なぎのあとさき

日記です。

都心に憧れる街?

2011年03月23日 | 日々のこと
寒すぎる。春分の日を過ぎたのに。
やりきれない。

二子玉の駅ビル群オープンについて、毒吐きます。
苦手な人は読まないでね~。

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二子に新しくできたビル群がエアコンの室外機に似てる、
と前にいったけど、
上からの写真を見ると、
空気清浄機とドラム式洗濯機をモチーフにしているのがわかる。
空気清浄機は、白い壁と灰色の壁をつぎはぎにして、
フィルター部分を表現。家電人気にあやかったのか。

このビル群が、震災の動揺も収まらない週末に、
粛々とオープン。

ピンポイントでかわいいお店が入っているけど、
はっきりいおう。建物がダセエ!

毎年ひなの孵ったたくさんのツバメの巣や、
春になると子猫が日向ぼっこしていた八重桜の木陰、
新緑をきらめかせた雑木林や藤の木、
夏には涼しげに枝を風になびかせた柳の大木、
秋には街を香りで染めた金木犀、
色とりどりの紅葉を見せてくれた何十メートルもの大木、
冬には一斉に咲き誇った椿の生け垣、
地元の人がその日の献立を決めていた魚屋さん、
野良猫たちの集っていた古い銭湯や駐車場、
環八の内側にはない空気と大きな空。

と、あげだしたらきりがない二子玉らしさを、
すべてぶち壊して、地面をえぐって、地形まで変えて、
周辺に住む人々の、自然を愛でる心を痛めつけて、
できたのがコレかい。一から作ってコレかい。
最近開発でできた建物の中でも、
トップクラスにセンスねえ!

たしか、テーマは愛だとか光に緑だとか、
威勢のいいことをいっていて、
愛はお金に対するものだと見ればわかるけど、
光はさえぎられ、緑も全然ない。
昔のドッグウッドプラザの中庭や、
タマタカの屋上のような憩いの場が一切なくて、
灰色の冷たい石のベンチが少し置いてあるだけ、っていう。

サーティワンでアイス食べつつ
ゆきかう人々を眺めていると、
二子玉川にいることを忘れてしまう。

ついでに、街づくりの開発とかいってたわりに、
生活に必要な電気屋、ドラッグストア、
ガーデニングやDIY関連のお店、いかした病院・動物病院はなく、
唯一のスーパーが節電のためとはいえ18時にクローズするので、
仕事帰りに買い物ができず、
住民の生活に対する配慮が一切感じられない。

こうなる前に私は一度、
都知事に文書を送ったけれど、
あっさりと却下された。

都心に憧れたような商業ビルとオフィスビルを建てといて、
この町のキャッチフレーズは、
「都心さえ憧れる街、二子玉川」、ですってよ。
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