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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

お正月の知恵・・・元気の素を考える (5/10 五感と生き甲斐と縄文)

2021-01-20 | 第二章「五感と体感」

年末年始の普段なら楽しい時期。それがコロナ禍の影響を受けて世界的に縮小傾向だった。そんな今年の正月だったので、よけい日本の古来からのお正月について、あれこれと妄想してしまった。増して、今年は「生き甲斐の心理学」の論文もあり、普遍的な人間観に思いを寄せていたことも輪を掛けた。

正月は古来から3つの要素のお祝いをしてきたのではないだろうか。

一つは身体である。美しく美味しく健康的なご馳走を頂き、衣服なども新しいものを新調したり着飾ったりする。かつては盆と正月くらいしか休みもなかった時代もあったようで、身体のケアという意味合いも大きかったのだと思う。お節。地方色豊かなお雑煮。お雑煮は何か縄文時代の匂いがするが。

次は家族一人一人の生育史のお祝い。正月のころは冬至の時期、太陽も若返るので一斉に私たち一人一人が一歳年をとる。数え年というのがそれで、太平洋戦争が終了して配給の時代から実質、数え年が廃止され満年齢が採用された。しかし、正月には数え年の習慣が残りそのお祝いのしかたも残った。数え年の伝統は多分相当古く私は縄文時代に遡ると推測している。お餅を年の数ほど食べたり、あるいはお年玉をもらったり。正月には全員の誕生日のお祝いという意味があったのだろう。一人一人の生育史を祝う素晴らしい伝統だ。

最後、3つ目は、年末の除夜の鐘や初詣などがある。これは、私たちの魂のケアなのであろう。個々の魂の平安を祈り、あるいは神仏に祈りを捧げる。人はなぜ生まれなぜ死ぬのか、何の為に生きるかは人類共通の謎であり、科学が進歩した今でも確実な定説はない。しかし、生きているのだから各自ベストguessで最善の考え方を選び取り、祈りを捧げたりする。

これで3つ揃ったが、さらに家族や集団での正月は、皆で会すので様々な年齢相応の課題を楽しむことができる。風姿花伝風に言うと年相応の花。現代で言うとエリクソンの発達心理学なのだろうか。正月はよく出来た、祖先達の知恵の集積だったように思えてならない。忘れてはいけない正月の知恵だ。

5/10 五感と生き甲斐と縄文

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