帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

幸運?

2007年12月08日 | 

なんと車が有りました。
たまたまです


そんでもって見てきました。
バイクで高速をひた走り、群馬県のまでひとっ走り。
価格は25万円の、6万km、後は全て希望条件どおりです。

田舎ののんびりした道路をぬけ、店の看板が見えてきました。
「おおー!」やっぱり思ったとおり、某ディーラーをやっている町の整備工場です。
こうした車探しは中古屋で行うのは駄目です(これ本当の話)、実はこうした整備工場とディーラー併設のところは固定客の買い替えが必ずあり、特に農村の多いところは交通の便の問題から、家庭に2台も3台と車が有るのと、それも節税の問題で定期的に買い替えが発生します。
沖縄合宿の動画編集もせずにネットで探しまくっていたところ、運良く発見したのですが、後は整備工場の状態と、整備士の作業服状態、そして店の中に置かれている雑誌の色やポスターのやけ具合、店内の隅にある埃を見ます。
ついでにトイレも厳しく採点?

整備工場がきちんと衛生的に片付けられていれば、経営者の計画的な経営が分かります。
整備士の作業着を見れば、払われている給与と仕事の内容、使われ方が分かります。
店の隅に埃が舞っているかどうかで営業マンが分かり、ポスターや本のやけ具合から、事務の仕事状態がわかります。
これでトイレが綺麗なら100点満天で、非常に信頼性のおけるところである事がわかります。

店についてバイクのエンジンを止め、お!車が綺麗に洗って停めて有ります。
傍にいた従業員?の“おばあちゃん”に「こんにちは!」と声をかけると、「どちらさんでしょうか?」と返って来ました。
少しずっこけて、「車を見に来ました!」とこたえると、「それはまあ、ありがとうございます」頭を下げられてしまい、こちらもつられて同じ挨拶になります。
どちらからこられました?とニコニコ顔のおばあちゃん、そのまま車を見るどころか世間話になってしまいました。
とちゅうで、事務の女性が店からでてきたところ、はっと気が付いたらしく、呼んでくれ、あわてて事務員さんがきて自由に見て下さいとのこと。

遠慮なく外観チェック、まあ、年式から考えれば良、ただ一箇所後ろバンパーにコツン傷がありますが、そんなのは、使っていれば必ずできますのでもちろん無視。
そして下回りを除いてマフラーのさび状態とドライブシャフトシールからのオイル洩れをチェック。
問題なし、よしよし・・・・

今度は車のエンジン部分を・・・と前に回るとあれま、先ほどのおばあちゃん以外に、おじいちゃんまで来てニコニコ顔でこちらを見ています。
「たはは・・・・」(^^:)と一度会釈し、そのままエンジンルームを覗き込みます。 タイミングベルトは今年の夏に交換済み、各部にオイル洩れもなし。
そのほか数箇所点検、よしよし・・・
そして問題のエンジンの下部を覗き込みますが、あれま・・・ガッシリとしたエンジンガードが付いてよく見えない。
そんでもって隙間からのぞくと極めて良好。

「いいねー!」とほくそえみながら、最後に実エンジンチェックをします。
ポイントはまず始動性、そしてアイドリングの安定、エンジンからの異音、何より重要なのはマフラーからの排気です。
キーを差し込んでエンジンをクランク、
あれ???? 再度クランクするも始動しません。
もう一度 ???? やはり駄目・・・。
更にもう一度 ?? 「駄目だーこりゃ!」
と思ったところ、工場から整備士がすぐに来て、あれ?といいながら始動を試みます。
 
エンジン室のインジェクションの配線をはずすと(かぶっている時のセオリー通りですね)クランクを始めます。
やがてエンジンが掛かるも、マフラーから突然「ぶおー!」と水が・・・・

「おわ!」とその量に驚きながらも、出てきた水の色と表面に油がどの程度混じっているかをしっかりチェック。

実はエンジンの冷却系統に問題があると、似たような症状が出ます。
この場合も始動しませんし、してもマフラーから独特のにおいと、この気温ではいつまでも白い水蒸気を排出し続けます。

しばらく吹かしてましたが、やがて水もまったく出なくなり。
排気状態がよくなります、オイル臭もなし、吹かしても白い煙も出ません。
そして良好な燃焼の証拠である水が少しずつマフラーからでています。
匂いも異常なし。

「ハイ」、 なんでマフラーから大量の水が出たのかということと始動時にかぶった原因はすぐ後にわかりました。
実は店の前に展示するときに、斜面に車のフロントが下がる駐車の仕方をしていたのですね。 値段もつけずに雑誌にも載せないでこうした状態で数ヶ月とまっているとこんな事がよくあります。
これだと雨が降るたびにマフラーにどんどん水が入ります。
あるていど、入ると、今度は平地に移した際にマフラー内でそれが排気のふたをしてしまい、始動しにくくなることがあります。
マフラーの構造をしっていると分かりやすいのですが。

排気の状態はOKですから、そんじゃとアイドリングをみれば、ぴったり1千回転で停止、ピクリともしません。 「おおー、GOOD!」

燃焼の不具合や、インジェクションや制御コンピューターに不具合があると、すぐにアイドリングに現れるので、これは重要です。

さて、最後はエンジン音、非常に静かで、インジェクターのタイミング音だけが
聞こえる程度で、これもOK

結局全部OKじゃないですか?

ということで、社長が途中で帰って着たために、諸費用などの話をします。
車検2年付きで、33万だそうです。
家のオンボロ軽は、このところ車検の度になんだかんだと10万近くはかかっています。

ということは「実質20万じゃん!」 こりゃ安いということで、早速購入の手続きをしました。
エンジンの始動のほうは、全く問題ないとの社長さんの言葉、たまたま長い間かけていなかったと、なんか言い分けっぽいのですが、
事務員さんやおばあちゃんおじいちゃん、整備士の態度など、そして先ほどのあらゆる部分を見ると全部合格点。

そんでもって信用に足る為に購入です。
納車までに完全に整備しますという事ですが、なんといっても25万ですからね、安いよ、これは・・・・(^^)

最終的にはもう一度見て決めようと思います。