昼休みに ブレークルームを通過した時、 「ピピ!」 という声が耳に入った。
あれれ?
部屋に入って全体を見渡すと、額縁の上に居ました。 ムク鳥のムクに続いての迷子さんです。
天井隙間だらけだし、 野鳥の楽園だからな~この辺は・・・・
とりあえず やっかいなところ(天井高のある装置室)へ行ってしまうとレスキューがほぼ不可能になってしまうので、部屋の扉をすべて閉めて保護開始。
でもね、この子は結構飛べて、体色がまだ親と違うのと、尾がわりと短めなのでまだ幼鳥だと分るけどすばしっこい。
しばらくの追いかけっこの末、ヒナが疲れたところで「確保~!」
*そんな目でみるなよ! 食べはしないから(笑)
よしよし、お腹空いたろうし、怖かっただろうね・・・・と、 指先で頭をコリコリ撫でると、せっかくなので写真を一枚だけ撮らせてもらった。
喉が乾いている可能性があるので、少しだけ水を割り箸で飲ませ、その後すぐに外に出ると、大空へと放鳥。
「ムクが生きていたら今頃どうだったろうか?」とつい思ってしまう。
「頑張れ~ ちび助!」 飛んでいく後ろ姿を見送りつつ、一人つぶやく僕でした。