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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

境界を越えること・・・昼と夜、東と西など(6/10 五感と生き甲斐と縄文)

2021-01-23 | 第二章「五感と体感」

自分の成育史を調べていて気がついたことが一つ。私は東日本の育ちだが妻は西日本育ち。正月のお雑煮にブリを入れるかどうかで昔喧嘩したことがあったが文化が微妙に違う。そんなことを考えていたら、親も西日本と東日本。さらに一緒に暮らしたこともある祖父母も東日本と西日本。三世代にわたって国内異文化を経験しているのだった。

たまたま網野善彦氏の「東と西の語る日本の歴史」(講談社学術文庫)を読んでいたら、東日本と西日本の壁は意外に高いようで、昭和42年のデータでは夫婦が東西に別れるのは(本籍ベース)4~5%程度のようで、これが3世代続いたのは結構稀なのだろう。かつて東男に京女と言う言葉があったが(実は祖父母がそうだった)、これは今でいうと国際結婚のような意味合いも含まれていたのかもしれない。

NHKの朝ドラも東日本制作と西日本制作が交互になっているようだ、どちらかをずっと続けるのは支持されないのだろう。今は東京一極集中でより融合したようにも思うが、コロナ禍後はどうなるのだろうか。境が再び拡大するのだろうか。

ある環境に溶け込むこと。それは環境が空気のように自分のものになることだろう。しかし、本来空気と自分は違うように境に気づき空気に気づくことがある。それはを境界にさしかかった時だ。その時に私たちは陰影の中で空気の存在に気がつく。健康な人でも歳を取ると高齢者という境目に近い人となる。そして、昼の世界が当たり前でなく夜もあることに気づく。そして夜の平和を夢見ることも。縄文中期の関東の人は環状集落を作り、広場に祖先の墓をつくったりし死者と生者が隣り合わせの生活をした。今と違う境の感覚なのだろう。

先日は、運動不足に気づき近くの大栗川を夕方散歩した。まぶしい夕日の中で久しぶりにたくさんの水鳥を見て嬉しくなった。水鳥は県境も国境もなく飛来してくる。自由は良いものであり人もそうでありたいものだ。

 

6/10 五感と生き甲斐と縄文

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