の境を彷徨いました。術後は一ヶ月の入院生活を余儀なくされましたが、面会時間に病院の駐車場でその愛くるしい顔で私を励ましてくれたのはチビでした。

その後、中学・高校・浪人・大学という多感な学生時代を共に過ごしました。大学に通うため東京で離れて暮らしていても、数ヶ月に一度帰省した時も相変わらずな陽気さで、チビは私を迎えてくれました。

そして、長い学生生活が終わりに近づいた1996年3月、チビはフィラリアによる心臓病と老衰のため、実家のリビングで最期を迎えようとしていました。チビの体調が悪いため、私はずっとリビングで寝食を共にしていましたが、4月から勤務することになっていた銀行の支店に顔見せに向かうために私はスーツに着替え、リビングの鏡の前でネクタイを締めていました。私のスーツ姿を初めて目にしたチビは、誇らしげな、そして、安堵感に満ちた表情をしていました。「お兄ちゃん、大人になったな」って・・・。

数時間後、銀行から私が帰宅すると、彼はリビングの真ん中で固く冷たくなっていました。

チビは確かに何かを感じていて、ずっと一緒に時を重ねてきた主人が子供から大人へ成長し、新たな世界へ羽ばたくことを確信できたので、安心して天国へ旅立っていったような気がしてなりません。
この写真は我が家のリビングに飾られているチビです。あれから23年経った今も、ずっと私の心の中で生き続け、私を見守っていてくれています。


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2019年度長野県公立高校入試問題

2019年03月07日 | 指導現場にて
2019年度長野県公立高校入試の英語の問題を解きました。大問ごとの感想です。

【問1】リスニング(20点)
例年通りの内容とレベル。3問→3問→4問のパターン。昨年行ったセミナーで指導した通りに取り組めれば、満点が取れるでしょう(^^)v

【問2】対話・図表読取・英作文等(30点)
6年前から定番となった小問集合的な問題。英作文では、最終チェックポイントとして直前に指導した help の用法を使えれば、良い英文が書けますね(*^^*)

【問3】長文読解(24点)
難易度も例年通りの対話文読解。ただ、設問で読ませる英文が多いので、直読直解を心がけたいところ。

【問4】長文読解(26点)
問3と同じく例年通りの論説文型の読解。英文量は例年よりも若干少なめのように感じました。


問3と問4の長文読解で50点を占めていますので、やはり長文に対するスタミナをつける必要がありますが、英語の長文読解は英語力半分、背景知識半分です。問4は芥川龍之介の小説『蜜柑』についての内容なので、小説を読んだことがある受験生にとっては、英文を読まなくても解けてしまう問題もあります。英文法に基づいた確固たる英語力をつける一方で、普段からいろいろなことに興味を持って、雑学的な知識を増やしておくことも大切。そういった意味でも、小中学生には、日ごろから本や新聞を読むことで活字に親しんでもらいたいです。

ちなみに私は、芥川龍之介の『蜜柑』を読むと必ず、梶井基次郎の『檸檬』を思い出します。
>>『蜜柑』と『檸檬』(2014年2月3日)
文学にはロマンがあります。


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