◆防衛省補正予算2110億円要求
今月9日、今年度防衛予算の補正要求が発表されました。
補正予算ですが2110億円、東日本大震災以降ではこれだけの規模の予算が要求され、しかもその要求に施設装備や小型装備に留まらず、ヘリコプターの改修や装甲車に偵察機という、いわゆる正面装備がかなりの数を含んでいましたので、取り急ぎ記事といたしました。
防衛省は、”大規模災害や感染症などの各種事態発生時において、被災者の救出・救助や現地状況の偵察等の活動を長期にわたり実施するために必要な装備品や資機材等を整備”、としまして、装備品317億円を要求しています。本日は第一報という形でここの部分を中心に見てみましょう。
CH-47JA輸送ヘリコプター改修2機、LR-2連絡偵察機1機の整備、軽装甲機動車43両の調達、NBC偵察車1両の調達、96式装輪装甲車8両の調達、そして野外通信システム整備が2式と人命救助システムや山岳救助用装備などの装備に個人防護装備や化学防護装備の調達など。
装甲車両を実質50両以上、補正予算において年度予算に加えて増強調達した事例は、当方の記憶では今回が初めてであったように思います。また、CH-47の改修は延命改修であるのか能力向上改修であるのかは不明ですが、これも異例で連絡偵察機の補正予算での増強も恐らく今回が初めてです。もっとも、震災の年にC-130R輸送機一括取得等が行われていますが。
大規模災害が筆頭に提示されていますが、3t半や高機動車等の汎用車両ではなく装甲車両が要求され、勿論筆頭のみであり各種事態という表現が為されていますので、各種事態には装甲車を含めたもの、火山弾などへの対処も含まれますが、他の弾への対処も含め考えられている、ということでしょうか。概算要求の時点では不十分な部分を補正する、ここには場合によっては正面装備も入り得る、第一報ということで正面装備に絞り掲載しました。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
今月9日、今年度防衛予算の補正要求が発表されました。
補正予算ですが2110億円、東日本大震災以降ではこれだけの規模の予算が要求され、しかもその要求に施設装備や小型装備に留まらず、ヘリコプターの改修や装甲車に偵察機という、いわゆる正面装備がかなりの数を含んでいましたので、取り急ぎ記事といたしました。
防衛省は、”大規模災害や感染症などの各種事態発生時において、被災者の救出・救助や現地状況の偵察等の活動を長期にわたり実施するために必要な装備品や資機材等を整備”、としまして、装備品317億円を要求しています。本日は第一報という形でここの部分を中心に見てみましょう。
CH-47JA輸送ヘリコプター改修2機、LR-2連絡偵察機1機の整備、軽装甲機動車43両の調達、NBC偵察車1両の調達、96式装輪装甲車8両の調達、そして野外通信システム整備が2式と人命救助システムや山岳救助用装備などの装備に個人防護装備や化学防護装備の調達など。
装甲車両を実質50両以上、補正予算において年度予算に加えて増強調達した事例は、当方の記憶では今回が初めてであったように思います。また、CH-47の改修は延命改修であるのか能力向上改修であるのかは不明ですが、これも異例で連絡偵察機の補正予算での増強も恐らく今回が初めてです。もっとも、震災の年にC-130R輸送機一括取得等が行われていますが。
大規模災害が筆頭に提示されていますが、3t半や高機動車等の汎用車両ではなく装甲車両が要求され、勿論筆頭のみであり各種事態という表現が為されていますので、各種事態には装甲車を含めたもの、火山弾などへの対処も含まれますが、他の弾への対処も含め考えられている、ということでしょうか。概算要求の時点では不十分な部分を補正する、ここには場合によっては正面装備も入り得る、第一報ということで正面装備に絞り掲載しました。
北大路機関:はるな
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