デイビッド・セインがまた面白い本を出した。今度は『ネイティブが教える英語の形容詞の使い分け』(研究社)だ。 http://www.amazon.co.jp/dp/4327452564
本日のGetUpEnglishは、その一部を紹介しよう。
「仕事がきつい」というときにどう言ったらいいか? 状況によって、形容詞の使い方も異なる。
「むずかしい、要求されることが多い」というときは、demandingを使うといい。
○Practical Example
"I like being a doctor, but it’s very demanding."
「医者の仕事は好きだけど、とても過酷だ」
●Extra Point
仕事の程度や質が多いだけでなく、「きつい、つらい」など、ネガティブな感情を含む場合は、heavyを使うといい。
◎Extra Example
"She has a heavy class schedule this year, so she’s always studying."
「彼女は今年授業のスケジュールがきついので、いつも勉強している」
☆Extra Extra Example
仕事が大変で、わずらわしく感じるような場合は、burdensomeを使うといいかもしれない。
★Extra Extra Example
"They didn’t want any burdensome tasks."
「彼らは面倒な仕事をやりたがらなかった」
このように、『ネイティブが教える英語の形容詞の使い分け』には、状況に応じた形容詞の使い分けが生き生きした例文ととともに説明されている。
日英、英日、どちらの翻訳にも非常に便利だ。
英語の形容詞って、こんなにあったの? 「動詞の使い分け」「冠詞の使い方」につづいて、今度は「形容詞の使い分け」!
デイビッド・セインが状況に応じた英語の形容詞の使い分けを教えます。
デイビッド・セイン、古正佳緒里〔著〕
ネイティブが教える 英語の形容詞の使い分け
A5判 並製 224頁/定価1,995円(本体1,900円+税)
ISBN 978-4-327-45256-8 C0082
2013年8月23日発売
http://www.amazon.co.jp/dp/4327452564
女の子に「やせてるね」と声をかける時、どんな形容詞を使うだろうか? slenderの他、skinny やthin, bonyなどを思い浮かべるかもしれない。 しかし、ネイティブの女の子はslenderといわれれば喜ぶだろうが、thinといわれたら怪訝な顔をするかもしれない。 それはslenderには「ほっそりとして素敵だね」というニュアンスがあるのに対し、thinは「病気などが原因でやせている」と受け取られる可能性があるからだ。 このように、日本語では一般的に「やせた」と訳される語も、ネイティブの感覚では微妙に意味が異なる場合がある。そのちょっとした感覚の違いを、本書でわかりやすく説明したい。 たとえば「やせた」の同義語を見ても、petite, slender, slim, svelte, sleek, skinny, thin, lanky, bony, gangly, scrawny, emaciated, anorexic, haggard, skeletal…などなど、膨大にある。 本書では、こうした語の中からネイティブがもっともよく使うと思われる5語を選び出し、そのニュアンスの違いを例文とともに解説する。 ――デイビッド・セイン
目次
形容詞について
1章 ものを表わす形容詞
2章 人を表わす形容詞