■神戸まや大人気
流石は神戸だ護衛艦まや待機列は90分待ちだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/0a/76e21612824fd70100908400cccf2d0c.jpg)
護衛艦の居住性、我が国の場合は同盟国がアメリカだけということで日常的によこすかではアーレイバーク級ミサイル駆逐艦とタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を見ている訳なのですけれども、所謂"西側の"艦艇にあってアメリカ海軍艦艇の居住性はかなり低い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/2c/974e8eee909c1df8af45263bba0393c9.jpg)
潜水艦のように本格的に居住性に避ける空間が無い艦艇は、それはもう潜水艦乗員手当を強化するほかないのですが、護衛艦についてはなあ、と思う。そのためにはもう少しNATO海軍艦艇の視察を強化して、居住性に関する常識を令和水準としなければならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/62/3cbcbb03499108744deaf7c2dbe43b06.jpg)
個室を強化する意味、いくつか考えたのですが配置次第ではスプリンター対策にはなる、水上戦闘艦としての利点です。現在の水上戦闘艦に装甲は無く、一部の重要区間にケブラー材を用いて破片対策としているようですが、重要区画防護には空間も有用となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/2d/aee51b74979367ca5ab7209fa22b2cfd.jpg)
スプリンター対策というので、昔考えさせられたというか驚いたのはシンガポール海軍のステッドファスト級フリゲイトでステルス設計の内側に斜めとなり使いにくい空間を電子装置用区画としていた、撮影禁止だったがあれでは最初の破片で破壊されてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d6/b3c9179273f41cbab744a3d805188386.jpg)
ステッドファスト級、これでは艦内は撮影させられないと思いつつシンガポールそのものが空軍基地周辺に、撮影したら射殺、の看板があって実際MPがうろうろし報道許可証があっても拘束される国、ただ、飛行甲板なら撮影いいよと乗員の厚意には感謝しかない。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/44/5f91a1a776067492b473205bdce367ba.jpg)
デアリング級駆逐艦、居住性について考えさせられるのは士官は候補生以外基本個室、下士官は二人部屋で片方が基本当直、水兵でもカーフェリーのB寝台以上の居住空間、BARというかパブがあり、食事はカフェテリア方式、というイギリス海軍の事例があるゆえ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/df/7e1691c2b20312a83f8dbabc1a937b0c.jpg)
アーレイバーク級をみますと、これ、映画のバトルシップとかドラマのラストシップとかシップ系作品で描かれているとおり、まあ本邦の護衛艦もあんな感じだよなあ的な描写で、韓国艦や台湾艦も同程度、中国やロシアも似たようなもので、安心してしまうやも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/bf/892be46bb511108e6d84414ea0b5039d.jpg)
たかつき型、やまぐも型の時代は文字通り沖縄返還前の我が国専守防衛の行動範囲で、はつゆき型、あさぎり型の設計時点まではまさかアフリカ沖とか中東とかインド洋に長期航海し、ハワイは近所で航海は一ヶ月単位、という運用は想定されていなかった訳で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/17/c6d2dcfd6657c2c7a5823778c92ac6d1.jpg)
むらさめ型護衛艦、こんごう型ミサイル護衛艦から科員居住区は漸く二段ベッドとなり、居住性は昔の詰め込み式三段ベッドからは進歩はした、けれどもそれから30年経て、一般の若者の求める常識というようなものの前にPKO協力法が出来て数年の時代とは違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/f8/7960f413018aded73c36f76c9fd1f67b.jpg)
すがしま型掃海艇については以前、シーパワー誌時代から撮影されている高名なカメラマンさんと掃海艇で移動する機会がありまして、へえっ一人部屋だ、と居住区がかなりの数一人部屋として運用されていることに感心する声が上がったのを思い出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/48/5df05bc3705b9bdacc86864fae47e13d.jpg)
もがみ型なんかは居住性どうなっているのかなあ、1号型油槽船は科員居住区がすべて商船並みに個室化が実現したという。個室があれば悩んだときに一人になる時間がいる場合でも、また長期航海でも寄港地で土産物を揃えることも、私物を持ち込むことも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/46/2e22757ff006dafe6684a4440216c0d5.jpg)
