■防衛フォーラム
今回も時間が有りませんので各国海軍話題を適当に伊勢湾展示訓練の写真と共に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/9b/2bb2eb2e5517bfc67bbe62070bba8a9a.jpg)
中国海軍が建造していた新型の054B型フリゲイトが竣工したもようです。艦番号は545、上海の滬東中華廠において2023年8月に進水式を挙行していたものです。054型はNATOコードネームでは江凱型と区分されていましたが、既に大量建造された054A型と比較し大幅に大型化しており、中国近海を超えた西太平洋での行動が考慮されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b2/7448b771920ce3732e66719584dbb1ed.jpg)
054B型フリゲイトは推定値で満載排水量6000tと全長147m、これは054A型フリゲイトの満載排水量4000tと全長134mを凌駕するとともに、054A型では広域防空ミサイルが搭載され、054B型でもその搭載が想定されるとともにマスト部分に新型の多機能レーダーと思われる装備が搭載されており、中国海軍の行動海域拡大が予見される装備です。
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カタール海軍の新強襲揚陸艦アルファルクが竣工しました。イタリアで建造されていましたサンジョルジョ級強襲揚陸艦の独自仕様です。もともとサンジョルジョ級強襲揚陸艦は全通飛行甲板を有するものの、基準排水量6687tと満載排水量7980tという、非常にコンパクトな設計を採用し、しかし甲板係留など一定の立体揚陸作戦能力があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/bb/8276873764f3793fc4e655d66b6ed713.jpg)
サンジョルジョ級強襲揚陸艦は、このコンパクトな設計から先ずアルジェリア海軍に採用され、カラートベニアッベスとして竣工しています。上部構造物が大型化しているのが特色で、このための搭載能力が強化されているのが特色ですが、カタール海軍も子の艦艇に注目しており、2023年にパレルモで進水式を迎え、建造されていたものです。
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韓国海軍は世宗大王級イージス艦4番艦正祖大王を就役させました。これは世宗大王級バッチ2の1番艦となる広域防空艦です。韓国海軍はKDX計画としてグワンゲドデワン級とチュムンゴンイスンシン級という二種類の艦艇を1990年代末から2000年代にかけ建造するとともに、艦隊防空艦を計画しこのセジョンデワン級を建造しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/3b/5fd240f9a8406fea97d271c748097df5.jpg)
正祖大王はバッチ2の1番艦となりますが、これにより基準排水量は7600tから8200tへと大型化しています。特色は従来のイージス艦が艦隊防空任務を想定していましたが、セジョンデワン級のバッチ2では艦対地ミサイルを搭載するべく韓国独自のKVLS-2垂直発射装置を搭載し、これが従来のVLSより大型化しVLS数は減少しています。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/fb/ffeb551e90977956e9600834b5e2fe67.jpg)
中国海軍が建造する新空母福建が五度目の公試を完了しました。この五度目の公試を完了した空母の甲板にはタイヤが設置した痕跡などが上空からの写真により判明しており、艦載機の発着試験を実施した可能性があるようです。今回建造されている福建は中国海軍がこれまでに建造した航空母艦よりも大型化し、003型と位置付けられているもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f7/8f07ad7c5340e6def94e6dd65fadcc10.jpg)
福建、003型航空母艦は、現在のところ建造されているのは福建のみですが、空母航空団の編成を考えた場合、従来の001型航空母艦や002型航空母艦とは大きさが異なることからローテーションを組むことが難しくなります。中国が今後どのように003型航空母艦を量産してゆくのかが、中国海軍の方越す詠を示すこととなるでしょう。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/e7/27ae22b761b7a860dcfc71424fb849ac.jpg)
中国海軍が建造する076型強襲揚陸艦にカタパルト艤装工事の様子が判明しました。076型強襲揚陸艦は、全通飛行甲板を有する大型艦であり、その満載排水量は50000tと、アメリカ海軍のワスプ級強襲揚陸艦を凌駕し、アメリカ級強襲揚陸艦をも上回る可能性を持つ強襲揚陸艦となっていますが、カタパルトは一つの関心事となっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/2f/6142c21de1602ebec0d1b5b7b87586e4.jpg)
