帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

鏡のような海

2011年02月06日 | Weblog

このところ一気に気温が上昇、そして春の様相を呈してきた関東。

土曜日は暖かかったからと期待して海へと出るが、走れたのは初めの1時間くらい。

どんどんと風は落ちて最後は無風。

 

海面全体が鏡のようになった状態というのは早々見れるもんじゃないな~と変な感心。

 

午後も出ることは出たが、余りにも風が弱いので僕は早々の撤退。

レース練習の娘ほか2名は夕方までその微風下での速力を出す訓練をしていました。

 

って普通でないだろ~ よくやるよ (笑) 

 


マリーンエンジン インジェクターノズル交換

2011年02月05日 | ヨットや 釣り等

クルーザー用のエンジンは多少普通のエンジンとは異なるのですが、基本的にヤンマー製のものは素直。

故に漁船含めてこの世界のエンジンを支配していると言えるわけです。

今回クルーザー(ヨット)をお持ちの方から、エンジンの係りが悪い、排気の色が悪いとのことで、

「インジェクターノズルを交換したいので手伝ってくれないか」とのお話があり、のんびりと整備におつきあいをしてきました。

エンジンはヨット等の機走用に良く搭載される24PS出力のエンジンですが、この世界(船舶整備は車より遥かに規模が小さい)の整備で食べている人のことを考慮し、あえて形式等は書きませんので、図などをみて自分のと同じかどうかご判断ください。

自分の物と同じだという人の中で、更に自分でノズルを交換してやろうという意志をお持ち、そして当然事ですが自己責任という言葉が理解出来る方のみ参考になればという気持ちで書いています。

グロウプラグもなく、デコンプも無い副燃焼室式シンプルエンジン

 

このエンジンは3タイプあり、一気筒、二気筒、三気筒の3種類で、基本的にインジェクターは共用です。

部品そのものは価格的に一万二千円くらいから一万五千円くらい、です。

注文する必要があるのはインジェクターそのものと、ラバー製のオーリング、出来ればノズルトップにあるリターンラインの銅製シールリングになります。

黙っているとオーリング(本来消耗品)注文を忘れられたりするので注意してください。

図1と図2で、赤線で囲ってある部品です。

 

 

交換手順、

基本的に作業は極簡単ですが、有る部分にコツがありますので注意してください。

 

1.まず、図2にある 9番のネジを緩めます、10mmスパナもしくは+ドライバーのいずれかです。

2.次に燃料パイプ1,2,3でインジェクターにコネクトされているフレアナット(17mm)を緩めます、インジェクターノズル側のやつです。

フレアナットレンチを使えばGOODですが、無ければオープンレンチでも大丈夫です。

ナットがゆるむとパイプ内にある燃料が漏れてきますのでウエスなどで受けてください、量的にはたいしたこと有りません。

燃料ポンプ(26-1)側も緩めると、後の作業性が良くなりますが、パイプ内の燃料が完全になくなりますので、作業後のエンジン始動時にクランキングの時間が長くなるので注意。

3. 図2の23のボルト(確か14mm)をゆるめて抜き取りますが、この際に24の銅製シールリングがぽろりと落ちてしまうので注意してください。

無くなることも考えて、この部品も注文されることをお勧めします。

4. 図2の22の燃料リターンパイプが外れます。

5. インジェクター(図1ではFuel Valve)を押さえているリテーナー(図1 Fuel Valve retainer)のナット2個を緩めますが、この際にナットのから出ているネジ部分の長さを測ってだいたいどのくらい締めてあるのかを覚えておきます。

緩める際にも、どのくらいの力で締めてあるのかを、半回転くらいゆるめた後に元の位置まで締めてみるなどして感覚的な物を覚えておいてください。

6. 図2の28-1がノズルですので、これを引き抜いてください。

エンジンが錆だらけでもない限り簡単に抜けます、多少固着している場合は、ゴムハンマーなどで軽く叩けば抜けます。

これで抜けない場合はマイナスドライバーあててこじるなどしますが、傷つきますので覚悟。

それでも駄目名場合はクランキングしますが、危険なのでお勧めしません。

7. 新しいインジェクターにラバー製オーリングを取り付け、一つ一つインジェクターノズルを交換していきます。

この際に燃料パイプ1,2,3のフレアナットを戻し、指後からで奥まで締め付けておきます。

8. 再びリテーナーを取り付けますが、実はこのリテーナーは底部分が出っ張っており、取り付けるとシーソーみたいに動いてぐらぐらします。

リテーナーを締めるナットを二つとも取り付け、指でリテーナーが同じくらいの締め加減になるように調整し、後はスパナで交互にバランス良く締めていきます。

このときに作業番号5にあるボルトの出っ張り長さ程度まで締めることと、手に覚えている締め感覚が大切になります。

何故出っ張りがあってシーソーみたいにぐらぐらなのかというなら、リテーナーのナットをやたら回してノズルが不要な力で押し込まれない事と、それによりエンジンを壊さないようになっている。

