帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

硫化水素 (@@;)汗

2015年11月12日 | ハイエースキャンピングカー メンテナンス

やばかった~! 下手すりゃ死んでしまうところだった・・・・・・

 

走行充電リレーを交換した話はこのブログにて少し前にあげましたけど、

その後しばらくして、 走っている車の中が何か臭う?

卵の臭いというか、 硫黄臭のような?

何だろうな~とは思うのですけど、特に腐敗するような物を載せてはいないし?

 

エンジンをかけてすぐの時は臭いが無くて、 30分も走ると強烈に充満してくる。

窓を開けると寒いから、そのまま乗っているとコンビニとかで買い物した後に車に戻った際に

なんだこりゃ??????という感じ。

鳥かネズミでもエンジンルームや車内に潜り込んで死んでるんじゃ無いだろうな~?と、一度全部荷物を降ろして調べたけど、まったく見当たらないし。

 

何が原因か?に気付いたのは、後ろにあるインバーターの低電圧アラームが鳴ったため。

荷物を載せた際、スイッチに何か当たって知らない間にONになって、エンジンを切ったときに

突然アラームを出した、あれれ~?

 

たしかサブバッテリーは走行充電リレーを交換したからきちんと電圧かかっているはず?

それがアラーム???ということは・・・・・・・

 

「えっ!」、「もしかして!」と慌ててサブバッテリールームを開けたら、

「ギョエ!」 凄まじい硫黄臭、 「硫化水素だ!」と瞬間的に悟った僕。

硫化水素は自殺にも使われるガスで、どうりで硫黄臭が車の中に臭い始めた時から体調がおかしくて怠く、しかも運転しているときに目がやたらとしみて涙が出ていた訳だ。

普段PCのディスプレイを見ることが多い為に、普段からドライアイ気味になっているので簡単に粘膜がやられ、それはタマネギを刻んだ感覚に近い。

多分、肺や内蔵にも何かしら影響が出ていたと思う。

気づかなかった・・・・・・・  ”大丈夫だろ”と思う先入観は非常に危険である事を経験的に知っているのに、思い込みというのは恐ろしいものだ。

 

気づいて、すぐにバッテリー端子を外し、 側面に手を当ててみると二つのセルが加熱していて、おまけに希硫酸の注入口蓋にある小さなガス抜き穴からシューシュー音がしている。

これが原因???

*すっかり減った希硫酸

上から覗き込んだら 液が無い。

 

ちなみにすぐ横に積んで有ったブースターケーブルの、銅部分が黒く変色してしまった。

下手すりゃ発火していたか?とも思う。 

このバッテリーは少し古い物ではあるけど、そんなに古いわけでも無く、特に異常があったわけでも無い。

「何でだろうか?」と思う物の、特段原因が明確に解るはずも無く、安物バッテリーだからか? そうかな~~~?

可能性が有るとするなら、

走行充電リレーを変えたことで、フルに充電電圧がかかるようになって、それにより何かバッテリー内部で起きたか?になる。

電子リレーが内部でパンクして一度完全放電した事があり、その後容量は小さいけど機械式リレーに交換した。

バッテリーも交換すれば良かったのだけど、来年の夏前にでいいか!という感じでいて、交換した機械式リレーも容量不足故に内部抵抗かなんかで電圧が上がりきれず、10~12Vという電圧だったか?????

そこに来て、今回大容量機械式リレーで、ドカンと正常な14V近い電圧がかかり、内部放電による極板の劣化が起きていたところに、どんと充電電流、当然に内部が過熱して希硫酸がガス化して、それが硫黄臭。

というのが妥当だと思う。

ちなみに、希硫酸の量は走行充電リレーを大容量の物に交換した際に確認していたので 

それもまさかの理由の一つ。

これまで生きてきて、仕事の面でも膨大な数のバッテリーに携わって来たけど、今回のは初めての出来事でした。

まあ、エンジンかけて走行しているから、大部分のガスは放出されて、内部には少しだけ入り込み、ただし停車した際に室内にかなり入って来ていたのは間違いない。

サブバッテリールームに通気口はあるんだけどね・・・・

まあ、これがエンジン用のメインバッテリーならエンジンかからなくなるから、ここまで行く前に交換となる。

問題はサブバッテリーでして、夏などの冷蔵庫を起動したりする季節以外はほぼ忘れ去られている存在。

これからは定期的に点検しないと駄目だな~ 

でもって、新しいバッテリーが届いたので交換しました。

配線を接続、そしてエンジン始動。

電圧計の数値14.2V前後。

新品バッテリーは良いですね。