帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

エマージェンシーコール? 鍵を換えてくれ。

2022年03月27日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

数週間前に、エマージェンシーコール。

例のリフォーム工事を依頼して来た友人なのですが、「なんだべ・・・、なんか問題でも有ったかいな?」と少し不安になって話を聞くと、

「鍵を換えてくれないか~?」という内容。

「どしたん」とさらに話を聞くと、 表玄関の本錠と、面取り付け錠の二つ、そして勝手口の錠の、合計3つの交換を業者に依頼したら、

15万という見積もりが来て、ぶっ飛んだらしい。  

「ぶぁははははは!」 よく有ることです。

 

確かに、建物自体はそれなりの築年数ですから、玄関も今みたいにレバー式じゃなく、 握り玉タイプ。

 

依頼をした最初の業者(鍵専門業者ではありません)の話だと、「ドアが古いのでレバー式にすることは無理です。」

「やるなら玄関ドアごと交換が必要です!」とかなんとか・・・らしい 

 

で、全部ぶっ壊して、真新しい玄関フレームとドアに交換して、 「ハイ! 見積もり約200万円になります」、 とか言われたらしい。 

 まあ~頑張れや、 爆笑!!

 

で、今度は鍵屋さんを呼んで、錠の交換だけ依頼したら、 「古いので適合する錠が無く、 ドアに大きな加工して交換しないと駄目です!」

とかなんとからしく、

某鍵メーカー(元は昭和何とか)のサービス提携店(全面ガラス張りの綺麗なお店)で見積もりしてもらったら、約30万円なり。 

 

そこで、ネットとかで探して、地元の鍵屋さんに来てもらったら、12~15万円。

 

そんなにするとは思ってなかったらしい友人、 そこで僕にコールということ。

一通り話を聞いて、おもわず溜息をつく僕。 ったく・・・・

 

玄関などの錠は、ある意味特殊な側面があって、限られた人しか出来ない物と思われている傾向が有るから、

平気でそういった請求をしてくる。

 

そこで、具体的に何が問題なのか?という、高額になる理由ですが、 まずは予備錠でもある、面取り付け錠。

これがなんとも古い、  とうぜん?というか、代替え品など無い。

ただ、機能的には全く問題無く、 壊れてもないし、 機能的には問題無い。

 

そしてもう一つは 玄関本錠で、 古い形式の、握り玉式。

勝手口はこれ

これを、 今のレバー式に交換してもらいたいというのが友人の希望。

 

で、「解った!なんとかするね!」と電話を切ってから、 適合する物を探し始めたんですけど、

得きる限りコストを抑えて、でも高性能ディンプルタイプでないと嫌だというので、それが問題。

*ちなみに現場に採寸とかには行きました。

 

面取り付け予備錠の方はすでに生産中止になっていて、 これは代替え品のシリンダーの交換すれば十分なのですが、

調べるのに多少の苦労。

いくつかの鍵専門屋さんにも問い合わせたけど、「知らない!」という返事ばかり。 

まあ、金ふんだくれないケースは適当にあしらいたい本音がまる見え。

 

仕方なしにメーカーに問い合わせると 例のごとく”提携店に問い合わせろ!”とかいう対応で、 一応そちらに連絡したら、

「現地に行って物を見ないと判らん」とかのたまわり、見に来るだけで万単位の出費になる。

 

さすがに「ふざけんなよ!」 と思い、 生産メーカーに直接ねじ込んだら、何とか回答あり。   

で。1週間のメールやりとり(やる気無し感が全開)。

本当にふざけた話ではありますが、 わかりゃ~こっちの物なので、すぐにシリンダーを手配。

 

向こうは”代理店に注文してくれ”というけど、「部品だけ取り寄せできん!」と言ったのは、その代理店。

 

要は主張費、交換取り付け、そして調整で 5~6万コースでないと 部品すら出さないという態度。

解りきっては居るけど、さすがに怒りマックス。

当然、調べまくって、 やっと在庫有るところを見つけて取り寄せました。

シリンダー一つ、たったの5千円程度。

 

次! 玄関と勝手口の本錠ですが、 元々付いていたのは大手メーカーの MIWA製。

これの握り玉式から、レバー式に交換できる代替え品は確かにメーカ純正品として存在していて、楽勝かな???と思ったら、落とし穴。

 

形式HMだと物有るけど、 HMSだと交換できる物が無いと来た。

Sがつくと スリムでそのまま付かないんです。

 

まあ、Sが無いHMの代替え品レバー式は一式で4~5万するのですけど、 取り付けるには玄関ドアにそれなり加工が必要。 

勝手口になると交換その物も不可能と来た。

 

さらに厄介なのは、 友人の希望が普通のキーでは無く、 セキュリティ性能の高い ディンプルタイプが要望なのだから始末に終えない。

 

メーカーに他社の代替え品(適合品)を聞くわけには行かないので、とにかく探すしか無い訳ですが、有りました。

ロック機構の方は何の問題もありませんし、構造的に昔も今も変わりは無いので、 シリンダー系を交換すれば十分。

 

メールで友人に、「これでいいか?」と聞くとOkという事だったので、全部品がそろったので交換に行きました。

 

交換作業その物は、そんなに難しくはありません。

ただ、交換するための各種条件等が合ってないと駄目で、それがややこしくて難しいんです。 故に鍵屋さんがいる。

 

まずは予備錠のシリンダーから交換、次に玄関本錠、そして勝手口錠。

上記に書きましたが、ロック機構その物は何の問題もありませんので、 交換はディンプル対応型シリンダー内蔵の、レバーユニット一式。

 

当然屋内用では無く、屋外用です。

*面倒くさいので、写真は下の物だけしか撮っていません。

取り外された、握り玉。

作業が終われば、 「ディンプル式はスペアキー作るの大変だよ!」と言って友人にキーを引き渡して僕の仕事は終わりです。

 

今回の作業時間は1時間、 部品代は合計で約2万円なり。  

ちなみに僕から友人への請求?は、出張及び取り付け交換、 調整込みで5万円なので、

合計7万円でした。

*ちなみに、この額、僕が請求したものではありません、頂いたものを請求にしていますので、あしからず。

   

しかし・・・・ ドア交換の200万円、 鍵屋の15万円からすれば、ずいぶん安くなりました。  笑い

物を見つけるの大変でしたけど  

 

で、交換が終わって、横で暇していた友人に、僕がリフォームで施した防水の状態を聞いたら、 全然解っていません。

「なんだべな~まったく!」  ぶぁははははは!

 

玄関ポーチもそうですが、 建物の屋根から全方位の壁面、 全て完全防水処理してあって、

一度施工すると効果は数十年は続くので、塗装も屋根も塗装したり葺き替えたりは要らないよ!と説明してあったんですけど。

 

「マジ!」とか言っているので、 玄関ポーチを施工した際に、僕が行った防水処理を、実際にその場で見てもらった。

雨に濡れても水が染みこまないので、 ずっと綺麗な打ちっぱなし色が続きます。

まあ、跳ねた泥とか汚れに付着するのは防げませんが、 その場合は普通に束子で洗えばOK、 防水材は表面では無くて、

モルタルその物に染みこんでますので。

 

玄関ポーチ防水ーモルタル打ちっぱなし

*動画の公開は終了しました。

 

ポロポロと玉になって落ちる様子見て、

「オワッ!」とかいって驚いている友人ですけど、 やかましい?ので、動画撮っているときはしばらく黙ってもらいました。

特殊な液体を使っての処理ですが、今頃解ったんかいな!? たはははは! 

 

しかし・・・まじで暖かくて、朝からTシャツ1枚で過ごす翔です。