簡単に説明すると、締めすぎるとこのリテーナーが真っ二つに割れ、それによりエンジンを保護するようになっているわけです。

9.先ほど指で締めておいた燃料パイプのフレアナットを、17mmのスパナで、これまた外したときと同じくらいの力で締めます。

10. 燃料リターンパイプを戻しますが、実はこの際に銅製のシールリングがポロポロ滑り落ちてきわめて作業製が悪いので。

底面にグリスを塗ってノズルの上に置き、その上にリターンパイプを乗せて23のボルトを戻していくと簡単に作業ができます。

11.最後に9のネジを締め付けて完了(もしポンプ28-1)のフレアナットを緩めていたらそれも戻します。

12.全体を見渡して 作業忘れなど無ければこれで完了です・

13. エンジン始動ですが、ノズル交換作業により燃料パイプ無いの燃料が空ですから、始動までに多少長いクランキングが必要となります。

また、その際にスロットルは全開にして置かないと、素早く燃料が廻りませんので注意。

14.エンジンが始動し、燃料配管周りから漏れがないかを最低10分程度は確認して下さい。

漏れがなければ、これで交換作業は終了です。


次から次へと 

2011年02月05日 | Weblog

プロダクションなんてとんでもない! 

そう思って断固反対なのが僕なのですが、事態が進展してだんだんとそう行かなくなってきた。 

かなりしっかりした会社が相手では訳もなく反対することも難しく、しかしながら何が大切なのかと言うことについては繰り返して言い聞かせています(娘がごねているわけでは無いのですが)・・・ 

流れというか、なんというか・・・・     この葛藤は正直なところ、親としてかなり大変だということを初めて知りました 

 

アルバイト程度の活動範囲、学業に僅かでも差し支えが生じたと判断した瞬間、僕が直接遮断するぞと約束を娘と交わして、OKと言うことにしました。 

 

ちなみにというか、当然の事ですが登録料や写真代、レッスン代金など一切払うつもりなどこちらにはありませんから、今後もそうした事があった時点でハイおさらば!   そして僕はハッピ~! 

なぜなら儲かるのは向こうで、こちらはあくまでも経験としての協力(娘にはボランティア活動だと言い聞かせており、まだ若い時分で報酬(バイト代)を貰う等、とんでもない事!だと僕は思っています)等不要であり、

そのポリシーは当然だと思っているし、そのバランスを崩し、少しでもなにがしかの要求をしてきたら、その段階でハイ終了ということ。 

 

自分は親としてこれが当たり前だと思っている。   将来ヒナゲシのような普通の日本のお母さんにならねばならないわけで、離婚してまでも自分の利益を優先して平然とした顔をするような くだらない女性にはしません! 

僕の命をかけてもです。 

 

そんなわけで、もしなにがしかの形を通して皆さんの眼に娘の姿が眼に映ることが有りました時には、こんな子もいるのだという程度に思っていただけるだけでも十分、

親として唯々感謝の一言でしかありません。 

 

 

 

 

 

Fast Sailing - Pirates of the Caribbean - Black Pearl - Volvo Ocean Race

 

よろしくのほどお願いいたします。 

 

 

 


不思議な事も有るもんだ

2011年02月03日 | 研究-教育・育児

昨日、封書がポストに届けられた。 

発信元が行政であったことから、「なんだんべ?」 と開封してみると、「れれ?」驚くやら嬉しいやら・・・・ 

簡単に内容を書くと”娘さんを表彰しますのでお越し下さい”、某行政単位××委員会といった内容。

* ××の部分は氏名が分ってしまうので秘匿させてください。

この表彰を受けると、普通の高校ならでかい横断幕を造って門のところに掲示したりするらしいのですが、「あんれま・・・・・」   と、しばらく無言(といっても誰もいないので当然無言だけれど)。 

 

正直、僕にはよくわからん事から多少詳しい家内に聞くなら、全国規模の大会に出場してトップクラスの成績をあげ、品行方正で人格に優れた子を、対象にしているものだそうでして、

分りやすく言うと高校野球で甲子園に行ってベスト3に残るみたいな実績をあげ、成績優秀で生活態度が良く、ボランティア活動など社会貢献を行い、さらには友達に好かれて支持される人間でなければならないそうだ。 

