帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

主役の次に

2010年09月28日 | 研究-教育・育児

演劇部からダイレクトにスカウトされた娘ですが、もちろん一つの処に所属して活動する気なんていう考え方が毛頭無いのも家の子。

これは中学校時代からの名残で、娘が部活という世界に所属したのは中学1年生初めのほんの一時だけのことで、互いを拘束し合う不思議な?部活という世界を、たいそう毛嫌いしている事から、基本的には学校ではいつも一匹オオカミみたいな立場でした。

3年間通して部活を全くやらない(ただしウインドは徹底してやった)という、特異な存在だった訳ですから。

ただ、それというのも「部活をしていると高校受験に有利になる」という、一般のお父さんお母さんに信じられている大嘘が、教員の友人が多い僕には全く通用しない事であるし、さらに本人の希望するものが無いのに安易な妥協によって無理やり所属すること(注:それが適している子は除きます)や、それによって消費されるダラダラとした無駄な時間が無意味である事を徹底して教えてきたことも影響している。

それもこれも、「他の人間がやっているから」とか、「友達に誘われたから何となく」ではなく、あくまでも自分の考えで選択判断し、そして一度やると決めたなら必ず一つの区切りを完全にこなすまで完遂させるという
方針にて、又人間性をつくるためにもそうしてきた。

先の部活動のように、親の安心と満足?のための中途半端は絶対にさせないということだ。

そんなわけで、上級生に呼ばれて演劇に出演することになった訳ですが、やっぱりというか・・・部に属す事の無い期間限定(なんだそりゃ?)で、それも出演する演劇それ一本完遂のみで終了!、というのが娘の考え方らしい。

それ一本に全力集中して、それが完遂出来たらその後は再度自分で考えるという、いつものことだ。

昨日、貰ってきた台本を僕に見せてくれたが、台詞の多さはほぼ主人公と同じでかなりの分量、役柄は確かに家の娘そのものという感じ(笑)。

こなしきれるのかどうかなんて俺は知らない、親の立場としての考えもこれと全く同じだ。

自分で判断して行動し、失敗したら非難されて泣けばよい。 そんなことに負ける子に育てた覚えはない。

当然の事だけれど、もうすぐ16歳になるというのに、この程度のことで親にお伺いをたてているようでは、将来どうしようもない人間になるからだ。