帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

"海の剣士" ハイドロホイル艇 と ワールドカッパー

2012年10月21日 | 研究-教育・育児

いつも何かを捜している、うちの娘の新しいチャレンジ!? 

**この記事末尾の Youtube 動画 斉藤由貴の 夢の中へを聞きながら読んでくださいね** 

今日はフライングモス という ハイドロホイル艇。 

簡単に言うと ウインドサーフィンのセイルを カヌーに乗せ、その船体下に 水中翼船に使われる ハイドロホイルを 取り付けた メチャクチャ難しいヨット。 

 

ワイヤ類が凄い・・・・

速度はウインドサーフィンに匹敵し、 疾走中は船体が空中に浮かび上がるというとんでも無い乗り物。 

日本ではごく一部の人だけが乗れて、女性では誰も乗れた人がいない・・・ 

 

なんでも爆発! でチャレンジしないと収まらないうちのワールドカッパー(娘)

それに挑戦しようと・・・・ 

 

男でもバランス取れるようになるのに何日のかかるのは、 写真を見ての通り、真ん中の細い船体を中心に まるでシーソー しかも片側に人が乗るともう片方には錘がない。

しかも操作は1秒間の間に 10以上の動作をおこなう様なウインドサーフィンと同じで、全てを

風とシンクロさせながら一瞬で終わらせねばならないという恐ろしい船なんです。

セイルサイズは8.0とでかくて、パワーも半端じゃない。 

 

水中翼に足をかけての引き起こし。 ナイフのような船体です。

11時頃コーチ艇&レスキューかねた僕のスループヨットを出し、同時にブレードライダーのセッテイング完了で沖へでる。

娘が訓練開始したのはいいけど、不安定な風とシーソー状態のこの船ののバランスとりだけで2時間以上消費 

ただひたすら沈し、それを引き起こすことの格闘、 まだ海水温さほど低くないとはいえ、結構冷たくなってきている。

大丈夫だろうか?と僕は心配するけど、持ち前の粘り強さがでているところへ、南南東の風にシフトして安定してきた。

次第に沈がなくなり、しだいに走らせることが可能になって、  乗って数時間で走らせられる

人は今まで見たこと無いとコーチは驚き。 

 

両ウイングを水平にもっていくと 空中を飛び始めます。

段々安定した航行が可能になり、そしてタック。

極めて回転性が悪いこのふねを回してしまった、ここでもコーチは口あんぐり。 

 

やがて速度も上げられるようになると、僕の船ではまったく追いつかなくなり、すさまじい速度で前方を走るハイドロホイル。 

船が浮かんでフライイング走行になるまであともう一歩。 視ている僕も手に汗が出ます。

指導してくれていたコーチも力がはいりまくりで、 たった数時間で此処まで走らせられる人は

見たことないと大絶賛。 

で、結果は?というと、 自然は意地悪ですよね~、3時半頃に突然サーマルが終わり、風は微風へダウン。 

18歳少女の 日本初の女性ハイドロフライイングは 叶わないまま終わってしまいました。

乗る人がいないので、うちの娘が実質的に日本初の女性ブレードライダー(海の剣士)。

えらい難しい操作に魅了された我が娘、 でもね・・・ 余りにも高値で特殊。

おいそれと買えないんだよね・・・・ 

 

飛行まで後もう少しの状態・・・・  湘南は江ノ島が向こうに見えます。

 

 

 

 

 

  

【斉藤由貴】夢の中へ