英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

教材に振り回されるな

2019年03月26日 | 指導現場にて
今日、長野県内の多くの高校で、新高1生を対象としたオリエンテーション(入学者説明会)が行われています。長男もオリエンテーションでの課題になっていたBenesseの「スタディーサポート」に取り組んでいましたが、それを見て今の高校生は恵まれているなと、改めて感じます。

私が高校生だった30年前は、「スタディーサポート」のような準備的教材はありませんでしたし、教科書や副教材は二色刷りのシンプルなものでしかなく、現在のようなカラフルで写真が豊富なものなど皆無。しかし、現在の高校生たちはそのような教材を与えられ過ぎているため、独自の工夫ができない、徹底できないのも事実でしょう。教材は数をこなせば学力が伸びるというものではありません。これと決めたものを何度も徹底して繰り返すだけでいいのですが・・・。

私が大学合格のために使った参考書は本当に少ないです。

【英 語】最高偏差値 74.0
・『基本英文700選』(駿台文庫)
・「潮田の総合英語ゼミ」(代ゼミ単科コース)
・『試験にでる英単語』(青春出版社)
・『英文法頻出問題演習(Part2のみ)』(駿台文庫)

使い倒した『試験にでる英単語』

【国 語】最高偏差値 68.9
・『田村の現代文講義1・2・3』(代々木ライブラリー)
・『土屋の古文講義1・2・3』(代々木ライブラリー)
・『土屋の古文単語222』(代々木ライブラリー)
・『土屋の古文公式222』(代々木ライブラリー)

【政治・経済】最高偏差値 81.7
・『政治・経済ゼミノート』(数研出版)
・『合格ライン突破の政治・経済用語』(文英堂)

以上に挙げたものの他に、赤本と模試の復習を加えた程度でしょう。しかし、これだけでも徹底するのは難しく、教材に書かれていることを隅から隅まで理解する人がいかに少ないか。でも、それが出来れば、偏差値は上がり、新聞や関連書籍も読むなど受験勉強から外側へ目が向き、結果として難関大学は合格してしまうのです。

学力は、教材の数ではなく、絞りこんだものをどれだけ徹底できるかに依ります。教材に振り回されることなく、基本と決めた一冊に没頭すべきです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする