昨日バイク屋に行った時の話です、平日ですから割と暇なようで、部品(礼のフロントフォークのオイルシール)を出してもらいながら整備士と雑談。
彼も大型のバイクに乗っていますから、何の気なしに「最近おかしくない?」とこちらから話を切り出しました。
自分だけがもっていた感覚かな・・・と思っていて、いままで人に聞いた事は無かった話です。
私の若い頃(おー!年寄りの言い方だなー)は、大排気量バイクの周りには近寄りませんでした、ましてや信号で大型バイクのまえに出る事等、自分のバイク(当時は400cc)の能力を考えれば無謀でして、故にというか考えなくとも自然に避けていたわけです。
もちろん加速力の差が圧倒的ですから、そんなバイクの前に出る事そのものが変なわけですが、最近はなぜか平然と、しかも横をすり抜けてきて私の前にかぶさるように停めるやつが多い・・・・
もちろん大型同士は暗黙の了解で、今でもそうしたことは無いのですが、これがスクーターだと通用しないようです。
確かに最近のビッグスクーターは650ccなんてのもあり、車体も大きく後ろにトランク機能を持っているためにやたらとケツがでかい。
全体が大きく見えるますが、これはほとんどカバードされているためで、基本的に軽く加速もよい。
そこでなんか勘違いするのんでしょうかね? (--)・・・・中には走行中に後ろから抜いて前に出てくるやつまでいる。
下手すると125ccクラスのやつまで同じ事をする時があります。
バイクはその機動性が最大の特徴ですから、ということは、当然にどう動くか分からないわけで、ましてや走行している大排気量者の横を抜くのは有る意味自殺行為なわけです。
ところがそれが平気でできてしまうのが最近の若いやつ(おー!再び年寄り発言)。
私自身はこういったことが有ってもほとんど相手にしませんが、時折度の過ぎるお坊ちゃんがいらっしゃいます、挑発的な乗り方をしてくるやつもいます。
たいてい花ピアスか茶髪系ですが、そういった場合は容赦せずに、後ろからバンバンエンジンぶん回して煽りまくるわけですが。
ほぼ99%は絶対的勘違いしていると確信していますが、先も書いたように彼らはは車体の大きさで考えているらしく、排気量という概念が頭の中には無いようです。
う~ん! ゆとり教育の結果ですかね? (^^;)
それとも誉めて育てた子に多い 俺様体質というか・・・
すこし煽ると前傾姿勢になってフルスロットルで加速して、引き離しにかかるわけですが、こちらはスポーツバイクですから、一瞬で後方にべた着きとなります。
まあ、あまりやりすぎて事故でも起こされると困るのでほどほどにしますが、見ているとそのまま先を走っていた車列をスラロームしながら無理やり抜いていきます。
「あぶねーやつだな!」と思いつつ、自分は死にたくはありませんからやりません。
バイクの絶対台数は車に比べて圧倒的に少ない事から朝と夕方にであうやつは互いに覚えています。
新参者は何度か痛い目にあわせると大人しくなります。
そういえば、バイクの乗り方は一度癖がつくとそうそう変りませんね、以前やたらと危ない乗り方をしているスクーター君がいて、私は一度目の前に飛び出されて事故を起こしそうになったことがありましたが、そいつ、しばらくしてバイクを大型に換えました。
私は「お!でかいのにしたな・・・」と思っていたわけですが。
何度が目にした後、なぜか現在まで彼と遇っていません。
あの乗り方から考えられるのは一つだけですが、そうでない事を私は心から願います。
年末になり、職場が職場だけにクリスマス休みムード、ボス以外は仕事していないなー・・・・・(――;)
そんでもって「バイクいじるよ!」とボスに声をかけると 「OK!」と一発返事。
昼休みにバイクのフロント周りを分解、オイル漏れてしてるフロントフォークをはずしシール交換作業を始めます、しかしひどい・・・・(--;)思わず無言。
「まあ次の車検は絶対に通さない、絶対に買い替えだー!」ここで堅く誓ってみますが、それまでは何とか動かさない事にはどうにもならないのは現実。
バイクの整備はスペシャルツールがたくさん必要なわけですが、たいていは自分の手作りによって同一機能ツールを作成するわけですが、今回は思っても見なかったことが発生。
インパクトを使用する10mヘックスが無い事に気が付いたものの、現段階でバイクはすでにバラバラ。
工具がなきゃシール交換が出来ないわけで、仕方なしにシールをドライバーでこじってみたところ、ぺキッ!っとシールが壊れて更に最悪な事態が発生。
「当たり前じゃー!」と分かっていたのにやってしまうところが私です。
性格の問題というかなんというか・・・・
このまま下手にこじるとインナーチューブが逝ってしまいますから、後にも先にも進めずに半泣き状態となります。 (・・)
ここで焼けになれば確実にパー、そこでいつものようにしばらく心を落ち着けて考える。
出来なければなんとかすりゃいいわけで、その為に神様は頭をくれたわけですから。
と、シールそのものは鉄で出来ているわけではないために、上手くぶった切っちまえばいいわけで、そこでインナーチューブにあたらない微妙な幅でしかも先の鋭いドライバを探してきます。
ハンマーをつかって(本来許されない方法です)垂直にシールだけを切断するように微妙な調整を加えつつ叩き込んでいくと、やがてブチ!という独特の感触が手に伝わります。
お!来たなと思いつつ、そのままもう一本のドライバーをてこにして先端を上げると上手くシールが外れました。
途中から細いドライバー2本を使用して全体を持ち上げるようにすると「あれまー!見事はずれた」。 (^^)V
「おっしゃー!」とここで機嫌をなおして新しいシールへと交換しますが、例のごとくここでも特殊工具が必要、これがとても高価なんですねー。
でも単純に考えれば、シールがうまく打ち込めればいいわけですから、パイプなら代用可能と考ます。
その辺に転がっていた塩ビパイプで径を計って丁度ぴったりなのを準備してあります。
ただのパイプですから、シールハンマ機能なんてあるわけがない、しかし、そこは塩ビのよさで、鉄の部品は傷つかないことから、パイプをまんべんなくシール面に当たるようにスライドさせつつ、ガンガン?叩き込むと無事に入りました。
後は元通り組み立てれば完成です。
はい、この作業ですが、バイク屋で工賃を聞いたところ1万円とのことでした。
むだな出費はからくも避けられたわけですが、なんかいつも乱暴な整備をしているなーと自分で思ってしまうのも正直なところです。
結果はどちらも同じですが、これが金持ちなら専門ツールなんか使って格好よく作業するんでしょうねー多分。
それに比べたら自分はゴミ捨て場に転がっていた塩ビパイプだもんなー・・・・ (――;)