冬に場所を移動して、
去年より調子のいいマダム・フィガロ。
クリームがかった淡い桃色で、
微妙なニュアンスカラーが、
フランスらしいバラ。
花姿も香りも、垢抜けていて、
「洗練されたバラ」といわれるのがよくわかる。
文化村「忘れえぬロシア」を見に行く。
ちょうど印象派の頃の、近代ロシア絵画。
森の中の道を散歩する絵、
リンゴの花が咲き誇る絵、
母と子供達の、輝かしい絵、
自然と建造物のコラボ、
トルストイやチェーホフの肖像画、
「白痴」のナターシャを思わせる、クラムスコイの絵、
コンスタンティヌス帝やクラムスコイの肖像画など、
グッドルッキングなガイズの絵。
リアリズムを追求したロシアらしく、
葉の一つ一つも丁寧に、
精緻に描かれているだけでなく、
空気、ナチュラスミスティックをも、
リアリズムをもって描かれている。
ロシアがこんなに美しいとは。
寒い国だからこそ、
太陽の光や、植物の緑を、
大切に描いているような、
明るく、輝かしい絵が多くて、
知らない画家が多かったけれど、
好きになった絵がたくさんあった。
いい気分で、ドゥマゴでお茶。
いい絵を見た後のコーヒーって格別。
パパママ、ダーと4人で行って、
みんな展覧会に酔いしれた。
おしゃれしてきて!といってあったのを忘れずに、
きれいにして来たママは、
家で会うときよりずっと若く見えてホッとした。
ママ「渋谷を歩くスピードの速いこと。
ヨコスカを散歩するときと大違いね」