一昨日まで琵琶湖のほとりの某所で、U先生の勉強会に参加してきた。4月になり新しい人生の扉をあけた時でもあり、「自分を整理してみる」という今のテーマのときでもあり(笑)、なかなか充実した数日であった。なにより、恩師や学友と供に過ごす時間は格別であった。
いろいろな出来事の中から、新しい道を探しもとめ、そして自分で人生を選択し一歩踏み出す。こうした一連の流れは、当然ながら思考が大きな働きを果たすが、生身の人間にとっては感情や気持ちの問題が大きな障害になったり、逆に大きな助けになったりするように思う。若い頃の私を振り返っても、思考の問題はさておき、感情や気持ちのそうした働きを知っているかどうかはとても大事で、誰かがきちっとヒントを与えてくれ、自分で前もって準備していたならなと思う。
今日は一歩踏み出した時に、錯乱して舵をあらぬ方向に切ってしまうということを考えてみた。熟慮に熟慮を重ねて、自分の道を歩み始めた途端に、身近な人からの一言。そんなところが発端となって錯乱した行動をとりはじめてしまう。それは何でだろう、自戒をこめて思索してみた。
そもそも、新しい一歩を踏み出す時は、同時に何かから撤退することを秘めている。それは、今まで使ってきた名刺が役に立たなくなったり、引っ越ししたり、何か特定のアイデンティティ(自己同一性)の喪失があることが多い。特に流れのままにアイデンティティに関して無自覚な人生を歩んで来たときなどはは、その喪失に伴うショックは大きい。しかし、自分とは何かを考え、本物のアイデンティティを築くきっかけにもなるので、本来は大切なときなのだろう。しかし、混乱し他人に迷惑をかけてたりするので注意が必要だ。
さて、アイデンティティの問題とは別として、人それぞれ弱点となる感情がある。U先生の生き甲斐の心理学では良く、不信感、疑惑・恥辱、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤独感、停滞感、絶望感といったネガティブな感情に注目する。自分がどのような状況の時に、時に病的にまでなるかをのんびりと思索すると、例えば自分はXXXが弱いのかなと気づくものである。日々感情の傾向も変わるものでもあるので、定点観測的にベスト3のように重み付けするのも良いかもしれない。そうした中で、混乱に拍車をかけるような感情がわかれば、凄い成果だと思う。
因みに、そうした感情を解決するポイントは、次のようなものです。参考まで。不信感は希望・親鸞感、恥辱・疑惑は意思力・自律性、罪悪感は目的志向性・自発性、劣等感は技能・勤勉性、自己混乱感は忠誠心・アイデンティティ、孤立感は愛・親密性、停滞感は世話・生殖性、絶望感は知恵・自我統合性。
写真は鳥浜貝塚の近くのハス川にて。数千年前の祖先も丸木舟に載って、ヒョウタンに水でも(お酒かもしれないが)つめて新しい扉を開けたかも!今日も元気に妄想しています。
自分を整理してみる 3/10
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森 裕行 | |
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