榛名さんの総監部グルメ日誌
日常の変化を求めてという仰々しい話ではないのですが地下鉄で時計を見るとちょっと時間があったので京都市役所前駅で降りてBARに立ち寄っただけのはなし。

BARを巡るというのはちょっとした冒険だ、それは色々理由を考えたのだけれども基本的にカウンターでグラスを傾けるBARというのは、いろんな意味でほかの人々との距離が近い、それは意図してもしなくても交流と交歓が生まれる事を意味します。

河原町通、ヒルトンホテルのあたりからもう少し下ったあたりに、この界隈は夜にちょっとした寄り道を考える際、迷わずともあいているところに飛び込めば結構楽しく過ごすことが出来るお店が並んでいまして。先斗町とかも良いのだけれども。

ベイリーズアイリッシュクリーム、カクテルではB-52という、まあ好事家に好まれそうな名前ではあるのですが、三層に分かれたカクテルが有名です。このカクテルの語源は強烈なことからB-52戦略爆撃機の名を借りたという。つまりその、まんま。

B-52でこれは美味しい、と早速買ってみたのですが、クリームの甘さとアイリッシュウィスキーを取り合わせたこの味わいは開栓のち直ぐに風味が悪くなるため、これは自宅で飲むものでは無く外食で愉しむものなのだと痛感しつつ、置いている店は限られ。

アイリッシュウィスキーの奥に、しかし主役はクリームだというほどに甘めの、それでいて度数は17度くらいという、やはりアイルランド名産のクリームがこれでもかと幅を利かせているお酒はロックで一口一口と大切に頂き、隣の会話に耳を寄せて。

BARでは、会話を愉しむというところなのだけれどもかなしいかな今日のお客で地元はわたしひとり、後は英語圏ならばもう少し聞き取りできたのかもしれないが、フランス語でもなくあれ多分オランダ語なのだろうなあ、何言ってるかさっぱりわからない。

ハバナクラブ。こうなったらラムだ、110mm個人対戦車弾のことではないぞ、ラムだっちゃでも無いし世代が違う。昔、そういう名前の店に連れて行ってもらったのをふと思い出し、ラム酒を、少し迷ってこちらもロックで頂くことにしました。

瓶が凍るほどに冷やされたハバナクラブは度数37度、ジンに慣れているとまあそんなものかダルマが43度だったか。不思議と強さを感じないのですが、調子に乗ってなんばいも気分良く呑んでいるとあとあと凄いことになるというのがラム酒の不思議なところ。

ラム酒はサトウキビが原料ですので、強烈な酒精のおくに確かな砂糖の甘みが隠れていて、それは一瞬愛嬌示したあとに爆発的な香りが飛び出てくるのをうっと喉から食道に忍ばせ、ふうっと再度の酒精が放つ勢いを愉しみながら口に含むもうひとくち。

CAPOさん、開店から1900時まではハッピーアワータイムという、黄昏どき限定のちょっぴり割り引いたお値段でお酒を楽しめるという、夕暮れに少しだけ寄り道するにはうれしいところもあります。こういう日常の寄り道が好い変化をもたらすのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
日常の変化を求めてという仰々しい話ではないのですが地下鉄で時計を見るとちょっと時間があったので京都市役所前駅で降りてBARに立ち寄っただけのはなし。

BARを巡るというのはちょっとした冒険だ、それは色々理由を考えたのだけれども基本的にカウンターでグラスを傾けるBARというのは、いろんな意味でほかの人々との距離が近い、それは意図してもしなくても交流と交歓が生まれる事を意味します。

河原町通、ヒルトンホテルのあたりからもう少し下ったあたりに、この界隈は夜にちょっとした寄り道を考える際、迷わずともあいているところに飛び込めば結構楽しく過ごすことが出来るお店が並んでいまして。先斗町とかも良いのだけれども。

ベイリーズアイリッシュクリーム、カクテルではB-52という、まあ好事家に好まれそうな名前ではあるのですが、三層に分かれたカクテルが有名です。このカクテルの語源は強烈なことからB-52戦略爆撃機の名を借りたという。つまりその、まんま。

B-52でこれは美味しい、と早速買ってみたのですが、クリームの甘さとアイリッシュウィスキーを取り合わせたこの味わいは開栓のち直ぐに風味が悪くなるため、これは自宅で飲むものでは無く外食で愉しむものなのだと痛感しつつ、置いている店は限られ。

アイリッシュウィスキーの奥に、しかし主役はクリームだというほどに甘めの、それでいて度数は17度くらいという、やはりアイルランド名産のクリームがこれでもかと幅を利かせているお酒はロックで一口一口と大切に頂き、隣の会話に耳を寄せて。

BARでは、会話を愉しむというところなのだけれどもかなしいかな今日のお客で地元はわたしひとり、後は英語圏ならばもう少し聞き取りできたのかもしれないが、フランス語でもなくあれ多分オランダ語なのだろうなあ、何言ってるかさっぱりわからない。

ハバナクラブ。こうなったらラムだ、110mm個人対戦車弾のことではないぞ、ラムだっちゃでも無いし世代が違う。昔、そういう名前の店に連れて行ってもらったのをふと思い出し、ラム酒を、少し迷ってこちらもロックで頂くことにしました。

瓶が凍るほどに冷やされたハバナクラブは度数37度、ジンに慣れているとまあそんなものかダルマが43度だったか。不思議と強さを感じないのですが、調子に乗ってなんばいも気分良く呑んでいるとあとあと凄いことになるというのがラム酒の不思議なところ。

ラム酒はサトウキビが原料ですので、強烈な酒精のおくに確かな砂糖の甘みが隠れていて、それは一瞬愛嬌示したあとに爆発的な香りが飛び出てくるのをうっと喉から食道に忍ばせ、ふうっと再度の酒精が放つ勢いを愉しみながら口に含むもうひとくち。

CAPOさん、開店から1900時まではハッピーアワータイムという、黄昏どき限定のちょっぴり割り引いたお値段でお酒を楽しめるという、夕暮れに少しだけ寄り道するにはうれしいところもあります。こういう日常の寄り道が好い変化をもたらすのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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