子供が成長し、しゃれっ気が出てくると買ってくるのがブーツ.
息子の嫁さんもいるので、どうしてもそれまで収まっていた容積に収まらなくなってくる。
なんとなく片付かない状態の玄関・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ むむむむむ
当然「ブーツ収納箱を作成せよ!」と家内からの下知がくだりるわけでして、しばらくは面倒だな~と、のらりくらりしてけど、だんだん気になってきたぜ!
とりあえずやる気さえ出てくれば、「ヘイヘイ!」ってな感じだったのですが、それを木っ端微塵に打ち砕いたのは、天井釣りブーツ箱なんて~のが無いこと。
専門家具関係やキッチン関係の物以外に適度なものは無く、 数万なんていう馬鹿高い値段である上に重量も重い。
そんなものを取り付けられるように設計していない、家のボロ玄関じゃ~すぐに落下するのが十分に予測できてしまう。
さらに言うなら、女性物ブーツってヒール部分の高さが結構有り、測って見ると結構な高さになることも分った。
「まいったなー」と思いつつ、とりあえずはホームセンターの資材関係をぶらつきながら適度な材料を探すが、一枚1500円なんて馬鹿高い材料ばかりで、その上それそのものが結構重い。
棚板として考えられているからだ。
こんなもの使って造っていたら、あっというまに諭吉さんが数枚飛んでいくし、取り付け後数ヶ月で重さに負けて箱が落ちてくるだろう。
「じょ~だん じゃ~ないぞ~!」としばらく一人で悶々、仕方なしに全面手造りか?
と、思っていたところ、なんと800円で売っていたカラーボックスを発見、安い分?軽くて大きさも適度。 オッ!いいじゃ~ん
色は白で、取り付け予定場所のすぐ下にあるシューズボックスと同色にした。 木目でもいいが、玄関が暗くなるので白がよいというのもある。
ところがこれ、肝心の高さ(横置きにしてだが)が430mm(内部は410mmくらい)しかなく、さらに若干強度に不安がある。
こうしたカラーボックスは骨材をぺらぺらな合板でサンドし、最低の強度を出せるようにしているからなのだが・・・
ましてや本来縦置きのものを横に使うことや、天井釣りなんて考えられているはず無く、当然下手に取り付けるとすぐにゆがんで問題が出てくる。
そこでこれを基材にして不足部分は適度な補強をいれ、骨格部分を支持して取り付けることで重量を分散し、問題が起きないようにすることにした。
まず高さだけれど、足りない分は、本来上下を仕切るはずの板を切って上へ継ぎ足して高さを出し、前部分は本来後ろに当てるはずの背板を切ってあてた。
蓋など付いているはずが無いので、適度なものは?と探したところ、きちんとした棚板だが処分品が1250円だったので、これにした。
もちろん蓋の重量で、たれ下がってくる可能性があるために、扉用蝶番のすぐ上、継ぎ足し部分にうまく隠れるように丈夫な補助補強材を右から左に通るように入れた。
*右端上に少し隙間があるのは、これは天井が中央に向かって垂れ下がってきている為で、年月を経過すると高級な家以外は
どこの家でもこんなものです。
問題だったボックス内高さ(横置き状態で)だけど、これは骨を避けるようボックス上部分をくりぬくことで継ぎ足し高さを加えて490mm近い高さを取れるようにした。
天井に誤差無くぴたりとはまるように加工するのがすこしだけ難しいけれど、ほぼ4時間の工作で、完了。
取り付けてみるとドンピシャで(当たり前?)。
問題は強度の配慮が全くされていない壁の取り付けだけど、窓枠のサイドに柱が通っているので、これを使って全体重量を大半を持たせることにした。
本来壁と同じ白いL金具が良いのだけれど、収容の下へぶら下げる予定のものがあり、それが可能な形をしたステンレス製へと変更。
箱の右は玄関扉サッシ枠の木部に木ねじで固定、左半分はまず後ろを窓枠にのせ、後は天井裏を通る天井木材のすぐ近くに専門固定部品を通して留めた。
念のため箱内部の後ろ天井部分も壁に固定金具を打って固定したが、これは正直なところ過剰固定気味。
故にあけるとそれが目つ 「ダッセ~(笑)」 まあ、外見綺麗ならOKにしよう。
中はどうせ靴なので、どんなだろうが家族は気にしないというか、うちの特性が思いっきり出ているな~(笑)
早速出来上がり後にブーツを入れてみたが、全く問題なし。
とりあえず完成だけれど、総額2500円の天井釣りブーツ箱、これで、季節はずれの靴が玄関に出ている状態がなくなるかと思うと、ホッとする。 ピース!