先週の土曜日に交換したベアリング。
タイラップの端っこでグリスほじくってみたらメタル片があったように思えたので、 洗浄してバラしてみました。
でも、メタル片は全くありませんでした。 すいません。
太陽光の当り方で、輝いているように見えただけの勘違いでした。汗汗
傷んだベアリングはどうなのかですけど、
まずはハブ側、ベアリングになんとなく艶が無い感じがします。
そしてナックル側、 表面に取り切れなかった油分が残っている感じです。
レースとベアリングとの当たり面ですが、
ハブ側
そしてナックル側
両方比較しても殆ど差が無く、目で見た感じでは、まったく問題無いように思えます。
そこで、ベアリングを取り出して、 双方の玉を一つずつ取り出して磨き、比較しました。
右がハブ側 左がナックル側
明らかにハブ側の方に艶が無く、全面に小さな傷が入って摩耗してるであろう事が判ります。
両方の玉の大きさに差でもあるのだろうか?と思うんですけど、 目で見た感じでは全く同じに見えます。
マイクロメーター(1/100mm)かなにかで測れば差が出るかと思いますが、 手元にないので、すいません。
手持ちの、ノギス程度の測定器(1/25mm)では、誤差は判らないと思います。
このボールは、べーアリング内部にグリスと供に封入され、 長い年月の間に少しずつ摩耗していくのですけど、
為の表面に少しずつ傷が入って、こうなっただけで走行時に明らかな異音が出ていました。
参考までにですが、 この球を支えている 保持器(リテーナー)の材質ですが、 フッ素樹脂や、 ガラス繊維強化樹脂等々、
時代の最先端技術が使われています。
しかし・・・・このベアリングの精度は日本が世界一。
第二次大戦の時には、今みたいな高精度のベアリングは造れなかった。
それも日本の敗因の一つなんですね。