人との出会いも重要であるが、本との出会いも人生を左右する。
本を読むことが出会い?自分の中では、何かずっと違和感があった。昔高校生の時に、国語の先生と同級生と喫茶店で話したことがあった。その中で、「何で本を読むのか?」という話題があった。「純粋な興味がある一方、読まねばならないという義務感のようなものがある。」と答えたように思う。
あれから40年。今何と答えるのだろうか。やはり同じような回答になるだろうか?あまり変わらない部分もあるが、もうひとつあるのは、著者の心意気に触れるという感じが増えたように思う。
手元にあるのは、W.ジェイムズの「宗教的経験の諸相」。これは1902年3月にハーバード大学で書かれた序文がのっている。宗教心理学の分野を切り開いた方の熱い思いが感じられる。もちろん私が生まれた50年前の米国も著者も知らないが、その知恵がここにあると思うと、感動を覚える。
年をとってくると、本ひとつも、単なる物体というより、親しみのある方の何かといった感じに変わってきたように思う。
本との出会い。大学生の時に読んだ様々な本。やはり、今の自分を導いてくれていると思う。また、今読んでいる本も、これからの自分を導いてくれるように思う。
文字文化のある時代に生まれて幸せである。
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でも,”死ぬまで勉強””本との素晴らしい出合い”というのも、良くわかります。大事にしたいですね。
ありがとうございます。