■快晴の小牧航空祭
小牧基地航空祭特集は今年の小牧基地航空祭その直前に掲載開始したのですが延々掲載し続けいよいよ1文字違いの小松基地航空祭もみえてきました。
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小牧基地航空祭は主要な基地航空機による飛行展示を完了し、いよいよブルーインパルス飛行展示が航空祭のフィナーレを飾るべく準備が開始されている段階なのですが、こういう時間帯を利用して地上展示航空機を撮影するべく基地エプロン地区を一周しよう。
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晴天だ。悪天候と航空祭、取り合わせとしてはものすごく相性がだめな感じです。この小牧航空祭は快晴という幸運に恵まれましたが、曇天というだけでまず撮影位置を考え直さなければなりませんし、雨天となると飛行するかどうかわかりません。台風でも来たら。
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飛行さえしてくれるならば、撮影はできるのですが、雨天とともに曇天が視界不良という状態になってしまいますと、降っていないのに飛べない、なんてことがあるのですね。しかし、近場の航空祭ならばともかく、遠方の航空祭となると別の問題が生じる構図が有る。
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ホテルをどうするか、という問題です。更に遠方の航空祭となりますと旅客機を使う場合がありますので、安価な航空券ほどキャンセル料金の問題が生じますし、ホテルについてもじつのところ当日正午までキャンセル無料のホテルというのはこの頃めっきりすくない。
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天気予報、航空祭が近くなりますと仕事中も食事中も就寝中さえ天気には敏感になります、毎日布団を干したまま仕事にいく感覚に近いのか、ちょっと違うか。それはキャンセルが当日に近づくほどキャンセル料金がたかくなりますし、行って撮れなければ意味が無い。
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防滴装備、雨天の可能性が出てきますともう一つ、カメラはじめ撮影機材を雨天から守らなければなりません、これをあまくみていると大変なことになる。それは実は2006年の東千歳駐屯地祭で痛い経験がありまして、余り考えずに行き当然の様に当日豪雨を迎えた。
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カメラに雨滴がついても拭けばいい、という今考えれば吹いてしまいそうな楽観でして、ズームレンズの内側に結露するともう撮影できませんし、なによりレンズを吹く布そのものが湿ってしまうと拭いてもふいても曇りが増すだけでどうともならないということ。
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新千歳空港で壊れたかと思って撮影を中断した後もかなり右往左往していましたが、なんとか機能を回復しまして、しかしまともな撮影ができなかった。レインコート、カメラ用レインコートという専用の防滴機材があることを、この2006年に痛みと共に気づきます。
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第7師団の式典参加部隊の方が大変だったのですよ、と、これはマニア雑誌にWeblogの投稿を意識したような掲載が載せられてしまいましたが、苦労自慢と言うよりもあの日は東千歳駐屯地に官民一致で、居ました全員大変だった、というのが正直なところだと思う。
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岐阜基地航空祭2005、実はこの雨天への警鐘は前年の岐阜基地航空祭、T-1練習機のラストフライトがちかいことで重要な航空祭だったのですが、ここで雨天に見回れまして、ありあわせのビニール袋で凌いだ経験があった、あのときを教訓とすべきだったと思い返す。
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T-1練習機が飛行できなかった航空祭ですが、同時に雨天の場合は十分な準備が必要と身を持って痛感する前に、青の時点でもう少し強い雨だったらどうなったか、ということを教訓とすべきだったのかもしれません。今考えれば痛い目を見ずに済んだ教訓だったという。
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カメラレインコート、これもいろいろな種類があって、完全に覆ってしまってレンズのフードの先端だけ辛うじて出すものや、ズームの操作が簡単なようにカメラの上面と側面だけを覆うもの、カメラに載せる傘のようなモノから水中撮影用のものまで色々あります。
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2015年の富士総合火力演習において、しかし、防滴が必要なのはカメラ機材だけではなかったということを知ります。低体温症一歩手前だった、そう自分も防滴しなければならないのですね。多少の準備はしていましたが、そんなものは不十分で早い話、体調を崩した。
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東富士演習場では夏でも低体温症がおこるんだぞ、とは中の人の友人が教えてくれたこと、警告といっていい。セパレーツというのですか、登山用のゴアテックスのヤッケとズボンが分かれている防滴のものがあれば、あとはゴム製の靴カバーの装着でほぼ濡れない。
