■今年も来年も美しく咲く平野桜
春は曙そして桜、2020年の春はCOVID-19の脅威度情報収集中故に慎重な春でしたが、2021年はなんとか脅威度の全容と対処法が朧に見えてきまして警戒しつつ観桜へ。
平野神社の桜が今年も満開でした。COVID-19の第四波が日本を狙う昨今、やはりといいますか、平野神社名物の出店などは総退去というコロナ時代の風情でした、賑やか過ぎない観桜を嗜む事が出来る、歴史が千年ほど戻ったような不思議な情感がひろがりました。
今木皇大神を主神としまして、久度大神と古開大神と比売大神とを祀ります社殿は、京都市北区平野宮本町、西大路通りに面した大学と住宅と神社仏閣が並ぶ一角に静かに佇んでいます。ここは平野の夜桜、日本における観桜発祥の地とされ、桜並木はなにより美しい。
天変地異といえば日本の専売特許、日本が防衛外交の情報分析には外交の善意と悪意の混合や歴史と文化の知己が織りなす深慮遠謀の観察と分析が、まだまだ不得手ではありますが、相手に悪意の無い災害となりますと、もはや危機管理は専売特許、さて次の手は、と。
コロナ時代は、なにしろCOVID-19の病魔よりもワクチンの副作用の方を懸念する程に感染拡大を抑えていますので、それでも副作用込みでワクチン緊急認可を急いでいれば、と一手読み違えた口惜しさはありますが、各国の戦時下に対し日本は未だ平時、と安心する。
台風と巨大地震、思い起こせばこの2021年という年はあの東日本大震災から丁度10年という節目の年ですが、忘れてはならないのが平成最後の巨大台風といえる平成30年台風第21号、大阪を中心西日本全域に甚大な被害を及ぼした最大です。平野神社も例外でない。
拝殿の修復が漸く完成しようとしています、2018年の平成30年台風第21号、暴風により倒壊した拝殿の修復です。この拝殿は慶安3年こと西暦1650年、東福門院徳川和子の寄進によって創建されたものですので、物凄い暴風でしたが、まさか倒壊するとは、と驚く。
二十二社上七社、平安朝の頃より国家に危急存亡の危機が迫る際に勅使の勅令を以て国家鎮護の祈祷を行う歴史があります。その社殿は二十二社註式に記されていまして上七社は、太神宮こと神宮伊勢神宮は三重県伊勢市に、石清水こと石清水八幡宮は京都府八幡市に。
上七社は京都周辺を護るように配置されていまして、賀茂こと賀茂別雷神社は上賀茂神社京都府京都市北区へ、賀茂こと賀茂御祖神社下鴨神社が京都府京都市左京区に、松尾こと松尾大社が京都府京都市西京区に、そして平埜ことこの平野神社が京都府京都市北区、と。
稲荷こと伏見稲荷大社は京都府京都市伏見区に鎮座していまして、春日こと春日大社は上七社にあって唯一現在は府外となります奈良県奈良市に鎮座しています。神社について10世紀初期に記した延喜式神名帳のものを更に高い格式としたものが二十二社上七社という。
COVID-19のコロナ禍下だからこそ、上七社に祈りたい、という程ではないのかもしれませんが、あの平成30年台風第21号により倒壊した拝殿が、このCOVID-19のコロナ禍下にあっても再建が順調に進む情景は、なにかこう、復興の力強さを感じさせるものですね。
第四波のCOVID-19コロナ禍下、実のところ世界を見渡しますとCOVID-19コロナ禍下に感染対策の成功を自称する各国はその直後に虚を突かれ大打撃に見舞われる例外なき状況故に、日本のCOVID-19コロナ対策もまだまだ及第点というところですが、及第点でよい。
平野神社の桜が今年も満開でした、桜並木を眺めるにはまだまだ第四波のCOVID-19コロナ禍下に慎重であるべきではあると思い、致死率2%という危険な感染症の広がりを前に、報道に見る繁華街の喧騒は若干憂慮するものがあるのですが、桜はまた来年も咲くのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