家の子はマリンスポーツにおいて大人相手にガチンコ勝負挑んできたのだけれど、それが評価されたってか?      って?        はは   「本当か~?」 

「そんなこと考えもしなかったな~」、   ポリポリ (^^;)> ← 俺じゃないのに(笑)

このブログを以前から読んでいただいている方はご存じですが、家は運動系の部活動というものに対して非常に否定的でして、故に上の子(なぜか体育大卒)も下の子も小、中、高と全くやってません。

 

理由は至極簡単、特に中学の部活が酷いのですが、本人はたいしてやりたくもないのに親が「楽しい楽しい」と小学校の頃から盛んにすり込を行い、さらに高校受験に有利になるからといってやらせるという事に端を発している訳でして、

要は親の都合と自慢のために子供を誘導してやらせる様な考え方に大反対だからです。

*ちなみに部活と高校受験は、全国大会で活躍した様な子以外は、やるやらないに係わらず何の関係もありませんし、かえってやりたくもない部活をやる過程で、活動態度がマイナス評価として残ります。

 

もちろん自分から進んでやるのは大いに結構、ただし親は一切何も言わないという事です。

煽動による部活の何が問題かと言うなら、こうした環境で行われるものはどうしても偏りが生じるわけで(本当好きでやっている子は一握り、大半はやらされている者達の集まりとなる)、 

特に親に仕組まれていたと誰もが気づき始める、中1の夏休み以降はやたらと不要なストレスを生むだけでしかないうえ、その延長としてかならず起きる不満のはけ口としての嫉妬&ねたみ満載のイザコザ(虐め含む)、というものに対して

反吐が出るくらい嫌いなことも理由としてあります。 

*こうなると、大抵の親は「一度始めたのだから最後までやれ」等と大義?と常識?振りかざしつつ、でもその本心は自分の見栄と利益のために叱ったりなんぞするのですが、もともとは親の煽動で始めたわけですから・・・

 

もちろん娘も中学一年の初め頃に自主的部活をやった事も有りましたが、ウインドサーフィンやヨット練習にいくのは当然ですから当然、土日休む(学校へ部活に行ける訳がない)のも当たり前でして、

これに関しては あらかじめ担任の先生他、先輩や部の友達にも話をして理解をお願いして有ったはずが、いざ蓋を開けてみるなら単に現実が見えただけ。 

土日に部活へ来ないことで、”さぼり”だと言い始める子が出始め、やがてそれを元にした嫌がらせ行為まで始まった。    本当にくだらない・・・

 

本当に好きで自発的に部活動をやっている子なら、自分と違う事に打ち込んでいる友達の持つ思いというのを当然理解出来るものなのですが、”やらされている”という認識が少しでも有る子は、「自分が嫌な思いをしているのにあいつは何だ? ずるくはないか?」という思考でしか相手の事情を考えられないからなのですね。   

こうした子は間違いなく高校生になれば部活へ入りませんので、容易に分かる・・・

 

学校で起きているくだらない事実を耳にした僕は、「どちらかを選択しろ」と即座に娘へ言い放ったわけですが、その結果 ウインドサーフィンとヨット等のマリンスポーツを極めて行く事を選択し、以降は学校の部活動に一切係わらなくなりました。 

当然、学年でただ一人部活をやらない”ずるい子”、というレッテルが娘に張られたりなんかしていましたけどね~。 

 

その流れもあってか、現在も部活に属さないポリシーは貫かれており、文系、体育系にかかわらず、普段の学校生活で娘が参加するのは、その範囲にて成果として明確に区切ることの出来る事だけになっています(例えるなら文化祭実行委員など)。

 

中学の時に経験した様々な事が娘に学ばせてくれたのは、”常に単独で孤独であるのが人の基本、でも自分のやりたいことは、自分の力で最後までやる”、ということであって、まあそうしたことを勝手に学んで来たわけですが、故に他人によって左右させられたりブレたりしない心の強さ、同時に他人に対する優しさと思いやりというものを育ててくれた様に思えます。

今回の一件は小学校の頃から娘が積み重ねてきた実績を推薦していただいた方他、多くの方達の目にとまったようでは有りますが、親としては評価いただいた事一つとってもただただ感謝の一言でしかありません。

 

しかしながら、帰宅した娘には「まだ人生の通過点、しかも始まりの出来事でしかなく、調子込むな」と厳しく言い放つ自分もそこにいるわけです。 

 

 

 Rough Weather Sailing - BT Global Challenge 2000