中国にはアメリカのF-35B戦闘機やハリアー攻撃機などのような垂直離着陸可能という航空機を製造する技術が無く、水陸両用作戦を展開する際に航空支援などをどのように展開するかが課題と目されていましたが、今回、カタパルト艤装工事が行われたことで、無人航空機の中で戦闘能力を持つ機体が運用可能となることを示しています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
今回も時間が有りませんので各国海軍話題を適当に伊勢湾展示訓練の写真と共に。
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中国海軍が建造していた新型の054B型フリゲイトが竣工したもようです。艦番号は545、上海の滬東中華廠において2023年8月に進水式を挙行していたものです。054型はNATOコードネームでは江凱型と区分されていましたが、既に大量建造された054A型と比較し大幅に大型化しており、中国近海を超えた西太平洋での行動が考慮されている。
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054B型フリゲイトは推定値で満載排水量6000tと全長147m、これは054A型フリゲイトの満載排水量4000tと全長134mを凌駕するとともに、054A型では広域防空ミサイルが搭載され、054B型でもその搭載が想定されるとともにマスト部分に新型の多機能レーダーと思われる装備が搭載されており、中国海軍の行動海域拡大が予見される装備です。
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カタール海軍の新強襲揚陸艦アルファルクが竣工しました。イタリアで建造されていましたサンジョルジョ級強襲揚陸艦の独自仕様です。もともとサンジョルジョ級強襲揚陸艦は全通飛行甲板を有するものの、基準排水量6687tと満載排水量7980tという、非常にコンパクトな設計を採用し、しかし甲板係留など一定の立体揚陸作戦能力があった。
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サンジョルジョ級強襲揚陸艦は、このコンパクトな設計から先ずアルジェリア海軍に採用され、カラートベニアッベスとして竣工しています。上部構造物が大型化しているのが特色で、このための搭載能力が強化されているのが特色ですが、カタール海軍も子の艦艇に注目しており、2023年にパレルモで進水式を迎え、建造されていたものです。
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韓国海軍は世宗大王級イージス艦4番艦正祖大王を就役させました。これは世宗大王級バッチ2の1番艦となる広域防空艦です。韓国海軍はKDX計画としてグワンゲドデワン級とチュムンゴンイスンシン級という二種類の艦艇を1990年代末から2000年代にかけ建造するとともに、艦隊防空艦を計画しこのセジョンデワン級を建造しました。
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正祖大王はバッチ2の1番艦となりますが、これにより基準排水量は7600tから8200tへと大型化しています。特色は従来のイージス艦が艦隊防空任務を想定していましたが、セジョンデワン級のバッチ2では艦対地ミサイルを搭載するべく韓国独自のKVLS-2垂直発射装置を搭載し、これが従来のVLSより大型化しVLS数は減少しています。
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中国海軍が建造する新空母福建が五度目の公試を完了しました。この五度目の公試を完了した空母の甲板にはタイヤが設置した痕跡などが上空からの写真により判明しており、艦載機の発着試験を実施した可能性があるようです。今回建造されている福建は中国海軍がこれまでに建造した航空母艦よりも大型化し、003型と位置付けられているもの。
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福建、003型航空母艦は、現在のところ建造されているのは福建のみですが、空母航空団の編成を考えた場合、従来の001型航空母艦や002型航空母艦とは大きさが異なることからローテーションを組むことが難しくなります。中国が今後どのように003型航空母艦を量産してゆくのかが、中国海軍の方越す詠を示すこととなるでしょう。
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中国海軍が建造する076型強襲揚陸艦にカタパルト艤装工事の様子が判明しました。076型強襲揚陸艦は、全通飛行甲板を有する大型艦であり、その満載排水量は50000tと、アメリカ海軍のワスプ級強襲揚陸艦を凌駕し、アメリカ級強襲揚陸艦をも上回る可能性を持つ強襲揚陸艦となっていますが、カタパルトは一つの関心事となっていた。
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中国にはアメリカのF-35B戦闘機やハリアー攻撃機などのような垂直離着陸可能という航空機を製造する技術が無く、水陸両用作戦を展開する際に航空支援などをどのように展開するかが課題と目されていましたが、今回、カタパルト艤装工事が行われたことで、無人航空機の中で戦闘能力を持つ機体が運用可能となることを示しています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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