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英語の映画をDVDで観る時はいつも字幕なしでみて、聴きとれなかったところは英語の字幕で確認するということをしている。
今回の大ヒット中のInfinity Warはすでに何回も観たが、そういうことを言っているのだろうが、英語をしっかり聞いていると思い描いていた表現とは全然違っていて、驚いたことがある。
今日はその例をふたつ紹介しよう。
どちらもTony Starkのセリフだ。
まずは、Ebony Mawに連れ去られたDoctor StrangeとSpider Manを乗せた宇宙船を追う場面で、トニーが人工知能のFridayにこういっている。
〇Practical Example
"Give me a little juice, Friday."
「フライデー、もっと速度を上げろ」
juiceはこの場合は「燃料」であり、「もう少し燃料を足せ」ということから、こういう意味になると思われる。
●Extra Point
もう一例。自分が作った鋼鉄のスーツをまとったスパイダーマンに、トニーはこう言う。
◎Extra Example
"Happy trails, kid. Friday, send him home."
"Yup."
「気をつけて帰れよ、坊主。フライデー、送ってやれ」
「了解」
trailsはこの場合は「道」であり、複数形なっていることから「いくつも道はあって、道中は長い」ことをほのめかしているのだと思う。「幸運ないくつもの道中を」から上に訳したような意味になる。
それにしても、英語はわからないことが多い。だが、英米の文化を楽しむのであれば、やっぱり英米人が愉しんでいる本をたくさん読んで、映画や音楽を観たり聴いたりするのがいいと思う。