須田アナ「では、政策の話にこここらで移りますが、マニフェストの見直し、修正ということはですね、今、民主党の菅総理始めとした幹部から出てまいりました。見直しを進めること、正式に党大会でも幹部は表明したわけなんですが、この動きについて、小沢さん、どういうお考えですか」
小沢元代表「あの、今政権を担って、党運営を担っているのは、、あの、菅総理、代表以下、方々ですから、その方がどう考えるかちゅうことは、それはまたそれぞれのご自由ですけれども、あのー、多分、党内の多くの人も、あのー、一昨年8月総選挙でマニフェストを掲げて、それを約束して、政権を任されたわけですから、私は、あの、マニフェストに書いてあること全部、あるいは約束していたこと全部が、1年や2年で全部実現できると、言うことはね、そりゃあ、あのー、現実問題として、あの、難しいこともたくさんあると思います。
ただ、約束したんですから、その約束を少しでも、一歩でも二歩でも前進させると、言う努力はやはりしなければいけないし、現実に、非常に難しい、厳しい。俗に言えば、あー、おカネがない、財政上厳しいという、すぐそういう反論が出ますが、そういう議論があることは、分かりきってることなんですから、最初から。
分かっていても、それは今のシステムを変えることによって、そしてムダなおカネを、オー、税金の使われていたものを、おー、ムダを省いて、そして財源に充てようと、国民みなさんに言ったわけですから、私はその努力をもう少し、継続して、全力でやるべ気じゃないかと思っています」
須田アナ「そういうことはマニフェスト見直し、修正と同時に声が上がった解散・総選挙で信を問うべきという声は、まだまだ以ての外ですか」
小沢元代表「いやいや、そうじゃなくて、民主党そのものが、全員がやっぱり、これはもう変えちまうんだと、いうことになると、なればですよ、全員が。僕はそう思ってませんが。なれば、それは、あの、国民のみなさんにもう一度信を問うような、あのー大きなは問題だろうと、いうことの意味じゃないですか」
平井文夫「小沢さん、あのー、参院(ママ、衆院選の間違い)の、確かおととしの、マニフェスト実現すべきだと。ただ、去年の参院選の結果を見ると、ですね、このー、有権者はマニフェスト修正してもいいという、ふうに考えてるんじゃないかと思うんですけども、その辺りは如何ですか」
小沢元代表「ですから、それはあんまりつまらない議論ですが、あのー、修正する、しないも、勿論いいんですよ。そう今言ったように、マニフェストを出して、約束したからって、そりゃあ、1年や2年でぜーんぶが実現できるつうわけではない、現実には。
だから、それもここはちょっと、また難しいですとか、もう少し努力しますとか、それはいいんですよ。だから、その中で、修正という意味もそれに含まれるとすれば、それでいいんですよ。それはそれで。
ただ、だけど、難しいつうのは今言われている、難しいちゅうのは、何が難しい、何が障害かちゅうと、財源がないとかつう類いの話でしょ?それはだから、最初から分かっていたことでしょ?
それで旧来からの、役所の積み上げの方式で予算をつくってたら、財源がないに決まってるんですよ。各役所が全部自分のシェアを確保しようと思って、手を変え品を変え、えー、名前を変え、エー、お化粧し直して、全部自分のシェアを確保して、出してきたなら、余分な財源ないに決まってるんですよ。
だから、我々が言ったのは、政治主導で、ここ役所でいくら出してきても、これは、あのー、今、不即必要なものではありませんとか、優先順位はこちらですと、いうふうに我々自身が判断して、そういう意味での、おー、ムダも省いて、そして財源、新しい我々の、政策の財源にしようと、ま、こういうことでやってきたわけですから、その努力をもっと、もう少ししなくてはいけないと思います。」
平井文夫「けど、財源だけの問題なんですかねー。例えば、子ども手当にしても、まあ、あの、国民は政権交代を、その熱狂的に受け入れましてけれども、いざ、政権交代してみたらですね、例えば子ども手当一つとっても、色々問題もあることが分かってきた、じゃないでしょうか。財源だけの問題でないような気もするんですけどね」
小沢元代表「いや、今言われているのは財源でしょう。それから政策の中身についは、また別の議論でしょう。だから、ごっちゃにして話しちゃダメですよ。何でもすぐごっちゃになっちゃうからいけないんでね。
そのー、子ども手当も、おー、政策そのものもいいと言う人もあれば、悪いという人もありますよ、それは。当たり前なんですよ、そんなことは。
だけども、例えばヨーロッパでも、フランスは十何年前から、フランスも、あのー、ドイツも子ども手当ちゃんと出してますよ、日本より多い。
そしてそれによって、出生率も高まっていますよ。
結果としておカネだけじゃないとは、あのー、思いますが。だから、そういうことも踏まえながら、我々は訴えたわけですから、だから、それをできるだけ実現すると、いうことが我々の姿勢です」
須田アナ「これはいいですか、茂木さん」
茂木健一郎「小沢さん、言ってらっしゃること、僕さっき言いましたように、まともだと思うんですけど、やっぱり言い方が怖いんだよね、ちょっとね。それは、『つまらない議論』だとか、それで損をしていること随分きっと色々あると思うんですが」
須田アナ「議論が必要なとこがあるんで、他の政策も含めて、次のコーナーでまた進めてみたいと思います」
小沢一郎が自民党で大臣等要職に就いた父親の小沢佐重喜と共に親子二代で実現に向けて努力し、この大で実現させた二大政党制と小選挙区制の話題に移る。
以上だが、菅執行部が小沢氏に対して政倫審出席を求めていたことについて一言。自民党や公明党の野党が政倫審出席、あるいは証人喚問への出席を求めているのは小沢氏を追い詰めるためではなく菅内閣を追い詰めることが目的なのは誰の目にも明かなことだが、菅首相は小沢氏を追い詰める目的で人事に於ける脱小沢、政倫審出席、あるいは証人喚問出席をちらつかせたり、離党勧告、議員辞職をさもカードとするような動きを見せているが、なかなか解決しないで問題が長引いていることは菅内閣を追い詰めようとしている野党にとっては好都合なことであり、そのような問題の長引きが逆に菅首相と内閣を追い詰める自縄自縛の罠に絡め取ることとなっている。愚かしい限りである。
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