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しかし、防滴機材というのはどうしてもかさばる、いや登山洋品店で少々のお値段を覚悟しますと、これがここまでコンパクトになるのか、と驚かされる防滴機材もあるのですが、カメラとカメラバックに自分用の防滴機材を含めると収容には鞄がもう一つ必要となる。
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最低限の防滴機材を準備するのか、万一に備えた小さな折りたたみ傘だけ、京都殺人案内の音川刑事みたく準備するのか、フル装備か。ここも天気予報と相談して考えなければなりません。そしてもう一つ、悪天候の場合は撮影場所を考える必要があるのですよね。
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通り雨、飛行展示はできるのだけれども急激な天候変化を想定する場合には、撮影位置を考えておく必要もある。飛ぶのだから撮影に行くのだけれども雨降るかもしれないなあ、という場合です、2022年岐阜基地航空祭なんかは飛行展示終了直後に豪雨だ。どうするか。
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小松基地航空祭2014、コマツマジックという、悪天候予報でもなんとかなるのが小松基地ということで、大雨洪水警報がでていましたが撮影へ展開しました。途中の北陸自動車道がえらいことになっていましたが、まあ何とかなるだろう、防滴フル装備で臨みました。
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飛行教導群の新田原から小松移駐後最初の航空祭だったので、もうあの遠い新田原にいかずともアグレッサーがみれるのだ、というテンションも背景にあったと思う、ただ、豪雨の予報といいますか、夜間0300時頃の豪雨はすごかった、六時間でやむか懸念したけど。
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雨あがる。夫婦旅-さらば浪人の第一話タイトルではないのですが、航空祭は天候が回復し、ものすごいヴェイパーを引きながらアグレッサーの飛行展示が行われまして、わたしたちはこれを敢えて基地内ではなく、小松空港展望デッキから撮影した選択肢をとりましたね。
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空港展望デッキ、要するにいきなり豪雨に見舞われればターミナルビルに退避してしまえば雨宿りできますし、ハンバーガーでもかじりながら天候回復を待つことができる。この日はみんな諦め気味だったのか、不思議と展望デッキは混雑していないのは僥倖でした。
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小牧基地も県営名古屋空港、百里基地は茨城空港、千歳基地は展望デッキが新千歳空港側だけれども南千歳駅連絡通路、那覇空港と那覇基地、まあ以外と展望デッキと基地が隣接していて撮影できる場所というのは意外とあり、天候次第では、十分選択肢に入ります。
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航空祭の活況が撮影できないではないか、日常撮影とおなじでしかない、とおもわれるかもしれませんが、地上展示機と満員のエプロン地区を地上滑走の戦闘機と一緒に借景として撮影しますと、結果論でいうならばこれはけっこう航空祭らしい構図となるのですよね。
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天候も多少の曇天ならば機動飛行のさいにショックコーンやヴェイパーを曳いて迫力ある展示の様子を撮影できるのですが、万一、いや十分の一の確率に備えて十分な準備をしておく必要があります、だからこそ天気予報をいつも注目してしまうのだ。これからもです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
小牧基地航空祭特集は今年の小牧基地航空祭その直前に掲載開始したのですが延々掲載し続けいよいよ1文字違いの小松基地航空祭もみえてきました。
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小牧基地航空祭は主要な基地航空機による飛行展示を完了し、いよいよブルーインパルス飛行展示が航空祭のフィナーレを飾るべく準備が開始されている段階なのですが、こういう時間帯を利用して地上展示航空機を撮影するべく基地エプロン地区を一周しよう。
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晴天だ。悪天候と航空祭、取り合わせとしてはものすごく相性がだめな感じです。この小牧航空祭は快晴という幸運に恵まれましたが、曇天というだけでまず撮影位置を考え直さなければなりませんし、雨天となると飛行するかどうかわかりません。台風でも来たら。
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飛行さえしてくれるならば、撮影はできるのですが、雨天とともに曇天が視界不良という状態になってしまいますと、降っていないのに飛べない、なんてことがあるのですね。しかし、近場の航空祭ならばともかく、遠方の航空祭となると別の問題が生じる構図が有る。