自衛隊は今募集難ということですが、世界を見れば募集難で無い軍隊は無い、アメリカ陸軍は遂に新兵の個室貸与を始めましたし、いつまでも昭和の感覚では、昭和のような毎年一割以上の昇給昇級時代にでも戻さない限り、令和時代の感覚の若者は集めにくい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
流石は神戸だ護衛艦まや待機列は90分待ちだった。
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護衛艦の居住性、我が国の場合は同盟国がアメリカだけということで日常的によこすかではアーレイバーク級ミサイル駆逐艦とタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を見ている訳なのですけれども、所謂"西側の"艦艇にあってアメリカ海軍艦艇の居住性はかなり低い。
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潜水艦のように本格的に居住性に避ける空間が無い艦艇は、それはもう潜水艦乗員手当を強化するほかないのですが、護衛艦についてはなあ、と思う。そのためにはもう少しNATO海軍艦艇の視察を強化して、居住性に関する常識を令和水準としなければならない。
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個室を強化する意味、いくつか考えたのですが配置次第ではスプリンター対策にはなる、水上戦闘艦としての利点です。現在の水上戦闘艦に装甲は無く、一部の重要区間にケブラー材を用いて破片対策としているようですが、重要区画防護には空間も有用となる。
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スプリンター対策というので、昔考えさせられたというか驚いたのはシンガポール海軍のステッドファスト級フリゲイトでステルス設計の内側に斜めとなり使いにくい空間を電子装置用区画としていた、撮影禁止だったがあれでは最初の破片で破壊されてしまう。
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ステッドファスト級、これでは艦内は撮影させられないと思いつつシンガポールそのものが空軍基地周辺に、撮影したら射殺、の看板があって実際MPがうろうろし報道許可証があっても拘束される国、ただ、飛行甲板なら撮影いいよと乗員の厚意には感謝しかない。
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デアリング級駆逐艦、居住性について考えさせられるのは士官は候補生以外基本個室、下士官は二人部屋で片方が基本当直、水兵でもカーフェリーのB寝台以上の居住空間、BARというかパブがあり、食事はカフェテリア方式、というイギリス海軍の事例があるゆえ。
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アーレイバーク級をみますと、これ、映画のバトルシップとかドラマのラストシップとかシップ系作品で描かれているとおり、まあ本邦の護衛艦もあんな感じだよなあ的な描写で、韓国艦や台湾艦も同程度、中国やロシアも似たようなもので、安心してしまうやも。
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たかつき型、やまぐも型の時代は文字通り沖縄返還前の我が国専守防衛の行動範囲で、はつゆき型、あさぎり型の設計時点まではまさかアフリカ沖とか中東とかインド洋に長期航海し、ハワイは近所で航海は一ヶ月単位、という運用は想定されていなかった訳で。
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むらさめ型護衛艦、こんごう型ミサイル護衛艦から科員居住区は漸く二段ベッドとなり、居住性は昔の詰め込み式三段ベッドからは進歩はした、けれどもそれから30年経て、一般の若者の求める常識というようなものの前にPKO協力法が出来て数年の時代とは違う。
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すがしま型掃海艇については以前、シーパワー誌時代から撮影されている高名なカメラマンさんと掃海艇で移動する機会がありまして、へえっ一人部屋だ、と居住区がかなりの数一人部屋として運用されていることに感心する声が上がったのを思い出しました。
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もがみ型なんかは居住性どうなっているのかなあ、1号型油槽船は科員居住区がすべて商船並みに個室化が実現したという。個室があれば悩んだときに一人になる時間がいる場合でも、また長期航海でも寄港地で土産物を揃えることも、私物を持ち込むことも。
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自衛隊は今募集難ということですが、世界を見れば募集難で無い軍隊は無い、アメリカ陸軍は遂に新兵の個室貸与を始めましたし、いつまでも昭和の感覚では、昭和のような毎年一割以上の昇給昇級時代にでも戻さない限り、令和時代の感覚の若者は集めにくい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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