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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛の原形を意識して大切な人と交流する・・今も縄文も (6/10 宝の幸福曲線 )

2021-09-30 | 第二章「五感と体感」

昨日は夕方近くの大栗川周辺を久しぶりに散策した。八王子市では午後5時になるとどことなく「夕焼け小焼け」(中村雨情作)のメロディーが流れてくる。幼いころ夕焼けを見ながら家に帰ったことを思い出す。

家では母が夕食の用意をしていてコロッケやニンジンのてんぷらを揚げていて、そのあとに楽しい食事が続く。

こうした思い出は、どうやら私の愛され方の一つの原形として心の中にしまわれ、その原形をもとに、少年時代、青年時代での様々な経験の中で愛し愛され方を身に着けていくようだ。それゆえに愛の原形は大事だ。

私たちは、日常の中でこうした原形に触れると愛を感じるものだが、残念ながら人それぞれの生育史は異なるのでAさんにとって、あることは愛の原形に触れるがBさんにとっては触れないということが当然ながら起きる。夕日を見て私は何かこころが温かくなるが、すべての人が温かくなるとは限らない。

さて、仮にAさんとBさんが結婚したとしよう。楽しい新婚生活を送るうちに次第に何か変だと感じるようになる。今は死語になってしまったが成田離婚などは極端なケースかもしれない。Aさんは共稼ぎの親をもち楽しい団らんは主に外食であった。Bさんは料理好きの母に育てられ家庭料理が好きであった。AさんはBさんとの生育史の違いに気が付き、Bさんの愛の原形を時折考えてAさんに尋ねたりする。やがてAさんのことを思って一緒に外食をして喜ばせたりすると、次にはAさんもBさんを思い料理を勉強して家庭料理の腕を上げるように。

お互いの愛の原形を探り、喜ばせあううちに変が逆に世界が広げていくことになる。もちろん公式があるわけではないので、まずは愛の原形について研究することが大事かもしれない。

縄文時代はどうだったのか。縄文時代の人々の生活や感情は考古学の知見だけではなかなか分からない。それでも盛期の中期などは情報が多く私も縄文小説が書けたが、そうでない例えば後晩期などは考古学の知見だけでは殆どわからず民族学などとの学際的知見でようやく再現できるのではと考えている。

縄文時代後晩期。洗練された漆技術を駆使した木器や土器。それに盛られた料理は弥生時代よりも豪華で栄養のバランスもよかったという有力な説がある。

さらに食事とは別だが、今でも同じように作れるかわからないような美しい耳飾りや装飾品がある。衣服も洗練されていたようである。

ハレの日に着飾って祭りを祝い、ごちそうを食べる。それはきっと幼い子供にとっても愛の原形になる経験だったのではないか。そして、大人になれば、AさんBさんのように、全く違う文化圏の村の人と近親結婚を避けて一緒になるかもしれない。著しく違う愛の原形の中で、先祖たちは必至にお互いを理解しあい、きっと世界を広げたのだと思う。もちろん成田離婚のように大栗川離婚?もあったかもしれないが。

6/10 宝の幸福曲線

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