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ホテルをどうするか、という問題です。更に遠方の航空祭となりますと旅客機を使う場合がありますので、安価な航空券ほどキャンセル料金の問題が生じますし、ホテルについてもじつのところ当日正午までキャンセル無料のホテルというのはこの頃めっきりすくない。
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天気予報、航空祭が近くなりますと仕事中も食事中も就寝中さえ天気には敏感になります、毎日布団を干したまま仕事にいく感覚に近いのか、ちょっと違うか。それはキャンセルが当日に近づくほどキャンセル料金がたかくなりますし、行って撮れなければ意味が無い。
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防滴装備、雨天の可能性が出てきますともう一つ、カメラはじめ撮影機材を雨天から守らなければなりません、これをあまくみていると大変なことになる。それは実は2006年の東千歳駐屯地祭で痛い経験がありまして、余り考えずに行き当然の様に当日豪雨を迎えた。
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カメラに雨滴がついても拭けばいい、という今考えれば吹いてしまいそうな楽観でして、ズームレンズの内側に結露するともう撮影できませんし、なによりレンズを吹く布そのものが湿ってしまうと拭いてもふいても曇りが増すだけでどうともならないということ。
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新千歳空港で壊れたかと思って撮影を中断した後もかなり右往左往していましたが、なんとか機能を回復しまして、しかしまともな撮影ができなかった。レインコート、カメラ用レインコートという専用の防滴機材があることを、この2006年に痛みと共に気づきます。
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第7師団の式典参加部隊の方が大変だったのですよ、と、これはマニア雑誌にWeblogの投稿を意識したような掲載が載せられてしまいましたが、苦労自慢と言うよりもあの日は東千歳駐屯地に官民一致で、居ました全員大変だった、というのが正直なところだと思う。
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岐阜基地航空祭2005、実はこの雨天への警鐘は前年の岐阜基地航空祭、T-1練習機のラストフライトがちかいことで重要な航空祭だったのですが、ここで雨天に見回れまして、ありあわせのビニール袋で凌いだ経験があった、あのときを教訓とすべきだったと思い返す。
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T-1練習機が飛行できなかった航空祭ですが、同時に雨天の場合は十分な準備が必要と身を持って痛感する前に、青の時点でもう少し強い雨だったらどうなったか、ということを教訓とすべきだったのかもしれません。今考えれば痛い目を見ずに済んだ教訓だったという。
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カメラレインコート、これもいろいろな種類があって、完全に覆ってしまってレンズのフードの先端だけ辛うじて出すものや、ズームの操作が簡単なようにカメラの上面と側面だけを覆うもの、カメラに載せる傘のようなモノから水中撮影用のものまで色々あります。
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東富士演習場では夏でも低体温症がおこるんだぞ、とは中の人の友人が教えてくれたこと、警告といっていい。セパレーツというのですか、登山用のゴアテックスのヤッケとズボンが分かれている防滴のものがあれば、あとはゴム製の靴カバーの装着でほぼ濡れない。
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しかし、防滴機材というのはどうしてもかさばる、いや登山洋品店で少々のお値段を覚悟しますと、これがここまでコンパクトになるのか、と驚かされる防滴機材もあるのですが、カメラとカメラバックに自分用の防滴機材を含めると収容には鞄がもう一つ必要となる。
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小牧基地も県営名古屋空港、百里基地は茨城空港、千歳基地は展望デッキが新千歳空港側だけれども南千歳駅連絡通路、那覇空港と那覇基地、まあ以外と展望デッキと基地が隣接していて撮影できる場所というのは意外とあり、天候次第では、十分選択肢に入ります。
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航空祭の活況が撮影できないではないか、日常撮影とおなじでしかない、とおもわれるかもしれませんが、地上展示機と満員のエプロン地区を地上滑走の戦闘機と一緒に借景として撮影しますと、結果論でいうならばこれはけっこう航空祭らしい構図となるのですよね。
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天候も多少の曇天ならば機動飛行のさいにショックコーンやヴェイパーを曳いて迫力ある展示の様子を撮影できるのですが、万一、いや十分の一の確率に備えて十分な準備をしておく必要があります、だからこそ天気予報をいつも注目してしまうのだ。これからもです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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