病気と闘うPちゃんのお見舞いに
1ヶ月ぶりに行く。
Pちゃんは前回より元気で、
2階と1階の階段を行き来して、
冷蔵庫の前に立ってご飯を催促したり、
人と猫が集まっているところに顔を出して、
凛としたお顔を向けてくれたりしていた。
目力が強くて、
顔だけ見てたら病気に見えない。
ねーさんが撫でればごろごろいう。
回復することを信じようと思った。
ねーさんが大切な人を失って泣いているとき、
こぼれ落ちる涙をなめてくれたPちゃん。
でも今、Pちゃんの病気がつらくて
ねーさんが泣いていても、
プイッと顔をそむける、という。
日に何度ものトイレ掃除とご飯、
何より大変な投薬で、
ねーさんは一日ひまがない。
なかなかかまってもらえずに、
不満を募らせるAちゃんとGちゃんのお相手をしてたら、
日が暮れた。夕方になると、ビーちゃんも起きてきて、
膝に乗ったきり動かない。
夜はたまには外に出た方がいいねーさんと、
近所のカウンター飲み屋でお酒。
外に出ても、終始猫の話をしていた。
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そのほぼ一週間後に、
Pちゃんは天に召された。
夕方急に容体が変化して、
その夜に、虹の橋へと旅立った。
ずっとPCをあけてなかったのに、
虫の知らせのように、
ねーさんのブログを見て、
コメントした日のこと。
Pちゃんの、
凛として気品のある目、
白と黒の美しい毛並みを、
ずっと忘れない。
闘病中も、私を快く迎えてくれて、ありがとう。
これまで知らなかった病気のこと、
教えてくれて、本当にありがとう。