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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望

2020-08-13 15:01:30 | お知らせ

ついに10月発売。

https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-7976-7387-6

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最後のダ・ヴィンチの真実 -510億円の「傑作」に群がった欲望- (日本語) 単行本 – 2020/10/5

ベン・ルイス (著), 上杉 隼人 (著)

13万円で落札された絵画は、なぜ12年で510億円になったのか?

アートの価値は誰がどのように決めるのか、価値と値段は比例するのか――。

最後のダ・ヴィンチ作品の発見として注目を集め、その後、史上最高額の510億円で落札され話題となった男性版モナリザ「サルバトール・ムンディ」。

その謎に包まれた足跡を追う中で見えてきた美術界の闇。衝撃のノンフィクション!

ギャラリスト、オークショニア、コレクター、修復家、批評家、そしてタックスヘイブンにあるフリーポートを使って誰にも知られず密かに絵画を売買する超富裕層の存在――510億円の「傑作」に群がったさまざまな欲望の先に見えたものとは。

修復前の〈大破〉した状態の画像ほか、ダ・ヴィンチが「サルバトール・ムンディ」のために描いたスケッチや、弟子による複製画など、多数の貴重な画像をカラーで掲載。

【内容】

没後500年を経て関心が高まっているレオナルド・ダ・ヴィンチ。その幻の名画「サルバトール・ムンディ(世界の救世主)」は、100年ぶりに美術市場に現れた当初わずか1175ドル(約13万円)で売買されたが、その12年後の2017年にクリスティーズのオークションで美術品としては史上最高額である4億5030万ドル(約510億円)で落札された。

ダ・ヴィンチ最後の個人所有作品であり長年行方不明だったその名画はどこにあったのか、誰が落札したのか、そもそも本当にダ・ヴィンチの真作なのか――謎に包まれた「男性版モナリザ」に世界が注目した。

1500年頃に制作されたこの小さなキリスト画が、1649年のイングランド王チャールズ一世処刑後、20世紀にアメリカの無名で善良な美術愛好家の手に渡り、そこから再び表舞台に登場するまでを詳細に追う。

「大破」していた作品を修復した結果、真作と判定され、所有者となったロシア人大富豪により再びオークションに出品、サウジアラビアの謎の人物に落札された「最後のダ・ヴィンチ」の陰には歴史・経済・政治も絡む推理小説さながら様々な人物・組織がうごめいていた!

【プロフィール】

ベン・ルイス(Ben Lewis)

母国イギリスを中心に、著者、ドキュメンタリー・フィルム制作、美術評論などで活躍。著書に共産主義政権を揶揄した『ハンマー・アンド・ティックル』(2008)、ドキュメンタリー・フィルムに現代美術について論じたテレビ・シリーズ『アート・サファリ』(2003~05)がある。

訳者 上杉隼人(うえすぎ・はやと)

翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書に『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)ほか多数。

https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-7976-7387-6

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en you's de only fren' ole Jim's got, now

2020-08-13 08:26:41 | F

  Mark TwainのAdventures of Huckleberry Finnを再読している。

 Black Lives Matterを考えるには、本書を読むのがいちばんいいと思う。

 本書の舞台になる1820年代~1830年代は逃亡黒人奴隷を助けるのは紛れもない犯罪だった。少し学校教育を受けたハック・フィンもそれはわかっていて、逃亡奴隷のジムと一緒に逃げながら、この問題に常に悩まされるし、時にはジムを突き出そうとしようと考える。

 そんなときに、ジムが次のように言ってくれたりするので、気持ちを変えることになる。

“Pooty soon I'll be a-shout'n' for joy, en I'll say, it's all on accounts o' Huck; I's a free man, en I couldn't ever ben free ef it hadn' ben for Huck; Huck done it. Jim won't ever forgit you, Huck; you's de bes' fren' Jim's ever had; en you's de only fren' ole Jim's got, now."

 この生き生きとした黒人英語を柴田元幸がどう訳したか、ぜひ『ハックルベリー・フィンの冒けん』で確認してほしい。

 名作がいつまでも残るのはその通りだ。時代を超えて普遍的なテーマを扱っているからだ。

 

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