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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】F-35A戦闘機&F-15J戦闘機,三菱重工から空へ向かう小牧基地の日常風景(2022-06-16)

2022-07-02 20:22:52 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■小牧城とKC-130の重なり
 基地を発着する航空機は撮影する回数が多ければ多い程に唸らされる情景に出会います。

 ランウェイチェンジは突然に。小牧基地は南北に滑走路が伸びていまして、そして南西には名古屋市が、北方には小牧城が威容を轟かせています。そして基本は名古屋方面からアプローチするのですね。ただ、気流の向きによってはこれが逆になることもありますが。

 小牧基地航空祭、今ではもう懐かしい響きになるのですか、その航空祭の最中には名古屋市の名駅摩天楼という名古屋駅前ビル群が遠景に見えますので、発着の背景に名古屋市内の高速ビルを背景に収める構図を撮影していました、航空祭らしくするにはこれがよい。

 名古屋空港の側からは、しかし、真逆ですので名古屋市街地を構図にいれるのが難しいのですよね、そして北方には小牧城が眺められるのですが。ただ、小牧城は離陸する先にありますので、写真の構図に収めるには、今の航空機はさっさと高空に上がってしまうのだ。

 城郭と自衛隊機、いやはや、岐阜基地撮影では犬山市の蒼龍寺という小高い、昔名鉄モノレールがありました跡地の近くなのですが、撮影位置として選びますと犬山城とタッチアンドゴーにて発着する様子を撮影できたものでした、戦国自衛隊のような違和感がよい。

 犬山城という構図、工夫しますと航空祭、こちらは岐阜基地航空祭の事だ、その撮影位置を考えて配置しますと、金華山の岐阜城と飛行展示を一枚に収める事ができます、頑張れば北陸の丸岡城も小松の展示と、と考えたのですが、これは流石に距離がありすぎました。

 小牧城、ランウェイチェンジは突然やってきました、要するに小牧城の側からアプローチしてくれるのですよ、手持ちのカメラはEOS-7DとG3Xの二台で、どちらのカメラでどの構図を撮影するかは迷ってしまうのですが、G3Xでは構図はこんな感じに仕上がりますね。

 岐阜城と飛行展示も撮影したのですが、あとはどうでしょう、構図を工夫しますと浜松城と浜松基地航空祭という構図は、基地と城郭は3km程の距離ですから位置的に可能なのかもしれません、ただ、航空祭当日には移動が難しそうですので、予行で狙うのがよいのか。

 浜松城ですと城郭の北側に基地がありまして、そして浜松城の通りの反対側には丘陵地がありますから、編隊飛行やブルーインパルスであれば遠くからも目立ちますので、もちろん本番に基地から離れる勇気と心の余裕はないのですが、ちょっと予行で撮りたくもなる。

 ランウェイチェンジ、気流がかわると管制が決断するのですが、小牧基地で撮影、このところ三カ月に二回程度ですか、撮影しているのですが、初めての経験かもしれません。そして、岐阜基地のランウェイチェンジも、ちょっと撮影してみたいものだと考えるのです。

 三井山という岐阜基地を眼下に見下ろす小山の山頂にあります三井城址にて撮影しているのですが、仮にここでランウェイチェンジとなりますと、岐阜城の方角といいますか、岐阜市街地と戦闘機や輸送機に練習機、という構図で撮影できるのですよね、上る価値あり。

 市街地と航空機という構図は貴重です、いや、ランウェイチェンジが無ければ小牧城の小牧山に登って撮影しますと、基地から離陸する戦闘機や輸送機と名古屋市街という構図も可能なのかもしれません、こう考えてみますと、コロナで行事はないがとる被写体は多い。

 気流の変化、しかし忘れてはならないのはランウェイチェンジは気流の変化が原因でして、雨雲が調べるまでも無く肉眼で近づいてくる様子が見えました、ちょうどランチタイムですし、と良い写真も撮れましたので、笑顔で撮影を完了しランチへと転進を開始しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-御殿場,総火演に富校祭に駒門祭前日に愉しむ駅前天麩羅の道

2022-07-02 14:11:44 | グルメ
■榛名さんの総監部グルメ日誌
 静岡には総監部はありませんが観艦式では毎回富士山を遠景に構図を決めるところですが、今回はその富士山のふもとの御殿場を巡る。

