なぎのあとさき

日記です。

海へ

2006年02月06日 | お散歩
冬なのに、さまぁ~…じゃないけど、土曜につづき日曜も海へ。
千葉の海を目指していたので、夕陽が後ろでどんどん沈む。
高速で振り向くと、夕焼け空に富士山が見えた。
海につく頃には夜。砂浜に乗り入れる。
鹿島の広い海岸線。
長いことうだうだしてから気合で車を降りて、
波打ち際まで歩いたけど、
思った以上に砂浜が広くて海までが遠かった。
波は静か。満天の星。
遠くに高い煙突。

冬だろうと海はいい。
眺めて、潮風を浴びて、波の音を聞いていると、
頭の中の余計なこと、くだらないことが消えていく。
ちょっと疲れてる?、と思ったらすぐ行くべき。

車まで戻ろうとすると、今度は車が遠かった。
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雲day

2006年02月06日 | お散歩



2月4日、土曜。

前の日用賀で夜中3時までお茶してたので出発が遅れ、
2時半にうちを出て鎌倉へ。BGMはビートルズ。
家を出たときは雲ひとつない空。
でも高速に乗って空が開けると、
かなり濃いねずみ色の雲が一つ。

その雲がどんどん広がって、
鎌倉に着く頃には空のほとんどを覆っていた。

円覚寺の梅を見たかったのに、
4時に着くとすでに閉門。
駐車場のおじさんの話だと、
「いまは湯島天神の梅が見事」なんだそう。
円覚寺に行くまでの道の軒先に、見事な蝋梅を二つ見た。

海に着くと、水平線の上に晴れ間が残っていた。
ルーベンスだか、ベラスケスだかが描いていたような、
雲間から海にさす光。
海岸に下りて、波の音を聞く。冷たい風に吹かれる。
晴れた空と、海の境界がくっきり。
海は濃い青だった。
でも、雨雲がどんどん伸びてきて、ところどころ海とつながり出した。

小町通りで美味しいおそば。
通りすがりのおじさんに、食べ方の指南をされて、
「おせっかいな」と思ってたらお店のあるじだった。
店の若い女性は、控え目ながらも素敵な笑顔で、
「雪が降り始めてますよ、積もらないと思いますけど」

濃い色の雨雲は、雪雲だったらしい。
「今日は雲がすごかったねぇ」「雲メインの一日だね」
帰りの高速は、ぴゅんぴゅん飛ぶ雪に、テクノがはまった。

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雪の日

2006年02月06日 | 庭の花メモ



今日はまた一段と寒い!と思ってたら夜から雪予報。



薄いピンクのシクラメン。
買ってきたときは、濃いピンクだったのに、
この株だけ色が薄くなった。
かわいい。



夾竹桃(矮性)は、葉っぱに雪が積もって倒れていたので、
支柱がわりにフラワースタンドで囲ってみた。
雪は、落葉樹の方が安全だと初めて知った。



雪のなか、かわいらしく芽を出しているフリージア。
しかし、フリージアはそれほど耐寒性が強くないらしい。
Survive! 



鉢植えは軒下に。重労働。

お隣のぶどう畑は、長く延びた枝に雪が積もって、
なかなかきれいだった。

写真は、1月下旬に降った雪。
写真を撮った後で、シクラメンに積もった雪は手ではらった。

今年は雪が早い、って話だけど、
「百先生日記帳」でも、1月30日に雪が降っている。

今年2度目の雪予報の今夜は、寒すぎて庭に出られず、
鉢植えも外に出しっぱなし。

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ある2日間の日記

2006年02月06日 | 日々のこと

月曜、めずらしくスーツを着てたので、
冗談のつもりで「辞令ですか~?」とかいってたら、
水曜に本当になった、あっけなく。
魔王から聞いて、しばらくしたらメールがきた。

新橋で仕事の後、カフェでホット苺ミルクを飲み、
S駅スタバまで移動中にいくつかのメール。
Cが来て、「人がすっぴんのときに呼び出すなよ!」
ラテを飲みながらその日の話。
「でね、すっぴんのとこ呼び出しといて悪いんだけど、
今日は絶対ジムっていっといて悪いんだけど、
ちょっと後で出かけることになって…」
「わかったよ! …ミランダみたいに同情fuckってのもアリよ」
「ないよ。ミランダそれで子供できたし」