春は曙そして桜、2020年の春はCOVID-19の脅威度情報収集中故に慎重な春でしたが、2021年はなんとか脅威度の全容と対処法が朧に見えてきまして警戒しつつ観桜へ。
平野神社の桜が今年も満開でした。COVID-19の第四波が日本を狙う昨今、やはりといいますか、平野神社名物の出店などは総退去というコロナ時代の風情でした、賑やか過ぎない観桜を嗜む事が出来る、歴史が千年ほど戻ったような不思議な情感がひろがりました。
今木皇大神を主神としまして、久度大神と古開大神と比売大神とを祀ります社殿は、京都市北区平野宮本町、西大路通りに面した大学と住宅と神社仏閣が並ぶ一角に静かに佇んでいます。ここは平野の夜桜、日本における観桜発祥の地とされ、桜並木はなにより美しい。
天変地異といえば日本の専売特許、日本が防衛外交の情報分析には外交の善意と悪意の混合や歴史と文化の知己が織りなす深慮遠謀の観察と分析が、まだまだ不得手ではありますが、相手に悪意の無い災害となりますと、もはや危機管理は専売特許、さて次の手は、と。
コロナ時代は、なにしろCOVID-19の病魔よりもワクチンの副作用の方を懸念する程に感染拡大を抑えていますので、それでも副作用込みでワクチン緊急認可を急いでいれば、と一手読み違えた口惜しさはありますが、各国の戦時下に対し日本は未だ平時、と安心する。
台風と巨大地震、思い起こせばこの2021年という年はあの東日本大震災から丁度10年という節目の年ですが、忘れてはならないのが平成最後の巨大台風といえる平成30年台風第21号、大阪を中心西日本全域に甚大な被害を及ぼした最大です。平野神社も例外でない。
拝殿の修復が漸く完成しようとしています、2018年の平成30年台風第21号、暴風により倒壊した拝殿の修復です。この拝殿は慶安3年こと西暦1650年、東福門院徳川和子の寄進によって創建されたものですので、物凄い暴風でしたが、まさか倒壊するとは、と驚く。
二十二社上七社、平安朝の頃より国家に危急存亡の危機が迫る際に勅使の勅令を以て国家鎮護の祈祷を行う歴史があります。その社殿は二十二社註式に記されていまして上七社は、太神宮こと神宮伊勢神宮は三重県伊勢市に、石清水こと石清水八幡宮は京都府八幡市に。
上七社は京都周辺を護るように配置されていまして、賀茂こと賀茂別雷神社は上賀茂神社京都府京都市北区へ、賀茂こと賀茂御祖神社下鴨神社が京都府京都市左京区に、松尾こと松尾大社が京都府京都市西京区に、そして平埜ことこの平野神社が京都府京都市北区、と。
稲荷こと伏見稲荷大社は京都府京都市伏見区に鎮座していまして、春日こと春日大社は上七社にあって唯一現在は府外となります奈良県奈良市に鎮座しています。神社について10世紀初期に記した延喜式神名帳のものを更に高い格式としたものが二十二社上七社という。
COVID-19のコロナ禍下だからこそ、上七社に祈りたい、という程ではないのかもしれませんが、あの平成30年台風第21号により倒壊した拝殿が、このCOVID-19のコロナ禍下にあっても再建が順調に進む情景は、なにかこう、復興の力強さを感じさせるものですね。
第四波のCOVID-19コロナ禍下、実のところ世界を見渡しますとCOVID-19コロナ禍下に感染対策の成功を自称する各国はその直後に虚を突かれ大打撃に見舞われる例外なき状況故に、日本のCOVID-19コロナ対策もまだまだ及第点というところですが、及第点でよい。
平野神社の桜が今年も満開でした、桜並木を眺めるにはまだまだ第四波のCOVID-19コロナ禍下に慎重であるべきではあると思い、致死率2%という危険な感染症の広がりを前に、報道に見る繁華街の喧騒は若干憂慮するものがあるのですが、桜はまた来年も咲くのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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