 COVID-19というコロナウィルス感染症は様々なものに断絶というものを突き付けました、もちろん感染拡大を許せば知人友人親類家族に生命の断絶というものを突き付けるものでしたが、日本御場合は生命の断絶という悲劇を回避する為に、自発的な籠城を選んだ。

 自衛隊関連行事は、巨大な感染症を前に自発的な籠城を選んだ事で一旦断絶しました、ただ、行事が無ければ行かない場所というものもありまして、特に毎年は少なくとも春の駒門駐屯地祭や夏の富士学校祭と富士総合火力演習にて散策した御殿場は最近なかなか、と。

 天ぷらいしかり。このお店は御殿場駅前の書店のあるメイン通りに沿って徒歩数分の場所にあるのですが、初めて探訪したのは2011年、あの東日本大震災が発災しました年度の富士総合火力演習前日でして、その後2019年まで毎年数回探訪していました、食の学び舎だ。

 ビールから始まる夜の天ぷら、女将さんは東北はいぶりがっこの、いまは前総理のというべきでしょうか、県出身といいまして、いしかりは北海道の地名、このお店は天ぷらのお店というのですが大将さんは色々なものを揚げてくれまして、美味しさに驚かされます。

 茄子の煮びたし、御通しです。御通しは店の名刺、茄子は苦手なのですがというのは過去の話でして、要するに調理法と共に茄子を美味しく頂くよりは旬の野菜の時期でこの時が夏野菜の茄子だったという、要するに世の中だいたいのものは旬と工夫が大事と教わる。

 刺身三点盛り、夜遅くなりますと二点盛りになったりとしますが、この店はカウンターを詰めれば座る事が出来まして、混雑している時は揚げ物とお刺身と時間帯を分けて注文しますと、夜のとばりとともにお酒の時間が降りてきますので、晩酌を長々愉しめるという。

 干支の木工細工を眺めながら、忙しくとも客の仕草に声を掛けて雑談に応じてくれる大将とともに、なにしろ目の前でてん油に食材を天ぷらに仕上げてくれるのですから、観ているだけでお酒は進み、そしてお酒は女将さんが注文に即応してくれますので、飽きない。

 銘柄は色々と有るのですが、焼酎は米焼酎に芋焼酎に麦焼酎とありまして、水割りかロックかと嗜んでいるうちに、一つ一つ肴の魚を摘まんで、時折読書を勤しんだり油の爆ぜる音と香ばしい香りに心沸かせていると、なんていうか、待つのは落ち着く時間なのですね。

 いぶりがっこの天ぷら、なにかお勧めを聞いてみましたらば秋田の名物ということでこんなのをすすめてもらいました、チーズとともにはさみ揚げとしてくれるのですが、癖のあるもの同士が大同盟を組んでくれまして、揚げ物はばくばく頂く時代の卒業にふさわしい。

 トマトの天ぷらも出来上がりました。天ぷらというと高級か饂飩屋のたねもの、という印象もあるのですが、ここはお手頃なものはお手頃に、定番の豪華なものは相応に、とすみわけが在りまして、カウンターに並ぶ食材をお願いして揚げてもらう、食感が面白いもの。

 プチトマトなのですが、これも天ぷらになるのかと正直驚いたものなのですけれども、口中でぷちりと爆ぜてトマトの酸味が広がるまでの揚げ物の食感からの変容というものが、これは一度お勧めしたい美味しさというか、食事の体験となっています、不思議なのです。

 焼酎は、まあ水では天ぷらの味は判りませんが、焼酎とともに口に運びますと、これは不思議なものなのですけれども、麦と米と芋というものにあう食材というものを自然に知る事が出来るのですね、勿論、ここは焼酎の専門店ではない為に個人の感想なのですけれど。

 海老の紫蘇巻、てんぷらなのですから変わりものばかりではなく、こう定番の海老を、注文したい。紫蘇巻を選んだのは、天麩羅屋さんならではの、ちょっとした傾奇なこころ、食感が面白いですね。そしてこの揚がりの頃には実がもう〆物を注文していたのでした。

 焼きおにぎり。結局はコメなのですよね、最後に只来たいものは。御茶づけなんかも出来るのですけれど、おにぎりだけで充分美味しいのですが、手間を掛け醤油と共に焼き上げると一段上の御馳走、流石に両手で頂いたりはしませんが、包んでホテルに持ち帰る事も。

