日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

高速道路の渋滞と地方

2009-05-06 06:30:00 | ビジネス
GWに入ってから、夕方のニュースは「新型インフルエンザ」の次は「高速道路の渋滞」だ。
ただ、ニュースで取り上げられているようなコトが「渋滞の理由」なのか?と、チョッと疑問になったのだ。
というのも、連日いたるトコロで大渋滞が発生していたからだ。

確かに高速道路料金1,000円というのは、とても魅力的だ。
これまでなかなか遠出ができなかったトコロにも、気軽に行ける。
昨年に比べ、ガソリンの値段も驚くほど下がった。
だが、朝も夜も高速道路が渋滞するということは、「遠出してお泊り」という行楽客よりも、中長距離の日帰り客のほうが多いのではないか?
もちろん、「宿泊のある行楽客」も昨年に比べ遥かに多いと思うのだが、であれば連日連夜これほど各地で渋滞が起きるとは思えないのだ。

例えば、東京であれば仙台方面、名古屋なら長野や三重県南部、大阪なら四国や北陸、山陰や岡山・倉敷という感じだ。
と言っても、運転免許を持っていない私の、地図の上でのイメージなのだが・・・。
そんな普段では行けないけど、何とか日帰りで楽しめるトコロに1日とか2日おきに、家族で出かけたという場合の方が多いのでは?と、思うのだ。

今回の「高速道路1,000円効果」がわかるのは、GW明けというコトになるのだが、その結果を見て、全国の観光地になれなかった地方は、新しい(観光)ビジネスチャンスを得ることができるかも知れない。
そのチャンスを生かすも殺すも、地方の発想力にかかっている。

そんなことをテレビのニュースを見ながら考えていた私は、実家に帰ったときに買ってきた「牡丹の花のお酒」(200ml)のソーダ割を、ナイトキャップ代わりに飲んで過ごしたのだ(実家のある米子に近い島根県・大根島は牡丹の産地なので、このようなお酒があるようで・・・。何でも、女性には嬉しい効果がある(らしい・・・)という謳い文句にそそられ、普段お酒を飲まないのに、実家に帰った時に買って帰ってしまったのだ)。


掃除をしながら、MOTTAINAIを考える

2009-05-05 17:00:00 | ビジネス
GW中、何処にも出かける予定が無い。
というよりも、GW明けにガス屋さんが30年前に設置した小型ガス湯沸し器(=瞬間ガス湯沸し器)を撤去にやって来るため、片付け・掃除に明け暮れている。
というのも、年末の大掃除をサボってしまったからだ。

床などは、古新聞を濡らし細かく千切って、床に撒き、箒で掃き、水拭きという「昭和の掃除」。
もちろん水拭きで使う雑巾は、捨てる予定だったTシャツやタオルで作った雑巾だ(私の場合、エコではない)。
亡くなった母が、私が子どもの頃に手伝いをさせながら、私に覚えさせた家事のやり方だ。
「掃除機でやってしまえば・・・」と言われると思うのだが、フローリングなどの床はこの方法のほうがきれいになるのだ。

水拭き→カラ拭きの後は、ワックスがけということになるのだが・・・久々にワックスをかけたら、その匂いの凄さに閉口した。
もちろんワックスがけの後はカラ拭きをするのだが、とにかく窓を開けていても部屋中にワックスの匂いが充満してしまった。
数年前から問題になっている、「化学物質によるアレルギー」の心配までしてしまったほどだ。
そこでフッと思い出したのが「米ぬかで」だった。
昔から「米ぬか」をワックスの代わりとして使っていたコト、を思い出したのだ。
もう一歩進んで考えると、「ワックスがけが面倒」という人が多いことを考えると「米ぬかワックスシート」のような商品があると、おそらく市場が生まれるのでは?と思ったのだ。

というのも、現在大手メーカーが販売している「モップ用ワックスシート」は、「埃を立てず、静かに、手早く掃除をする」という点で、子どもや介護をしている家庭での需要が高いからだ。
とすれば、その原材料は「人に優しいモノなのか?」という点が気になったのだ。
その点「米ぬか」を原材料とする「米ぬかワックス」であれば、安心・安全度も高いはずだと考えたからだ。
何よりも現在「米ぬか」のほとんどは、産業廃棄物として処理されている。
産業廃棄物として処分されるのなら、他の製品にすることで利益としたほうが良いのでは?と思ったのだ。

早速調べて見ると、服部製紙という会社がsunekというブランドで、販売していることがわかった。
ただ、いわゆる「モップ用ペーパーシート」なのかが、よくわからない。
いずれにしても、現在この1社だけだとすれば「米ぬか」を産業廃棄物として処理している現場としては、利用できるチャンスが生まれるはずだ。
競合する企業が登場することで、その市場は拡大するコトができるのだ。

そして、このような商品こそ「ブランド米化していない米どころ」の地域で、開発をして欲しいと思っている。
このような商品をきっかけに、お米そのものも都市部で直接販売できるようなルート開拓ができると考えるからだ。
その結果、「第6次産業+α」が生まれれば、地方経済の活性化にも繋がるのではないだろうか?

