イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

受容と賛同を誤解しないで支援する!(傾聴を考える 8/10)

2011-04-08 | 第八章「魂と聖霊」

 放射線汚染の話題がマスコミから日々報道され、さらに、それに対する様々な情報がインターネットの世界では蠢いているようである。特に、アカデミックな関係者の震災後の講演などがYouTubeなどに溢れ、知人に紹介されて2-3人の講演を思わずみいってしまった。

 私は、以前マーケティングの仕事をしていた経験もあり、客観的とされる数字も見せ方によって、全く違う印象を持たれることを学んだ。あるいは、数字の出所によっても極端に事実が歪曲化されることがあることも。数字を盲信してはいけない。

 アカデミック関係者といっても、例えば、原発反対派の学者もいる。その反対に、電力会社との関係が強い学者もいる。その講演を見たり聴いたりすると、単純な私はすぐに靡いてしまうところがある。そして、極端に、放射線汚染を怖がったり、反対に極端に楽観的になったり・・・まあ、あと一ヶ月もすれば、誰がおかしなことを言ってたかが見えてくるのではないかと思う。そして、信用できる人の話を聴くようにしたらどうだろうか。

 さて、放射線汚染の情報に振り回される今は、ある意味で混沌(カオス)の中にいるようなものである。そして、心やさしい人は不安の中で不安定になる方も多いようだ。

 そんな中、例えば放射線汚染で不安に陥っているAさんがいて、私にとって大切な人だとしよう。一方私は、放射線汚染に関してAさんほど極端に考えず、さほど不安に思っていないとする。Aさんは、不安が増大化し、食欲も無くなっている様子である。

 傾聴で、ラポールもつけ、自分が統合されていて、不安定なAさんのために頑張りたいと思ったとき、次のステップはAさんを受容していくことである。これは、Aさんの不安が何処から来るかを確認していくことかもしれない。

 Aさんが何故、不安を持つかに至ったかをお聴きする中で、AさんがB教授のYouTubeを見たということがあるかもしれない。私はB教授を例えば全く信用していなかったとしよう。しかし、傾聴の受容とは、賛同ではない。何故AさんがB教授の意見を信じるに至ったかをよくお聴きする。その感情を理解する。

 その中で、B教授の意見を聴き信じて、さらに不安を感じているAさんのありようを受け入れる。私とAさんは、基本的には他人どうしである。仮に親子であっても双子であっても、別の人格であり、成育史も身体も違う。

 自分も、一人の人間として、成功したこともあれば、愚かにもいろいろつまらないこともした。ありのままの自分を考えれば、Aさんの思考・感情・行動を裁くことは到底できない存在だ。

 そんな認識も、傾聴の中で、相手を受容することをしやすくさせてくれるようだ。

 そして、Aさんに賛成するわけではなく、共感する中で、傾聴は深まっていく。

 傾聴を考える 8/10

 人気blogランキングへ・・1クリックで燃えます!感謝しています!!!



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。