自民党総裁選告示7日前日の北海道地震は言葉軽量ホープ安倍晋三の心掛けからして総裁選の出鼻を挫く落選の予兆か

2018-09-07 11:37:12 | 政治


 兎に角心掛けが悪い。言葉が軽い。

 今年2018年は今日までで8カ月と7日しか経っていないが、自然災害が日本列島各地を次々と襲っている。前日9月6日の北海道の震度7の地震発生までを「内閣府 防災情報ページ」

 2018年1月22日から23日明け方にかけて普段雪の少ない関東甲信地方や東北地方の平野部で雪を降らせた北陸豪雪は新潟県魚沼市で411センチ、以下北陸各地で400センチ以下の積雪を記録、東北、北陸で死者を5人を出し、各地で車を300台以上も立往生させた。

 豪雪は2018年2月3日から8日にかけても北日本から西日本の日本海側を中心に再び襲うことになり、石川県白山市谷峠では559センチの積雪、以下400センチ台で続き、北陸各地で死者15人を出すに至った。

 2018年4月11日の大分県中津市の土砂災害は雨量は6ミリ程度しか記録しなかったが、一級河川山国川右支川金吉川沿いで幅約200 メートル、長さ約240 メートルで土砂崩れを発生し、死者6名を出した。原因は強度が低下した基岩が自然な状態で維持する限界を迎えていたのだろう、少しの雨で崩落してしまったらしい。

 2018年6月18日には大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生、大阪府で4人の死者を出している。そのうちの1名は登校途中の9歳女児が自身が通う小学校のプール脇の、建築基準を満たしていなかったブロック塀が倒れ、その下敷きとなった痛ましい犠牲であった。

 2018年6月28日から7月8日にかけて台風7号と梅雨前線等の影響で四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリを超えるなどの豪雨をもたらした西日本豪雨は広範囲に洪水や土砂災害、一部2階までの浸水等を発生させ、死者221人、行方不明者9人を出している。

 2018年9月4日12時頃、非常に強い勢力で徳島県に上陸した後、速度を上げながら近畿地方を縦断し、その後日本海を北上した台風第21号は高知県安芸郡田野町で時間雨量92ミリに達する豪雨をもたらしものの死者は出さなかったが、大阪府泉南郡田尻町関空島で秒速58.1mの強風をもたらし、関西国際空港を浸水させ、閉鎖を余儀なくされ、全便が欠航することになった。さらに走行中のコンテナトレーラーやその他のトラックが強風で横転する事故が多数起こり、駐車中の普通自動車が風に煽られてその場を移動して自動車同士がぶつかったりして変形、横倒しになったりする現象が発生、風台風の様相を呈した。

 そして昨日の2018年9月6日午前3時7分発生、北海道胆振地方中東部を震源とする震度7の地震。今朝のマスコミは国内での震度7は2016年4月の熊本地震以来で6回目、北海道で震度7は観測史上初めての地震だそうで、死者9人、行方不明28人と伝えている。

 昨年もかなりの死者を出す規模の大きい自然災害に見舞われたが、今年はそれが立て続けに続き、自民党総裁選告示7日に立候補届を済ましてから開票の9月20日前日まで総裁選に専念すべきときに告示前日に地震が発生、政府がその対応に追われる羽目に立たされたことはまさしく一種の総裁選の出鼻を挫く出来事であって、こういった現象の発生は往々にして人の心掛けや神経の程度が影響する場合がある。

 記事冒頭で、〈兎に角心掛けが悪い。言葉が軽い。〉と書いたが、2018年7月6日の西日本豪雨の際はその前日の7月5日に気象庁が記者会見で記録的な大雨と土砂災害や河川の氾濫への厳重な警戒を呼びかけていたことに対して安倍晋三は一国の指導者として毎年のように発生している多大な人命の犠牲を伴う豪雨災害と少なくとも同規模の自然災害を「国民の命と財産を守る」観点から想定、政府危機管理の先頭に立たなければならなかったが、5日の大雨で既に死者が出ているにも関わらず、同7月5日夜、防衛相小野寺五典、法相上川陽子、官房副長官西村康稔、自民総務会長竹下亘、同政調会長岸田文雄等々総勢40人超(とネットに出ているが)が東京・赤坂の衆院議員宿舎内で「赤坂自民亭」と名付けた懇親会名目の酒席を開いていた。

 安倍晋三は7月17日の参院内閣委員会でこのことを追及されて、「被害の拡大を想定して、政府の対応態勢を拡大するなど、如何なる事態にも対応できる万全の態勢で対応に当たってきた」と非常災害対策本部を開いていたことを以って政府対応に不備はなかった体の答弁を行っているが、「基本的には私が陣頭指揮を取る」と発言している、その立場上、心掛けとしても首相官邸か公邸にとどまって豪雨やその被害の推移を見守り、陣頭指揮の気持を示さなければならなかったはずだが、そういった心掛けもなく、陣頭指揮から離れた場所で酒を酌み交わしていた。

 いわば陣頭指揮の心掛けからも離れていた。

 政府閣僚の先頭に立つべき首相が不在でも、他の閣僚によって万全の体制で臨んでいるから何も問題はないでは陣頭指揮の意味を失うし、決して済まされることではない。

 2014年8月20日の豪雨によって広島県広島市北部の安佐北区や安佐南区の住宅地等で発生し、関連死3名を含めて死者77を出した大規模な土砂災害は午前4時過ぎには広島市消防局に土砂崩れと住宅が埋まって行方不明者が出たという通報が相次いで寄せられ、午前5時15分頃には午前3時20分頃の土砂崩れで土砂に埋まった子ども2人のうち1人が心肺停止の状態で発見されたことがマスコミによって報じられているから、政府はその情報を広島市消防局なり、広島県庁なりから直接入手していなければならなかったはずだが、安倍晋三は夏休み中の山梨県の別荘から富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」に向かい、8月20日午前7時26分に到着、ゴルフを開始、自身が不在でも、付添いの秘書官が政府の災害対策本部と連絡を常時取り合い、他の閣僚に指示して万全の対応を取っていることを理由に死者が発生していてもなおゴルフを続け、午前9時19分になってやっとゴルフを中止した。

 国民が次々と土砂崩れや土石流の被害に遭い、土砂に埋まったり、土砂に流されたりして命を落としている間も、一国の首相が携帯電話で政府の災害対策本部と繋がっているからとゴルフをプレーしていられる神経と心掛けは凄い。次々と死者の数が増えていき、これではいくらなんでも続けることはできないと、約2時間後にやっと腰を上げたということなのだろう。

 安倍晋三はこういった心掛け・神経の持ち主である。なおかつ言葉が軽い言葉計量ホープときている。2018年9月6日午前3時7分発生、北海道胆振地方中東部の震度7の地震が自民党総裁選告示7日の前日であることから言葉軽量ホープ安倍晋三の心掛けからして総裁選の出鼻を挫き、総裁選落選の予兆に見えてくる。

 当たるも八卦、当たらないも八卦。願わくば当たって欲しい。

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