恵みのお米だからこそ、MOTTAINAI精神でトコトン利用し、自然に帰す提案する時代がきていると思うのだ。





子どもは遊びの天才だった?

2009-05-05 09:56:13 | ライフスタイル
今日は「子どもの日」。
私にとっての「子どもの日」というのは、(浜松で育ったため)「浜松祭り」だった。
昼間の勇ましい「凧揚げ」よりも、夜の「御殿屋台の引き回し」を見に行った記憶がある。
元々「男の子のお祭り」というコトもあり、勇まし過ぎて1、2回見に行ったという程度だ。
当時は、凧や御殿屋台を持っている町内会も少なく、私が住んでいた町内になかったため、参加ではなく見に行くだけだったということや、女性が参加していなかったというコトもある。

大人になった今は、「ゆっくり休む日」となってしまったのが悲しい・・・。
そんな思いで新聞のWEBサイトをチェックしていたら、毎日新聞に
遊びの風景という、写真集がUpされている。
これらの写真を見ると、懐かしさと共に時代の変化を感じてしまう。
掲載されている写真の多くは、東京周辺で撮影されたモノのようで、写真が撮影された当時としては、比較的豊かさを感じるモノも幾つもある。
それでも、子どもたちの表情はどんな時でも豊かで楽しそうだ。
遊び道具がなくても、遊び道具を見つけて作ってしまう「創造性と発想力」がある。
戦況が厳しくなっていく中でも、荷台を遊び道具として使ってしまう、という逞しさもある。
その遊びのネーミングも、シニカルさを感じさせる。

そして、その背景となる「町並み」も時代の変化を象徴しているように、大きく変化していることがわかる。
「稲を刈った後の田んぼで野球に興じる子どもたち」などは、今となっては見られない光景だろう。
他にも路地裏でめんこ遊びをしたり、おままごとをする光景なども、既に消え去った子どもたちの遊びの風景だと思う。

そんな風景が一変する写真が1枚ある。
子どもの遊びが、変わった写真でもある。
それが、1977年8月に撮影された「ファミコンに興じる子どもたち」の写真だ。
といっても、百貨店の売り場でファミコンに興じる子どもたちの姿なのだが、この写真以降、「遊びを創る」から「与えられた遊びをする」という光景へと変わっていく。
同時に「外・路地裏」から「家の中」へと遊び場が変わっていくのだ。
「外」と言っても、ビル(マンション)に囲まれた公園の遊具へとなっていくのだ。

そんな写真を見て、ハタと考えてしまった。
日本人の創造性・想像力・発想力が低下しているのではないか?と。
子どもの「遊びの天才力」を、私たち大人の都合とエゴで奪ってしまっているのでは?と。

やはり「子どもは遊びの天才」であって欲しい・・・と、願う「子どもの日」だ。


新米ママにも母の日を

2009-05-04 20:00:00 | アラカルト
GWが終わると、直ぐにやって来るのが「母の日」だ。
今週末には、「母の日ギフト」を買いに出かける方も、多いのではないだろうか?
もっとも、「母の日」と言っても既婚者の方にとっての「母の日」は、自分の母親と義理の母、そして奥さんという場合も考えられる。
場合によっては「母の日は、子どもたちがやるコト」と腹を決めている方も、いらっしゃるかも知れない。

確かに「母の日」というと、自分の奥さんに贈るような気になれないかも知れない。
ただ、新米ママには是非ともご主人から「母の日」に何か贈ってあげてもらいたい、と思うのだ。
何故なら「新米ママ」に「母の日」をお祝いしてくれる子どもに、一番手がかかるからだ。
この不況下、高価な贈り物でなくて、1日ゆっくり美容院や買い物に行く時間を作ってあげる、といったコトで十分だと思う。
周囲の人たちも、新米ママがリラックスできるようなアロマグッズやお花など、日ごろなかなか余裕が持てないモノ・コトを贈っても素敵だと思うのだ。

実は、このアイディアは私のモノではない。
昨年の夏読んだ、泉流星さんの中にあったのだ。
泉さんのアイディアを、そのまま頂いたというコトなのだ。
ただ、「アスペルガー症候群」という障害をもっている方でも、これほど豊かなで優しい思いやりと発想があるのだ!と思ったのである。
「障害をもっているから」という、発想・思いではないと思う。
本当に泉さんが心豊かで、優しい方だからこのような思いやりや発想が、生まれるのだろう。

