テレビでは盛んに真夏日だから熱中症には気を付けてと言っている。だけど、私はまだ冬支度。ちっとも暑くない。ここんちは涼しいからね、いや寒いからね。こたつもまだいれてある。
「ダウラギリ」を見ながら、「ダウラギリは何番目ぐらいなんだろうね」と話した。「8千メートル級の山は、14座あったと思うけど」というと和美さんが「確かネパールには8座あった」と言った。そこで世界の高山を調べて、お勉強してしまった。トップはエベレスト、2番目はK2(KはカラコルムのK)、3番目はカンチェンジュンガ、ダウラギリは7番目だった。次がマナスル。マナスルは日本の山岳隊が初めて登頂に成功した山。「マナスルに立つ」という山岳記録映画を見た。その時隊員の一人として参加していたのがカメラマンの白川義員さん。そこで名前を覚えた。学生のころ、銀座のどこだか忘れたが初めて白川さんの写真展を見た。写真に興味はなかったし、登山もしていなかったころだが、ヒマラヤの写真、その一枚は今も記憶にある、山岳写真からな~んか山の、冷たい、厳しさが伝わってきた。へ~、写真ってぴ~んと張り詰めたような空気まで撮れるんだ、とびっくりしたのを覚えている。写真なんて、シャッターを押せば撮れるくらいにしか思っていなかったから、とても感動した。でも白川さんの写真はいまだに好きではないが。飛行機からだけど、エベレスト(ネパールではサガルマータ)、カンチェンジュンガ、マナスル、ローチェなどにはお目にかかっている。
世界の高山はヒマラヤ、カラコルムで占められている。100番過ぎてもほかの大陸の山は入って来ない。子どものころ学校で、大陸移動で、インド亜大陸が衝突して、その勢いで海底が隆起してできたのがヒマラヤ山脈だと習った。それは地層を見ればよくわかる。ネパールでお土産にアンモナイトの化石を売ってもいる。
ポカラから見えるマチャプチャレの姿はきれいだ。6993m。マチャプチャレとは「魚の尻尾」の意味。ポカラから見るマチャはマッターホルンみたいに三角の山だが、実際には双峰で、魚の尾っぽのような形をしている。「ノーダラからのマチャは双峰だったよ」というと「そうだったかな」と言われ、ノーダラから見える山の姿を探した。確かに双峰だった。私も写真は撮ってあるが出すには探さなければならないので面倒。
写真はダンプスからのマチャプチャレ。これはブータンへ行ったとき帰りにポカラに寄ってダンプスまで登ったときのものだ。魚の尻尾、というか、魚の口のように見えるけど。ダンプスからはアンナプルナ山群は手が届いそうなくらいに近くて、大きい。昨日の日記に入れてあるのはポカラ、ペワ湖からのマチャプチャレ。
昨夜、炊き込みご飯にしたら、油揚げが一枚残ったので、それを使って「アラメ」を煮た。味付けはみりんと自家製のめんつゆなのだが、みりんが足りなかったのか、ちょっと辛い。煮詰まっていたので、ちょこっと砂糖を加えた。これが大失敗。甘くなってしまった。みりんを足せばよかったのに。
新玉ねぎがいっぱい来ちゃったから、水分が多くて厄介だけど、カレーを煮込んでおこう。