来月刊行予定の『MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密』。マーベルのノベルを数多く訳してきた経験も踏まえて、原書にない情報も数多く入れた。現在、鋭意ゲラ校正中。
本書には、倒産にまで追い込まれたコミック会社が、まさにアベンジャーズのように一致団結して世界でいちばんお金を稼ぐ映画会社になるかが克明に描かれている。
だが、基本的にビジネス書であり、最大の読みどころは以下の点に絞られるだろう。
1 How to recognize and pursue additional revenue streams.
2 How a company can successfully balance the creative with business acumen to appease investors and fans alike.
3 And how to keep a decades-old superhero franchise new and exciting without losing sight of its roots.
1 いかにして収益源を増やし、手に入れるか?
2 投資家もファンも引きつけるために、創造性と商才は両立しうるか?
3 数十年間つづくスーパーヒーロー・シリーズを、原型を失わず、いかにして新鮮味あふれるものにするにはどうしたらいいいか?
revenue streamは「収入源」
business acumenは「商才」
マーベルとアベンジャーズ・ファンのご期待を裏切ることなく(キャラクターや人物の注は相当盛り込んだ)、多くのビジネス・ピープルに刺激的な1冊になると思う。
MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密
ステファニー・ウェッツェル (著), ステファニー・ウェッツェル(著), 上杉 隼人 (翻訳)