遅まきながら、町HPのグランドデザインの4つの周辺の矢印を開けてみた。昨日、メールを送るために使用はしたが、細かいことには気が付かなかった。
4つの地区の、それぞれ住民や観光、商工、漁業関係者たちとの協議の議事録があった。一つ一つ読んでみた、出席者のみなさん、まともなことを言っているし、提案もしている。グランドデザインをつくる意味も問いただしている。そうだよな、説明会に行った限りでは、もうグランドデザインありきで、そこまでは考えなかったが、根本的な問題があったわけだ。
確か議会傍聴の時、黒岩さんが、グランドデザインをする意味を質問していた。しかし、的確な答弁はなかったように思う。天野さんがデザインよりその金で、住民が安心して暮らせるまちづくりをした方がいいのではないか、というような質問をしていた。
その時は助成金(過疎債とはしらなかった)が来ると、毎度のことながらコンサルにうまく利用されているのだろうぐらいにしか思わなかった、と思うけど。
町総合計画も目を通したが、あまり変わりがないのだから、金をかけて、こんなデザインをわざわざ作る意味はなんだったのだろう。あの冊子にもお金はかかっている。デザインを作る過程は大事だから、悪いとは言わないまでも。
議会傍聴で4億5千万円という数字が出ていた。ってことはこれは過疎債なんだろうか。総務省の過疎地域自立促進特別措置法の中に過疎債のことが載っている。
過疎債の7割を国が交付税で負担してくれるとある。しかし残りの3割は自己負担で、言ってみれば赤字になる。そんなに喜べないお金だ。
ついでだから、よその市のこれに関する書き込みを見た。この3割返済が重くのしかかっているという記事があった。合併債と同じだなぁ。合併債は8割だったっけ。
4億5千万について役場の小清水課長に電話で聞いてみた。過疎債だと確認。この過疎債はグランドデザインのために借りたのではなく、焼却場の建設費にどうしても必要だったので、借金したのだということだった。
憶測を一つ一つ質問して、答えてもらった。何なりと聞いてくれと言われたから、次からはメモしておいて、一つ一つ、疑問をつぶしていくことにしよう。
だいぶボケてはいるけれど、このバアサン、まだまだ頭を使うことがあるねぇ。
過疎地域自立促進特別措置法 総務省:http://www.soumu.go.jp/main_content/000478828.pdf#search='%E9%81%8E%E7%96%8E%E5%82%B5%E3%81%A8%E3%81%AF'