いくら軽いとはいえ、20kgは重さがある上、横抱えとなる事から長距離は持ち運べない。
せいぜい30m 砂浜だと足を取られるので、さらに運搬できる距離が短い。
しかもカヤックを汗だくで運んだ後にパドルや釣道具をチクチクと運びたくないし・・・・
なので、 釣道具を満載したままカヤックを簡単に運べるドーリーが、どうしても必要。
ただ~、メーカー製の物はでかいし、重いし、邪魔だし、 なにより値段が1万から2万はする。
「そんなもん買えるかい!」 と思う僕は当然??手造りします。
材料は余り物の、端材イレクターとその部品、タイヤ車軸は 以前造ったウインドサーフィンキャリアの物を使います。
キャリアとタイヤ車軸は脱着可能な構造にしていましたから当然ドーリーにも使えます。
まずはカヤックの貫通ホールの径を測り、 約32mm と問題なくイレクターパイプが入ります。
次に、地面からドーリーが浮き上がる高さを簡単に計算しますが、これは片腕で船の先端フックを握って、水平になる高さとします。
構造はバカみたいに簡単な物が良く、 尚且つ丈夫であり、 さらには分解して持ち運ぶ事が出来るという、 僕のポリシー(3大条件)を満たさないと意味が無いので、そうした構造とします。
でもって、出来たのがこれ。
一度テストで、船を載せたら、 水平のパイプでキールを支えるわけですが、いくら強度が有ると行っても、あまりいい感じでは無かった・・・・
そこで、 ホール穴自体は船の剛性を高めるために設けられているので、そこに重量分散させる事に設計?を変更して、ゴムを取り付けました。
ホームセンターで適した 戸当たりゴムを探したら、 大きさ的にも堅さ的にも丁度いいのを発見。
ただ、イレクターパイプを貫通するようには造られていませんから、ホルソーにて大きな穴を造ります。
すぐ抜けてコロコロ落ちるのが嫌なのできっちりに造ったところ、簡単に差し込めなくなり、
水を付けて「ソリャ~!」と力ませに押し込んで完了です。
制作費は 端材使ったのと、タイヤ車軸はウインドのを使いまわしているので数百円程度。
分解できる構造なので、バラしてみますが、こんな感じ。
さっそくカヤックの下からドーリーを差し込んでみますね。
バランス的に丁度いい感じかな・・・・ 運ぶときは船の先端のフックを手で握れば軽く運べるし、
見ての通り、上の部分は荷物がわんさかと載るので何度も車と浜を往復せず一発で荷物を運べるのでOK。
運んでいるときの感じはこんな風です。 実際にハンドル握って動かして見ましたけど、
船が水平になり、 とにかく楽、軽いし。
タイヤその物の幅が余り無いので砂浜が心配に思えますが、ウインドの道具満載したときも平気でしたので、 カヤックひとつなら全然問題ありません。
タイヤ相互の間隔が広いので、 安定性も抜群。
一寸した運搬器具なんですけどね~、 楽さが全然違いますから
これでドーリーは完成したので、次はアウトリガーとセイルを載せられるようにする事。
アウトリガーは、いくら安定性のあるフィッシングカヤックと言っても、横波に弱い面が有ることから安定性を作り出すのと、もう一つセイルを搭載したときにハイクアウトが出来ない事から、必需品なんです。
アウトリガー無しでセイル載せるといとも簡単にひっくり返る (笑)
アウトリガーそのものは、木製や 浮き輪みたいなビニール製、 ボートフェンダーを応用した物や、中には発布スチロールを袋で包んだもの、ペットボトル等々皆さんそれぞれに工夫をされている様です。
僕は 捨てられずに家に保管されていたボディボードを真っ二つに切って、
それを応用して造る予定です。
一応はボードをカットして カヤックの横に並べ、マストを立てるイメージ作り。
まずはアウトリガーを作成して、それに付け足すようにマストを立てますが、トリマランだなこりゃ 爆笑!
そうそう、ラダーも造らないと・・・・・・