GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

FROM, AT, OF

2014-06-22 00:14:57 | A

 デイビッド・セインがまた役に立つ本を出した。

 『ネイティブが教える ほんとうの英語の前置詞の使い方』だ。

 http://www.kenkyusha.co.jp/purec/#ISBN978-4-327-45262-9  

 今日と明日のGetUpEnglishは、この本を紹介しながら、基本的な前置詞の使い方を考えてみたい。  

 所属を表わす前置詞に、from, at, ofなどがあるが、その使い分けはなかなかむずかしい。  

 セインは、『ネイティブが教える ほんとうの英語の前置詞の使い方』の中で、次の例を挙げている。

○Practical Example

 次の例文を、前置詞の違いを出して日本語にすると、どうなるでしょうか?

 1. I’m Taro Suzuki from ABC.

 2. I’m Taro Suzuki at ABC.

 3. I’m Taro Suzuki of ABC.

●Extra Point

  彼の説明は実にわかりやすい。一部、紹介しよう。

 1. ABC 社からやってきた鈴木太郎です。/ ABC 社の鈴木太郎です(電話で)。

 2.( ほかの鈴木太郎ではなく)ABC社の鈴木太郎です。

 3. ABC 社の一員の鈴木太郎です。

◎Extra Excample

 セインによると、「どれを使っても間違いではないが、多少ニュアンスが異なる。

 1のfrom ABC は遠くの会社からわざわざやってきたイメージに聞こえる。電話でもよく使われる言い回しだ。

 2のat ABC は、「ABC の…」と具体的な場所[会社名]を限定した言い方。

 3のof ABC は、「ABC 社の一員[社員]」と「所属」を強調した表現になる。

☆Extra Extra Point

 そして、I am an employee at ABC.は問題ないかもしれないが、「私はABC社の社長です」となると、I am the president of ABC.というほうが自然かもしれない。

★Extra Extra Example

  "The president of the company is Mr. Morin."

 "But Mr. Yamada, the junior partner, is actually the brains of the outfit."

 「あの会社の社長はモーリンだ」

 「しかし、平の取締役の山田が事実上、会社の組織を動かしている」

  デイビッド・セインほか著『ネイティブが教える ほんとうの英語の前置詞の使い方』、ぜひ1冊そろえておきたい。

 英文ライティングにも、英和翻訳にも役立つ。

 http://www.amazon.co.jp/dp/4327452629

 

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