なぎのあとさき

日記です。

ひゅっ、はっ、ホイ

2019年04月24日 | 日々のこと


春爛漫、20℃を越える暖かい日が続きつつ、4月下旬。桜は葉桜になって、緑が活気づいている。


ビーは、ステロイド2日に1回から、2.5日に1回にしてみて、大丈夫そう。
下痢してない。
相変わらず、窓際の箱にほぼ一日入って寝ていて、そこから顔を出して、水を飲んだり、カリカリやササミを食べたりしてる。
にゅーっと首を伸ばして、カメみたい。

きゅうにあちゅくなったわね

ビーも今はかなり偏食で、殿にあげてるレトルトを見に来て、一瞥して立ち去るときの冷たい顔!

昨日もウエットはあらかた無視した後で、ササミとカツオのたたきをよく食べた。カリカリはシーバをよく食べる。

殿は、体重は3.4キープしてるし、適当に元気もあって、昨日はナデナデされながらぶるぶるいってたけど、せっかく食べた晩ご飯をほとんど吐いてしまった。
翌日の24日(水)に来る低気圧のせいだったかもしれない。
ずっといい天気が続いてたけど、24日から曇りや雨の日が増えて、気圧の変化が激しくなりそうなので、36時間ごとのセレニアを再開したほうが良さそう。

カレンダーにはス(ステロイド)、ホ(ホエキ)、セ(セレニア)の予定が2週間先くらいまで書いてある。
1.5日に1回とか、2.5日に1回とかややこしいことをしてるのは、医師の指示ではないんだけど、了解はもらって、薬はなるべく少なくしたい。

殿は、1年くらい前よりは、薬を飲んでくれるようになったけど、それでも私が薬箱に触る音で逃げるし、うまく喉に落とさないとふっとばす。
最近、ヒュッ、ハッ、ホイの3拍子(ナダル参照)で、口をあける、くすり落とす、口を閉じてお水をシリンジで入れる、ってやると、うまくいくことが多い。
何事もリズムが肝心だ。


ライスフラワーよく咲いてる

------------

21日の日曜は、蒲田のホールで某先生のスタジオ発表会。
間違えてわざわざ京急蒲田まで行ってしまい、歩いてJR蒲田方面に向かった。
発表会といっても主役はプロのダンサーたちで全幕をやるので見ごたえ十分。
コッペリアの全幕を見るのは初めてで、人形っぽい動きや演出も面白いコメディで、楽しかった。
この手の喜劇系のバレエのストーリーって、若い男女が結婚するまでのお話で、小津の映画みたい。

------------

月曜は午後に河原に出て読書。
ちょうどいい気候で、本がよく読める。
川にはカモやウがいた。
「失われた時を求めて」は、3巻を読了し、4巻に入った。

3巻の終わりからの「土地の名、土地」では、語り手はバルベックという海辺の町へ祖母と出かける。
母とのしばしの別れや、慣れない土地に慣れないことなどを、またぐじぐじ言い出す。
ジルベルトと別れて2年が経っていて、通りすがりの牛乳売りの娘に恋してみたりと、大きなことは起こらない部分だけど、ここでの小さなことが、後々の物語に響いてくるらしい。

祖母が語り手の靴を脱がせようとするのを制止して、自分で脱ごうとしたときに、祖母が「上着とショートブーツの最初のボタンに手をかけた私の手を押し止めた」ことや、ホテルのネーム入りの固く糊のついたタオルなど。

○海に行くのは人に会うためではなく、そういうことのためならパリでたっぷり時間がある、知り合いはつまらない礼儀や挨拶のやりとりで貴重な時間を無駄にさせてしまう、その時間はことごとく、大気のなかで、波を前にしてすごすべきである、

という祖母の考えは私とまるかぶり。もしかすると一度目に読んだときに、おばあちゃんの考えが私に入りこんだのかもしれない。

4巻に入る頃には、そんな祖母はヴィルパリジ夫人と交流をはじめ、グランドホテルの生活にも慣れてくる。

ヴィルパリジ夫人のほかの宿泊客は、3巻ではほとんどがうさんくさい。

海辺のホテルなのでときどき海の描写が出てきて嬉しい。

コメント