なぎのあとさき

日記です。

花咲く土手で

2019年04月27日 | 猫トーク


24日水から気圧上下が激しくなり、26日金は前日より10℃も気温が下がった。

朝ビーはササミとカリカリを吐き戻して、その後ずっと箱に入ってる。
水をいつもより多めに飲んでる。
お腹がきゅるきゅるいってて、ステロイド2.5日目だったので早めに飲ませたけど、やっぱり2日に1回に戻した方が良さそう、そうしよう。

今朝は私の顔に乗って寝てたし、さっきも撫でてたらゴロゴロいってたし、顔つきは悪くないし、毛もフサフサだけど、暑くなったり寒くなったりの気温上下で調子くずすことがこれまでも多いから、目をはなすまじ!


箱のくぼみから私をじっと見てるビー

殿は、ウエットをまあまあ食べるようになってる。
サーモンもよく食べる。
昨日、殿の入りびたりだったクッションを洗ってしまってから、ホトカの上にいる。

朝ラプロスを飲ませた瞬間にペッと吐き出したように見えたのに、まわり探しても落ちてなくて、気のせいか、飲んだのか、と思ってたら夜、ダ「殿のシッポにこれくっついてたよ」

明日から10連休、天気は予報が定まらない状況、油断しないで薬も食事管理も手厚めにしてたほうがよさそう。

ダーが毎日遅いので、殿との二人リフレにすっかり慣れた。
殿も私しかいないと分かってるようで、不満もなくじっとしてるし、終わった後もすぐに動かず、針の穴がふさがるくらいまではじっとしててくれる。
腎臓値は標準値内、3日に1回170ccを続けてる。
吸収には24時間かからない。

モンちゃんのお世話は、シニアーズに比べるとかなり適当だなぁ。
モンちゃん、ウエットをほとんど食べないことが気になってはいるけど。
カリカリはすごい食べる。

モンちゃんは寝るとき足元に来て、私が枕元に移動させて腕枕すると、そのまま朝まで寝てる。
今朝は私の枕に頭を乗せて、私をベッドの端に追いやって寝ていた。
モンちゃんの存在の明るさと頼もしさ。
明るさと頼もしさって、同じことかも。
モンちゃんは太陽。
モンちゃんのハナクソは太陽黒点。



金曜の夜は自分から私の腕にもぐりこんで丸くなった。
いとおしくて離れたくなかったけど、ビーが廊下でニャー!と呼ぶので行かざるをえなかった。
シーバを少し食べたら満足した。

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23日の木曜は、曇りのち雨予報が外れて晴れて暑くなった。
河原の土手の読書ポイントは、すっかりコシまでの草や菜の花に覆われてしまい、テトラまで降りて読書。
黒いカモはいなくなった。
ときどき、大きい鯉が大きい音をたてて跳ねた。
一雨降った後の強い陽射しで、緑が歓喜して光ってた。

「花咲く乙女たちのかげにⅡ」
ヴィルパリジ夫人のルックスについての語りが感じ悪い。

○フランソワーズよりもすぐれた芸術家でなけれぱ、その破壊された美貌を復元することは…ひとりの老婦人が以前どれだけ美しかったかを理解するためには、ただ眺めているだけではなくて、その特徴の一つ一つを翻訳することが必要だからだ。

さらに上の位の人、リュクサンブール大公夫人の美女っぷりの描写は凄まじい。

○日傘に半ばよりかかって、そのすらりとした見事な肉体を軽く傾けた姿勢は、帝政時代の美女たちによく見られるあのアラベスクを肉体に描かせていたが、そうしたかつての美女たちは、肩を落とし、背をまるく突き出し、腰をくぼませ、足を突っ張り、自分の身体を貫いてぴんと斜めに通っている目に見えない一本の支えのまわりに、まるでスカーフのようにその身体をはわせる術を心得ているのだった。

散歩中に見かける娘たちについての語り手の考え。

○このような出会いこそが世界をいっそう美しく見せてくれると考えたからだ…ありとあらゆる道に…花々を咲かせる…そうした花々こそが人生に新しい味わいを与えている。

そして、ゲルマント公爵夫妻の甥、サン・ルー登場。

○誠実と私利私欲をかえりみない性質は絶対的なもので、こうした偉大な道徳的純血さのために、彼は恋愛のような利己的感情では完全に満足することはできなかったし、その一方で私のように自分自身の内部でなくては精神的な糧を見いだせないということもなかったから、私には不可能なものとなった友情を持つことができる人物だった。

しかもハンサムでセンスがいいという、今のところ男ではダントツの好感度(女では語り手の祖母)。

そんな彼とおしゃべりしていても、語り手は「連れがいないときなら逆に感じることができるあの幸福感をいっこうに感じない」。
どんなに仲のいい相手でも、他人といっしょにいると真の幸福を感じることができない。
これはプルースト自身の基本的な態度らしい。

○たちまち精神はくるりと向きをかえて、この対象者のほうに思考を向け始める。

というところで、冷たい海に入るときを思い出した。全身で思考しなければ冷たい海には入れない。
Cとおしゃべりして思考がCに向かってるうちは、冷たい海には浸かれない。
語り手の場合、海じゃなくて自分の内部なので共感はしないけど。

○けれども私は、自分の魂と他者の魂との間にある違いを―人それぞれの魂は異なるものなので―いっそう増大させるかわりに、それを消してしまうような友情には、とても喜びを感じられそうになかった。

この部分はまさにシェアやいいねの無意味さにを思った。

テトラはコンクリが荒くて背中も首もいたくなり、ベンチに移動して読んだ。

夜はプール。
湿度が高くて夏の匂い。

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26日はお昼に懐石ランチ。
新鮮な竹の子やワラビにぜんまい、生麩、真鯛のウニソースなど、美味しかった。

その後仕事に行って、にゃんたとはしばしお別れ。

10連休!
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