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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

さわやかに居直るのも大事 (自分を整理してみる 2/10)

2019-04-03 | 第二章「五感と体感」

 何でこんなことに?運命という他は無いようなことが起こることがある。ギリシャ悲劇のオイディプスのようなことが、まあそこまで行かないとしても、大小の悲劇が日常の中で起こるものである。

 そんな運命のいたずらの中で、どうしたらよいのだろうか?6-7歳のころ、小学校低学年のころに起こった2つの出来事を振り返ると、見えてくるものがあった。こんな具合だ。

 一つは6歳のころ、小学校に友達2人と登校するときに、一人の友達が交通事故にあったことがある。その後その友達は亡くなったのだが、その事件は長い間私を苦しめた。その友達が実はいじめっこの側面があり、事故の前にも私を虐めていたのだ。そして、友達が事故にあったときに安堵感が湧いたのだが、それを倫理道徳で抑圧してしまったのが原因だ。抑圧により不安神経症的な傾向が後に出てきたりした。抑圧された無意識の世界は怖いものだ。

 もう一つは、7歳のころ。戦後間もないアラスカの現地の小学校に入って何ヶ月かしたとき、何となく日本人ということでいじめにあったようだ(内容は忘れてしまった)。そして家に帰る途中、夕日に向かって「馬〇ヤロー」と日本語で大声で叫んだ。この「馬〇ヤロー」は、その後のさまざまな運命のいたずらの中で一つのパターンとして登場する。倫理道徳からすると問題はあるのだが、今から考えると、その時点での叫び(さわやかな居直り?)は、こころの健康という面では良かったと思う。

 さわやかに居直る(そんな格好良いものではないが)、それは変にねじ曲げるより心の健康上、大事だと思う。

自分を整理してみる 2/10

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