私からの新米ママへの贈り物は・・・

ほしのかずだけ


某紙オムツのCMソングとして使われている楽曲で、「新米ママたちの癒しの歌」といわれている。
昨年11月に拙ブログでも、エントリさせていただいた楽曲だ。
プロモーションビデオが製作されていないため、youtube上で公開されているモノを紹介させていただいた。


チョッと元気になるニュース

2009-05-04 07:44:22 | アラカルト
GWで、全国の行楽地は賑やかなようだ。
反面、昨日などは暗いニュースが続いた。
特に、この名古屋周辺では・・・・。
そんな中、チョッと元気になるニュースを見つけた。
Yahooのトピックスにも掲載されていたので、ご覧になられた方も多いかも知れない。
それが障害者のうどん、世界品質に=モンドセレクションで金賞-大阪だ(紹介記事は、Yahooトピックスに掲載されていた時事通信)。

サントリーの「プレミアムモルツ」が、モンドセレクション最高金賞を受賞して以来、やたらとイロイロな食品に「モンドセレクション受賞」という「冠」をつけるモノを見るようになり、今やその「ありがたみ度」が著しく低下しているような気がする。
「そんなに、イロイロな部門があったんですか?」というコトだけではなく、「もしかしたら、参加料(審査料?)を支払うと受賞できるんですか?」という気がするほど、本当にイロイロな食品に付けられるようになった。
おそらく、一般企業の場合「名誉」が直接ビジネスに繋がるというコトで、積極的に参加しているのだろう。
事実、某健康食品・化粧品会社は1社で30以上の部門に参加しているようだ。
モンドセレクション受賞製品紹介  受賞速報 
ここまでいくと「下手な鉄砲、数打てば当たる」という気がしてくる。

そんな中、通所授産施設が参加するということは、とても珍しいのではないだろうか?
その目的も「名誉をビジネスに利用する」というコトではなく、障害者に「働くモチベーションを与える」というコトだった点が、大きく違うトコロだ。
今回の受賞はそんな参加目的に対して、金賞が贈られたような気がするのだ。
「障害者であっても、健常者と同等の仕事ができる」というコトになれば、彼らのとっても大きな自信になるだろうし、私たち健常者も見方が変わるだろう。
その意味で、この受賞は大きいと思うのだ。

「障害」というハンディがあっても高い志を持って取り組めば、世界が認めてくれる・・・というこのニュースを聞いて、「私たちも!」と元気と勇気をもらったような気がしたのだ。

大阪府知事の橋下さん、このような人たちの後押しもシッカリやってくださいね。

マスクが消えた!

2009-05-03 20:23:53 | アラカルト
今日、夕飯の買い物ついでにドラッグストアーに寄った。
取り立てて買う予定のものがあったわけではないのだが、お菓子や飲み物などが安いドラッグストアーは、近所の大手スーパーよりも安いときがある。
そんなコトもあり、ドラッグストアーへは買い物予定が無くても寄ることが多い。

GW中ということもアリ、ドラッグストアーも比較的すいていたのだが、ある売り場で足を止めてしまった。
それが、マスクのコーナーだ。
例年、今ぐらいの時期になると「花粉」もほぼ収まり、マスクのコーナーは商品がたくさんある。
ところが1箱40枚とか50枚入っているマスクなどは別にして、「1週間使いきり」といった、携帯に便利なタイプのマスクがほぼ完売状態となっているのだ。
まさに「マスクが消えた!」状態だった。

おそらくこのGWで、北米などを中心に旅行に行く人たちが「新型インフルエンザ対策」として、購入したとは思うのだが、「それにしても・・・」という気がした。
「新型インフルエンザ」上陸後のことを考えて、事前準備に入ったというわけでもないと思うのだが、その「完売状態」にビックリしてしまったのだ。
私などは、ビックリしただけだったのだが、中には売り場前で「呆然」という感じで立っている男性もいた。
「え!何で?マスクが無いの???」という感じで、売り場のマスク棚を見つめていたのだ。
近所で一番大きなドラッグストアーではあるのだが、周囲には大型スーパーなどが数多くあり、町に1軒しかないドラッグストアーではないのだ。
もしかしたら、大型スーパーの薬売り場も同様の状態なのだろうか?と、思ってしまったほどだ。

確かに「インフルエンザ予防」にはマスクが有効だといわれているし、「新型インフルエンザ」が発症している地域への渡航となれば、事前にその予防準備も必要だ。
それは、日本国内へ「新型インフルエンザ」を持ち込まないための、最善の予防策だともいえる。
だが・・・この不況下で、「新型インフルエンザ」発症地である中北米・欧州へと旅行に行く人たちが、これほど多いということなのか?とも、思ってしまったのだ。

ちなみに、一昨日、昨日そして今日の3日間で、マスクをしている人を街中で見たのは片手で数えられる程度だった。
と言うコトは、やはりこのGWに「新型インフルエンザ」発症地へ旅行に出かけた人が、この地域では多かったということなのだろうか?


