なぎのあとさき

日記です。

春の兆し

2009年01月21日 | 猫トーク



家に帰るとビーと殿が見当たらず、
探し回った。
いなくなるわけがないので、
心配というより、
神かくしにあったような、
不意をつかれた気持ち。

ビー殿は新たなパワースポット、
洗濯機の上の棚の上のタオルの上にいて、
よほど居心地がいいのか、
呼んでも出てこなかったのだ。

昨日はコンタクトを取って洗面所にいると、
廊下をビーが横切った、
と思ったらビーは居間で寝ていた。
横切ったのはモンチだったのだけど、
確かにビーの走り姿のように見えた。

猫たちといると、
なんとなく不思議、でも別にOK、
ということがよくある。
ビーとモンチがふっと入れ替わっても、
別に驚かない感じ。

夜中にイチゴに砂糖とミルクをかけて、
つぶして食べていると、
ビーがじっと見ていた。
ビーに「あんたまだ食うの?」といわれそうで、
少しどきどきした。
前に研ナオコがオーラで、
猫がしゃべった、といってたけど。
そんなこと、ありそうだ。



元気になった殿は、しょっちゅうモンチやビーの顔をなめている。
昨晩久しぶりに、ダーが薬を飲ませようとして、
ザシュッとひっかかれていた。
私が無理やり薬を飲ませようとしても爪を出さないのに。
なんてジェントルマンかしら。

今日は雨の途中で、
空気が突然変わった。
寒さが緩んで、一瞬春の匂いがした。

晩夏はアスペルホーフの噴水のほとりで、
やっと主人公が感情を現したけど、
それも一瞬のことでまた淡々としだした。
冬の山への旅。
「旦那様、冬もまた本当に素晴らしいものですね」
「そうだねカスパル」と、私はいう。「冬は美しい。実に美しい」
薔薇の家の主人が時々語る美意識といい、
教会を修復するやり方といい、
こんな人に都市開発の監督をして欲しい。

○欲情をすべて排除した人間の中にある最も高貴なものこそ、
我々が求める対象なのですが、
このようなものを求める衝動を名づけるとすれば、
それはおそらく愛というほかないでしょう。



ピスタチオと、キイチゴ、ストロベリーのケーキ。

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