博学であるこのブログの読者の皆様、0の意味をご存知ですか。
大きく分けて
1.無を表す0
2.十進数の位取りの空位を表す0
3.基準としての0
の3つの意味があるとは黒木哲徳先生の『入門算数学』(日本評論社)からの受け売りです。
このことを全く知らないわけではなかったのですが、たまたま負の数の四則演算とかのことを皆さんどう書いておられるのかなと気になっていくつかの本を見ていたら、書かれてありました。
(負の数)*(負の数)=正の数
などという中学校の最初に学ぶ掛け算規則とかもご存知ですか。
いや、いい方がわるかったですね。このかけ算の規則を知らない人はいないでしょう。どう理解するかということでした。
これは私は「ある数に(-1)をかけることは数直線の0を中心としてその数直線を180度回転することだ」と数学のただ塾では教えています。もし、3の(-1)を掛けると-3になりますが、これはちょうど数直線の3の目盛りのところが0を中心にして-3に回転移動して求まります。
(-3)に(-3)を掛けたときはどう考えるのだと思われましたね。掛ける数の-3を3*(-1)と考えれば、いいでしょう。
0の意味のうちの十進法の位取りの空位を表す0とは306みたいなときの十位の0みたいなものをいいます。また2006との00も十の位と百の位の空位のゼロもそうです。
基準の0は温度計の0度に具体的に表されています。無の0は3個あったお菓子を兄弟3人で食べしまったと言ったときのように何も残っていないときに、無の0となります。
たかが0ですが、意味もいろいろですね。
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