帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

アメリカ外交のすさまじさ

2011年01月22日 | Weblog

安保条約と在日米軍で日本を守る意志を明確にしているアメリカ。

日本を守る事がアジアの安定をもたらすという事そのものであるという考えに立っているわけだ。

その日本の沖縄に現在、相当数の米軍戦闘機が飛来している。

http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110113rky00m040002000c.html

機首は最新鋭で世界最強のF22を初めとしてF16が12機、その他諸々で30機以上という、普通では一寸ばかりあり得ない事態になっている。

 

その理由は至極簡単。

 

現在訪米している中国の主席がアメリカでバンバン叩かれているからなのですね。

オバマ大統領との会談では、中国の他国に対する態度(軍事的な物含む)を初めとして、自分勝手な経済取引等やりたい放題の態度をたしなめられた。

訪米前にドル基軸という世界基準にケチを付け、中国の存在感を世界に誇示したまでは良かったが、どの国からもスルーされてけっこう笑わせてくれた。

現地では大統領だけで終わるはずなく、記者連中にまでやりたい放題叩かれるというみっともなさで、

http://www.ntdtv.jp/ntdtv_jap/polity/2011-01-21/411581000453.html

 http://sankei.jp.msn.com/world/photos/110121/chn11012109020038-p1.htm

日本とはえらい違いである。

 

こうした、米国の主席に対する扱い方やニュースに関し、中国国内は胃一斉に報道管制を引いてメディアを通して中国国民へは一切知らされておらず、

 

それというのも、ぶち切れごめんで暴走する可能性の有る軍に対してシビリアンコントロールが最近聞かなくなってきているやばい国内事情であり、報道で主席の権威がすこしでも揺らぐと何が起きるか分からないのが今の中国。

 

これは日頃から解放軍が中国政府と関係でどう動いているかを注意深く観察していれば、両者がどういった力関係なのかは誰にでも分かる事なのだけど、

このところ、政府に黙って軍事力を誇示したりという、解放軍の勝手な動きが多数起き始めている。

元々解放軍は他国に対し存在するために設けられた物ではなく、自国民に向けての(クーデター等を阻止)ものだった訳だが、不必要な余力を付けた事でだんだんと方向と存在が変りつつある。

参考までに、というか皆知っているとは思うが、中国における現在の主力労働年齢(軍構成年齢)は、異常なまでの反日教育を施されてきた世代になった。

今年一つ、数年後には3空母群wp完成配備する解放軍が、幼い頃より日本を叩きつぶす教育を受けてきた者達で構成されるわけであるから、それが何を意味するかは誰にでも分かる事だとおもう。

 

アメリカという国は 相手国に言うことは言う、 日本のようにもごもご口を開かず、相手が察してくれることを期待するような事はしない。

外交と軍事は常に一体であり、経済はその両者が随時機敏に動けるほど安定性する特性を持つが、今の日本政府(民主党)にそれがないことは誰の眼にも明らかだ。

そうした何にも出来ないこの国(現政府)に変って、今回中国に対してアメリカが代弁してくれている多数の事がある事にお気づきであろうか。

 

中国主席の訪米に際して解放軍が最新鋭戦闘機を飛ばし、その情報を意図的にリークさせ、我が軍はこれだけ凄いんだぞと脅しを掛けたつもりか知らないが、

そんなことまるで無かったのように空母2隻を日本近海に展開させ、精鋭アグレッサー部隊のF16をエレメンドルフより沖縄に飛来させることで、暗黙のメッセージを伝えるアメリカ。

 

どれだけこの日本の国民はアメリカから守ってもらっているのだという事を、分かっているであろうか?

 

 

そういえばこれは余談だが、以前フランスから日本へ、再処理された発電用プルトニュームが海上輸送されたとき。

それを護衛していたのは海上保安庁だけだと誤解している人達が多いが、この輸送中に何隻もの米原潜が海底に展開し、不要に接近する船舶へいつでも魚雷発射可能で

有った事実など、誰も知るまい。