■見上げるブルーインパルス
ブルーインパルスは広角レンズで撮影するか超望遠で撮影するかという毎回考える事なのですけれど同時に何処から撮影するかも重要だ。
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小牧基地航空祭、この日は快晴ですので、どういった構図の写真を撮影するかは太陽の位置と此処からの場所取り次第、この条件というのはブルーインパルスも同じなのですが、この写真をどのあたりから撮影するのか、というものも重要なのです。そして基地は広い。
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小牧基地、案外に広い基地です。いまでこそ輸送機部隊の基地となっていますが、かつては戦闘機部隊も配備されていまして、しかしこれから中国海軍航空母艦など、太平洋上から日本の防空識別圏に迫る脅威を考えれば将来検討しなければならない課題とも思うのだ。
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三沢基地の第3航空団、部隊がまだ第82航空隊という一個飛行隊を期間としていた当時はここ小牧基地に配備されていまして、小牧基地を離陸するF-86D戦闘機の映像などは怪獣映画にそのまま使われたこともある、微妙に当時と今と風景が重なるのは不思議に思った。
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F-86D戦闘機はレーダーを搭載した全天候戦闘機、これはいまでこそ戦闘機にレーダーを搭載しているのは当たり前の時代なのですが、航空自衛隊が創設された当時の主力は朝鮮戦争時代のF-86D、昼間戦闘機と呼ばれていてレーダーを搭載していない戦闘機です。
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F-86F戦闘機でも夜間飛行くらいは当然できました、けれどもそれは小牧基地から入間基地へ、という夜間に移動する場合というものでしてスクランブル発進などに当たるには相手の航空機を捕捉しなければなりません、近くまでレーダーサイトと指揮所は誘導する。
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夜間戦闘機ともいわれたものですが、F-86Dはレーダーを機首に装備していた、F-86Fもレーダーはあるにはあるのですが測距用レーダー、つまり搭載する12.7mm機銃6門を正確に命中させるための見越し角度を計算するためで索敵に使えるほどの性能がありません。
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小牧基地というのはそうした航空機が配備されていた時代のもの。いまは航空管制を教育する第五術科学校が小牧基地に配備されていて、2006年までは航空管制通りに誘導する教育訓練用にT-1B練習機が配備されていました、当時の富士重工が開発したジェット機だ。
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第五術科学校、考えてみればこの航空機を誘導する航空管制、なにしろ旅客機のように定点と定点の空港と空港を結ぶのではなく、動いている国籍不明機と緊急発進した戦闘機を結ぶ訓練です、草創期の時代に配備されたF-86D戦闘機は実任務と教育をやっていたのだ。
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T-1B練習機、いまのかたには、と書きますと大時代的といいますか世代認識というものを感じる頃合いになったものだと寂しくもある意味年代を感じるのですが、昔は航空祭でもT-1Bが飛行展示を行い、2005年は飛行展示をがんばりすぎて最中に白煙を曳いていたほど。
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富士重工、いまはスバルですが、日本で初めて量産したジェット機がT-1Bです、いや橘花が先だろうとおもわれるでしょうが、あれは量産したことになるのでしょうかねえ。橘花、開発されたジェット機としては日本初、任務は体当たり専用の特殊攻撃機でしたけれど。
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広い基地には過去の航空機も保存展示地区にならんでいるのですが、F-86DもT-1Bも配置されています、けれども航空祭の日にはどうしても先ず、撮影位置を確保しなければならない、すると保存展示機は日の傾いた時間帯に撮影する写真というものが私の場合おおい。
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エプロン地区、すると一風変わった場所から撮影して飛行展示終了後は素早く撤収する、ということも考えたのですけれども、結局は王道といいますか、広いエプロン地区にて撮影する事としました、帰りの事は、まあ帰りの際に群衆の中で考えよう、という訳ですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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ブルーインパルスは広角レンズで撮影するか超望遠で撮影するかという毎回考える事なのですけれど同時に何処から撮影するかも重要だ。
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小牧基地航空祭、この日は快晴ですので、どういった構図の写真を撮影するかは太陽の位置と此処からの場所取り次第、この条件というのはブルーインパルスも同じなのですが、この写真をどのあたりから撮影するのか、というものも重要なのです。そして基地は広い。
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小牧基地、案外に広い基地です。いまでこそ輸送機部隊の基地となっていますが、かつては戦闘機部隊も配備されていまして、しかしこれから中国海軍航空母艦など、太平洋上から日本の防空識別圏に迫る脅威を考えれば将来検討しなければならない課題とも思うのだ。
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三沢基地の第3航空団、部隊がまだ第82航空隊という一個飛行隊を期間としていた当時はここ小牧基地に配備されていまして、小牧基地を離陸するF-86D戦闘機の映像などは怪獣映画にそのまま使われたこともある、微妙に当時と今と風景が重なるのは不思議に思った。
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F-86D戦闘機はレーダーを搭載した全天候戦闘機、これはいまでこそ戦闘機にレーダーを搭載しているのは当たり前の時代なのですが、航空自衛隊が創設された当時の主力は朝鮮戦争時代のF-86D、昼間戦闘機と呼ばれていてレーダーを搭載していない戦闘機です。
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F-86F戦闘機でも夜間飛行くらいは当然できました、けれどもそれは小牧基地から入間基地へ、という夜間に移動する場合というものでしてスクランブル発進などに当たるには相手の航空機を捕捉しなければなりません、近くまでレーダーサイトと指揮所は誘導する。
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夜間戦闘機ともいわれたものですが、F-86Dはレーダーを機首に装備していた、F-86Fもレーダーはあるにはあるのですが測距用レーダー、つまり搭載する12.7mm機銃6門を正確に命中させるための見越し角度を計算するためで索敵に使えるほどの性能がありません。
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小牧基地というのはそうした航空機が配備されていた時代のもの。いまは航空管制を教育する第五術科学校が小牧基地に配備されていて、2006年までは航空管制通りに誘導する教育訓練用にT-1B練習機が配備されていました、当時の富士重工が開発したジェット機だ。
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第五術科学校、考えてみればこの航空機を誘導する航空管制、なにしろ旅客機のように定点と定点の空港と空港を結ぶのではなく、動いている国籍不明機と緊急発進した戦闘機を結ぶ訓練です、草創期の時代に配備されたF-86D戦闘機は実任務と教育をやっていたのだ。
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T-1B練習機、いまのかたには、と書きますと大時代的といいますか世代認識というものを感じる頃合いになったものだと寂しくもある意味年代を感じるのですが、昔は航空祭でもT-1Bが飛行展示を行い、2005年は飛行展示をがんばりすぎて最中に白煙を曳いていたほど。
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富士重工、いまはスバルですが、日本で初めて量産したジェット機がT-1Bです、いや橘花が先だろうとおもわれるでしょうが、あれは量産したことになるのでしょうかねえ。橘花、開発されたジェット機としては日本初、任務は体当たり専用の特殊攻撃機でしたけれど。
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広い基地には過去の航空機も保存展示地区にならんでいるのですが、F-86DもT-1Bも配置されています、けれども航空祭の日にはどうしても先ず、撮影位置を確保しなければならない、すると保存展示機は日の傾いた時間帯に撮影する写真というものが私の場合おおい。
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エプロン地区、すると一風変わった場所から撮影して飛行展示終了後は素早く撤収する、ということも考えたのですけれども、結局は王道といいますか、広いエプロン地区にて撮影する事としました、帰りの事は、まあ帰りの際に群衆の中で考えよう、という訳ですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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