イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文時代の景観を眺め、湧き起こる感情を楽しむ(1/10 五感と喜怒哀楽)

2021-04-20 | 第二章「五感と体感」

今月もいつのまにか後半になってしまった。4月は期の替わり目でもあり、何かと忙しいのがこの時期だが、今年は甲信への旅や縄文時代の取材などをコロナ禍の一服の時ということで挙行してしまい輪を掛けた。しかし、結果としてはいろいろな発見があり有意義な数週間をいただいたように思う。お忙しい中でお相手をしていただいた方々に本当に感謝である。

コロナ禍で家の中に閉じこもる生活をしていると、やはり五感・体感を余り使わず、頭の中で将来や過去の不安を捏ねくり回しがちになる。私は本が好きで、本の世界に没頭するのもよいかもしれないが、不思議なことに五感が不活発だと今ここの緊張がなく、だらだらとしてくる。

旅に出て、美しい自然に接したり、縄文時代の真善美に触れたり、あるいは会話をすると、五感を通し活性化されるのだろう。過去や将来の不安は追いやられ、自由な自分の喜怒哀楽の感情に向き合うことができた。一般に暗い感情といわれる不安や怒りも時にあるが、旅では明るい喜びや楽しみといった人生全体ではまれな感情にいろいろ出合ったようである。春の風を肌で感じ、花のなんとなく甘い匂いを感じ、懐かしい音楽や坂を歩く感覚に出会う。冒頭の釈迦堂パーキングエリアの桃の花が咲き誇る大遺跡の風景からは、はればれとした喜びが!

しかし、コロナ禍が激しさを増している今は、人混みを避けた方が良いし外食も極力避けた方が良いようだ。そんな中での楽しみ方をいろいろ考えたが、「生き甲斐の心理学」の師匠から学んだアースフィーリングの楽しみ方がある。歴史的に有名な場所を訪ね、五感から湧き起こる感情を楽しむ。景観を見て雰囲気を感じ湧き起こるのは喜怒哀楽の感情。

 

昨日も、近くの多摩ニュータウン446遺跡(縄文早期から中期、それ以降も沢山)の周辺の堀之内沖ノ谷戸公園から夕日を見に。岡の上から静かに夕焼けを見ていると、何かしっとりとした平安感が湧いてくる。南西の方角には丹沢山系、その中に富士山もうっすら見えた。丹沢の最高峰蛭が岳に入り日が落ちるのを年末に見たが、入り日の位置は随分北側に偏り夏至も遠くないのだと感じる。近くに愛宕神社もあるせいかアースフィーリングは何か霊性を含んでいるようにも思う。湧き起こる感情の意味をのんびり肯定的に一人考えたりする。

 

もちろん、ここの景観は縄文時代の景観でもあるかもしれない。上の写真の右側は岡の上から南東の大栗川から多摩センター方面を眺めたものだが、5000年前の縄文中期前半の村があったところである。川向こうには中期後半の大塚公園にあるTN67遺跡が有名。そのころは冷涼化が進み暮らしにくくなっていた時代だ。コロナ禍とか最近多くなった自然災害で苦しめられている私達であるが、一万年以上の縄文時代の死と再生の文化から考えるとどうだろうか。祖先が時には未曾有の労苦の末に命のバトンタッチをしていただいたことを思うと何となく希望が湧いてくる。

遺跡情報はインターネットの時代でいろいろ公開されている。例えば東京都の遺跡情報は東京都教育委員会のホームページに掲載されている。東京都遺跡地図などで検索すると出てくる。そして、身近なところを調べてみると自分だけの熱い想いになる場所を発見できるかもしれない。感情はやっかいな印象を持つ人も多いが、感情を肯定的に解釈するというポイントを押さえると、感情との付き愛で豊かな人生が送れるように思う。

1/10 五感と喜怒哀楽

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