高曇り、ときおり日差しが漏れる。湿生花園へ行った。寒いだろうと重装備をしていったら、さほどのことはなかった。カタクリ、ミスミソウ、フクジュソウはいっぱい咲いていた。
雪を割って顔を出しているざせんそうをイメージしているんだが、この暖かさではそれは無理。
暖かかったり、急に雪が降ったりでがくの先が傷んでいる。
早春のカタクリ、ミスミソウ,セツブンソウは撮った。フィルムをまだ出してないので出来たらアップということになる。
いつものことながら、来訪者にはいいカメラを持った年配者が多い。三脚使用をご遠慮くださいと書いてあっても、そんなことお構いなしに撮影している。大きなカメラをぶら下げた年配者を見ると、わが身を見る思いである。「プロですか?」と声をかけられた。まさかプロには見えないだろうから、社交辞令だろうが「いいえ」と言いながら振返ると、NIKONを首にかけたおじさんが後にいた。「フィルムですか?」「はい。こっちの方が好きなんですよ」「そうですね。やはり味はありますね」銀塩びいきで話があって、それから話がカメラとレンズのことになってしまった。その人は古いけど、このレンズが一番すきなのだと言っていた。「なれもありますけど、相性っていうのもありますねぇ」