北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

岩国フレンドシップデイ2009 基地への来場者27万5000名の活気

2009-05-10 23:33:53 | 在日米軍

◆人口密度はどの程度?

 岩国航空基地日米友好祭、昨日は、詳報にあたる記事を掲載したが、本日は、その補完的な記事を掲載したい。

Img_9955  岩国日米友好祭、フレンドシップデイ、様々な言い方はあるのだけれども、そもそも、27万5000名の来場者というと地方都市の人口と同じくらい。興味はあるのだけれども、はたして、どの位混んでいるの?。そんな感想を、行くか行かないかは別としてお思いになっている方もアクセス解析をしてみると、多いようだ。

Img_91871  飛行展示については、日本でも有数のものであると言い切れるし、特に、岩国航空基地でなければ見れない飛行展示というものもある。しかし、岩国航空基地は、山口県の基地で、京阪神地区からは、それなりに遠い基地だ。首都圏や中京地区からはもっと遠いので、行くならいい写真が撮りたい、しかし、そもそも撮れるのか、という不安を持たれたのは私だけではあるまい。ということで、岩国フレンドシップデイ2010を検討される方に、参考になれば幸い。

Img_8333  27万5000名の入場者、そして、ゲート付近の混雑の様子は、テレビなどでも撮影されていたので、ご覧になられた方はいるかもしれない。手荷物検査は、一応厳重だが、極力多くの人数を海兵隊も手荷物検査要員に動員しているので、当方の見た限りでは流れははやい。同時に手荷物を持っていない人向けのゲートがあり、こちらはかなりスムーズに人が流れていた。

Img_9080  混雑する航空祭というと、入間基地航空祭などを思い浮かべる方も多いかもしれないが、岩国の場合、基地の一般に開放される地区の面積が、地上展示機の地区と滑走路に面した地区、双方ともにかなり広めに採ってあるので、人口密度は、ラッシュ時の駅のようなすごい状況にはなっていない。

Img_9528  地上展示機地区。ここには、端の方に模擬店地区も配置されており、飛行隊パッチからポケモンカードまで様々なものが売られていた。こういう行事では気になるのが飲料水であるが、滑走路に面した地区にも模擬店はあり、そこまで並ばずとも入手は容易、熱中症になる心配は少ない。他方、ピザなど食事の関係は、かなり長くまで行列ができる。

Img_9592  地上展示機地区は、滑走路には面していないものの、離陸してゆく機体は十分見える距離だ。写真は、T-7練習機の向こうを離陸してゆくMC-130特殊戦機。滑走路に離着陸する機体を撮るには、有料席を前売りで確保するか、朝一番に基地へ入る必要があるが、黎明と同時に並ぶというのは家族連れだと難しいかもしれない。しかし、最前列でなくとも、一応みれる。

Img_9797  地上展示機地区と、滑走路に面した地区の接続地域(と呼んでいいのかな?)には、こういった状況。周りをよく見て歩かないとぶつかりそうな人口密度ではあるのだけれども、まあ、いちおう移動することは出来る。それでも、地上展示機地区よりは、混雑している、といえるのかな。

Img_9114  滑走路に面した地区の人口密度。滑走路を発着する航空機を撮影したい人は多いので、相応に人口密度は高くなる。最前列の一部は、有料席として確保されていたのだが、今回は、前回と比べ有料席のエリアが広くとられていたので、その分、有料席エリア以外の地区は、人口密度が高かったようだ。

Img_3022  そういう場合は、思い切って一歩引いてみる。最前列付近は、確かに航空機を間近に見ることができるのだけれども、その分、仰ぎ見るかたちになってしまうので、機体のディティールは、一歩引いた方がいいやも。ちなみに、今回掲載した記事は、一歩引いた場所(飛行展示開始を1330からと思っていたら1300時からだったので、移動が間に合わなかった)からの撮影だ。

Img_3002  岩国日米友好祭、フレンドシップデイ。27万5000名というと、ちょっと驚くが、人口密度は、以上のとおり。岩国航空基地は広いので、混んでいるところは混んでいるし、一方で、空いているところは空いている。空いている場所を選んでも、一応飛行展示は見ることができるし、楽しむことは出来そうだ。

Img_3045  しかし、米軍再編により、厚木航空基地から、この岩国航空基地へ、空母ジョージワシントンを拠点とする第五空母航空団が移駐してくるため、日米友好祭で実施される飛行展示には空母艦載機が更に加わり、艦載機ファンが多いことを考えると、来場者の規模は、さらに多くなるのだろう。その際には、二日開催などで入場者の分散を期待したい。

HARUNA

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コメント (4)
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