東京だから?

2009-05-02 13:04:21 | CMウォッチ
先日、IOCのオリンピック招致調査団が東京に来ていた。
それにあわせるように、テレビCMが盛んに流され、Yahooには「東京オリンピック招致用」になっていた。
さすがにYahooは違うモノになってしまったが、今でもテレビCMは盛んに流されている。
そしてこのテレビCMを見るたびに「東京だからかな~」と思うってしまうのだ。

私が覚えている「オリンピック招致活動」というのは、「名古屋・長野・大阪」と今回の「東京」の4つだ。
長野の場合、冬季オリンピックだったということもあり、名古屋・大阪とは若干事情が違うとは思うのだが、今回の東京ほど「全国規模で招致活動中!」をアピールしたような記憶が無い。
名古屋の場合、地元開催に向け様々なコトをしていたと思うのだが、反対派が多かったことや、当初から問題視されていた分散会場というコトなどがあり、「招致活動」そのものの印象が無い。
そして大阪については、FMラジオの「オリンピックキャンペーン番組」くらいしか覚えが無い(今は、企業スポンサーがついている番組だが、番組が始まった当初は「大阪オリンピック招致委員会」がスポンサーだったと記憶している)。
それでも、「名古屋の時より、華々しくやっているな~」という印象を持っていた。

ところが今回の東京は、「東京都にある国の施設を使って、何が何でも招致する!」という意気込みを超えて、「東京なんだから、このくらい当然」という(傲慢さを)感じを受けてしまうのだ。
しかも、テレビCMを見る限り「オリンピックで、豊かなスポーツ都市」というよりも、「東京都のインフラ整備と再開発」という感じにしか見えない。
いくら、みのもんたさんがテレビCMで「どっちでもいい、なんて言ってちゃダメじゃない」と言われても、「どうせ、東京都のインフラ整備と再開発が目的でしょ」と言いたくなるのだ。
むしろ「オリンピックに名を借りた、東京再開発というのが本当のトコロなんでしょ」と、言いたくなってしまうのだ。

確かに、このようなテレビCM製作やCM放送枠の費用などは、税収が豊かな東京都が支出しているのかも知れない。
テレビや新聞などに取り上げれらる効果は、それを上回るモノがあるだろう。
しかし、考えたいのはその潤沢な税収は、多くの企業の本社が東京に集中しているからではないだろうか?
地方での収益を、東京にある本社が納税しているとしたら・・・と、考えると「そこんとこ、どうなの?」と、言いたくなってしまうのだ。
名古屋というよりも、地方にいて思うのは「これ以上、東京にお金を吸い上げられるのは、ゴメン」というコトだ。

そんな歪な都市の首長さんが、「東京は日本の顔」のような態度で「何が何でも、東京でオリンピック!(本当は、インフラ整備と都市再開発)」というのは、どうなのだろう?
どこか、おかしくはないか?


とりあえず良かった

2009-05-01 19:51:41 | 徒然
昨夜飛び込んできた、新型インフルエンザの疑いのある女性のニュースは、「いよいよ日本にも・・・」という不安を与えるものだった。
そして、一夜明けると成田で簡易検査で陽性となった女性は、季節性のインフルエンザと判断された。
一安心かと思いきや!今度は、横浜の高校生が感染している疑い、というニュース。
カナダでの修学旅行(今は、海外に行くのが普通なんですね~、「修学旅行」に行った事が無い私としては、羨ましい~の一言)で、感染したのでは?という指摘がされていたのだが、夕方になってコチラも季節性のインフルエンザというコトがわかった。

率直に「良かった!(ホ~ッ)」と思う。
今日の時事通信のWEBサイトに、「予防法」が掲載されている。
記事にあるように、通常のインフルエンザと同様の予防策が一番大事なようだ。
「手洗いに15秒」というのは、「Happy Birthe Day To You」を2回歌う程度の時間だそうだ。
一つの目安となれば、実行しやすいかも知れない。

ただ、今「新型インフルエンザ」ということで戦々恐々しているのだが、毎年のように発生する「季節性インフルエンザ」に感染する人は、アメリカ国内だけで年間3万6000人以上だというのだ(紹介記事は、Yahooトピックス・CNN)。
私たちは、毎年のように「学級閉鎖」というコトバを聞き、「インフルエンザには注意しなくては!」と思う。
そして、「季節性インフルエンザ」で亡くなる方も、数多いという事実を改めて知る必要があるのではないだろうか?

そのためには、まず予防策の徹底というコトなのかも知れない。