Cの家で仕事終わりを待ってエス駅へ。緊張。
電話で甘木が「相当ショック受けてる」っていってたけど、
遠くから私を見つけて笑ってる。いつもと変わらず。
満員電車で渋谷方面へ。
「何できんちょ~してんの?」
「え? なんだかどきどきして」「なんでよ?」「わかんないけど」
「あ、俺がすげー落ち込んでると思ったんだろ」「そうじゃないんだけど」
ガープレの居酒屋で生牡蠣、ふぐのお刺身、唐揚げ。
魔王の裏切りに怒り、「会社辞めようかな~」

渋谷に出て、いい感じのバーで、
「俺にとっては激動の一日」が終わる頃までビール。
バーテンさん、アイソないけど味があってよかった。
「いーことは続かねーなぁ」
「そうですねー」
「失敗したなぁ」
「何が?」
「異動のことなんかより、俺はNと結婚したかったな~」
「またいってる」
「俺ね、占い師に2回結婚するっていわれたんだけど、
2回目はしてくれる?」
「ははは」
次の日早いのでお開き。

次の朝。取材時間が1時間以上遅れて、
「早起きして損した」とかいいながら、ぶらぶらして喫茶店を探す。
今日はまたいちだんと寒い。
3時間くらいしか眠れなかったせいか、冬とはいえ昼の陽射しがまばゆくて、
喫茶店の中まで白っぽい。まずいパスタ、コーヒー。
「仕事辞めるなら、独身に戻るだろーね、でもそーしたらNは重荷?」
「さぁ~」
「敵を作りすぎると、身動きとれなくなるんですよ」
「辞める辞めないの割合ってどれくらいですか?」
「はちにー」「辞めるほうが8?」「うん」

某会場へ。
薄暗い会場でスクリーンを眺めつつ、
「ざーんーこーくな」を大ボリュームで聞く。
この2年で、何度かあった同じようなシチュエーーション。
最初に行ったときのことまで憶えてる。
それまで何の興味も関わりもなかった業界の仕事を、
私にしては意欲的にこなすことができたのは、
最初からドンちゃんがいたからだったよーな。
一瞬にしてすべて過去に。
この街も何度か一緒に来たけれど、これがたぶん最後。

会社に戻ると、憎い魔王におしるこに誘われた。
ついていって今回のことをやんわり非難すると、
いろいろと言い訳を始めた。頭のいい人は言い訳がうまい。
戻ってたまった仕事に集中。歯医者に遅刻。

原稿が終わると、ほかの雑務をする気が起きなくて、
脱出して久々にKくんと一服。
ボブのレア盤のジャケ2枚、スタワンTシャツこれも超レアを見せてもらう。
デレっと女と話すボブ、夏っぽい7インチのジャケ、
ともにめちゃめちゃカッコイイ。
Kくんに報告すると、
「おめでとう! お祝いにこのレコード…」とそのまま口ごもる。
運気の話をやたらしていた。「朝型の方が運が向く」といいきるKくん。

戻るとドンちゃんが帰るところで「四谷で待ってる」。
四谷についてメールしたら、階段の上にいて、やっぱり笑っていた。
会社じゃ怖い顔してたのに。
適当な店に入って一杯だけビール。少しおつまみ。
魔王との会話を話すと、ありがとう、と。
一杯でお店を出て、寒すぎてタクシーを2回乗りつぎ、
人気ない街を少し歩いて2軒目。

煙草、私は3口もらう。
「仕事辞めたら、遊べなくなっちゃいますよ」
「カネの切れ目が縁の切れ目?」
「今ふと思ったんですけどね~」

「…Nの一言で気が変わった、仕事続けようかな」
「辞めるのと続けるの、何対何になりました?」
「にーはち」
「にーはち! たーんじゅーん」
「単純ですよ」

にじんだ月。冷たい空気。

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