 御殿場駅前、色々なお店が在るのですが300mほど散策しましたらば、色々な世界が有ります。なにしろここは世界遺産富士山の御膝元、夜の散策というのは美味とも、味覚の修行といいますか、日常を更に愉しむ事が出来ますので、代えがたい日常の香辛料なのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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電力需要逼迫長期化と歴史的猛暑災害-政治は直視し国営火力発電建設や持続的原子力開発など現実的な対策を

2022-07-02 07:01:44 | 防災・災害派遣
■臨時情報-猛暑と電力不足
 2011年の福島第一原発事故を思い出せば原子力の推進は大きな反対もあるのでしょうが、この暑さと電力不足は災害であり社会問題です。

 電力不足は政治課題となりつつある状況です。まず電力が不足していては経済活動も行うことは出来ません、そして電力不足は一時的なものと反論があるのかもしれませんが、製造業は季節産業ではなく世界のサプライチェーンのなかで円滑に動くことが重要であり、季節の温度により現代のグローバル経済において遅延が認められることはないのです。

 原子力廃止路線、もちろん代替電源が開発されるのならば反対はしません、ただ、2030年代に廃止を目指すが当面、というものは危険性をはらむ判断です、なぜならば2030年代に廃止される産業では専門家が育ちません、特に大学の原子力工学など若手技術者は、あと十数年で日本から無くなる産業を将来の進路設計に選ぶことはできないのではないか。

 2030年代に廃止するのであれば、新しい技術者は生まれません、それは原子炉設計や原子炉運用への技術者も含まれますが、何より事故対策の技術者も生まれません、産業として終わることを宣言するのですから、蒸気機関車の設計やブラウン管テレビやLEDではない白熱電球の省エネ技術の様に、このままではロストテクノロジーとなってしまうでしょう。

 原子力のいいとこどりで、票を稼ぐようにみえてしまうものでして、原子力を必要だと考えるならば、せめてベースロード電源として電力需要における一定割合を原子力により永続的に確保するという国策を示し、事業者の養成と事故対策の強化や太陽光電力買い取り制度のように原子力電力も買い取り制度を構築し事故対策基金とするくらいが、必要だ。

 石炭火力発電などを、電力不足に際してのベースロード電源とする、これも選択肢なのですが、政府が業界に呼びかける事にあまり意味はありません、石炭火力発電施設新設を電気事業法にもりこむ法改正をおこなうならば別なのですが、気候変動対策の観点から投資家は石炭火力発電に対し冷淡であり、結局民間には石炭ではいま資金が集まらないのです。

 国営火力発電所、Jパワーや東京電力が世論や投資家の反対を懸念して新規石炭火力発電所を建設資金を集められないならば、国営火力発電所として大井火力発電所規模の大規模火力発電所を首都圏と京阪神や中京地域に建設し、国が、石炭火力発電を行うことでの世論の圧力を受ける事に耐えてゆく覚悟、というような選択肢は、考えるべきかもしれません。

 批判はあるでしょうし気候変動対策から建設予定地選定にも反対はあるでしょう、しかし、原発ほど事故発生におけるリスクはありませんし、投資家が日本国債不買運動をおこなったとしても、必要なものであると説明し、耐えることは可能です。そしてもうひとつは水力発電のダム開発くらいでしょうか、あとは地熱発電でしょうか。選択肢は少ないのです。

 水力発電については、黒部ダムを中心とした黒部第四発電所による発電量が33万kw/hに達します、この規模の水力発電所が四カ所あれば敦賀原発に匹敵する発電が可能となります、これで可能だと用地買収を進めるべきと考えるか、あの規模のダムを西日本に四カ所新設すると西日本が水没してしまう、と考えるかは個人によるが、筆者は後者の立場です。

 地熱発電は建設費用が高いもののいったん建設してしまえば燃料費がかからないために低コストである、という説明と、既設の地熱発電所は老朽化が進み新規地熱坑掘削コストの問題から発電能力が低下している、この矛盾する説明が通ってしまう事が難点です、そして進まない要因を、温泉業界が反対しているから、で片づけている。現実を直視し動かねばなりません。

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